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トウメイなわたしたち

わたしたちは みんな トウメイで 生きているに違いない

足首に触れる裾
シルクの肌着の気持ちよさ
文字を書く時の 鉛筆のにぎり心地

はみがきをしているときの
口の中の感触を 思い出せる?

わたしたちは あまりにも トウメイに 生きている

あったかい シャワーのしたたり
化粧水の匂い
寝転がって 重力から解放されたときの 安心感

飲み込んだ水の冷たさは
どこまで追いかけられるんだろう?
すぐに、僕と一つになって、消える


息を はいて はいて 限界まではいて
身体中に満ちる 酸素


鼓動を刻んで 色がつく。
わたしたちは あまりにもトウメイで


_____________
昨日、突然降りてきたうた。
詩を書くのはもう7年ぶりで。
言葉がただ、溢れてきて、涙が出た。
何かが浄化されたような。
また、軽くなった。

ありがとう。

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