日記、357日目。

自宅を出てすぐのところで宅配の男性が「現実と言うのはさ」と言ったのに対して「今日わたし外ハネでさ」と返している二人組の会話を目撃する。不思議な対戦カードだと思った。

パン屋でパンを数個買って食べる。小洒落たパンの名前がまったく覚えられない。カンパーニュってサンドイッチのことだと思ってた。最近、英語を学習する気になったので教材やスクールの資料に目を通し始めているのだが、パンの名前って英語じゃないもんな。フランス語なんて第二外国語でしか触れたことがないし。いっそパリにでも行ってみたら覚えられるだろうか。自分がパリにいるイメージがまったく湧かない。

5月に突入したらやりたいことを考える。海行って本でも読むとか、それくらいのことをしたい。それくらいとか書いたけどいちばん重要な気がする。大幅に勘違いしながら諦めたものを取り戻しに行く作業を優先するだけのことがしたい。あとは普通に昼から焼肉とか行きたい。次、時間ができたら急にしてしまうかもしれない。いきなり昼焼肉。

不意に、おもしろくない愚痴を発信する人の考えていることがわからない、みたいな気持ちが自分の心の内にあることに気づく。自分が恵まれているということではなく、単に不愉快が恐ろしいのだと思う。自分が不愉快な人間だと思われることもおそろしいし、不遇を真に受けてしまう人の存在がおそろしい。それについて考えていやな気持ちになり始めたところで昨日の友人から電話があり、また適当に話した。

時間を確保できずにここ数日出来合いのものばかりで食事を済ませているからなのか、からだの水分のバランスがだいぶ崩れている感じがして非常にきもちわるい。そんなに繊細だったのか、この肉体。できるだけ野菜を食べて整えたい、大根とか。もしくは水上置換法を用いて丸ごと入れ替えたい。私が気体であるならば。