ChatGPTの敷居を下げたい

「ChatGPTってなんかよく分からないし、使っても大丈夫なのかなぁ?」
「使ってみたけど何をやったらいいのかよく分からなかったよ」
そんな方にこの記事を読んでもらいたいです。

簡単に登録して無料で使えるしまったく怪しくない

ChatGPTはnoteとかXとかYouTubeと同じようなものです。
何が同じかというと、それらと同じように、登録をすれば便利に使えます。
ChatGPTで検索すれば一番上に出てきます。
スマホアプリ版もあります。
一般会員は無料です。有料会員もありますが加入しなければ普通に無料で使えます。
無料でも普通に使う分にはほぼほぼ問題なく使えます。
何ができるかというと、話し相手になってくれて、こちらが何を言っても返してくれます。

使い方① 適当な文章を量産する

最初は入力するところに「こんにちは」とかを入れると、「こんにちは。何か手伝えることはありますか?」みたいなことを返してくれると思います。
何を手伝ってもらいましょうか?
ChatGPTにはとりあえず何でもそれっぽく作って返してくれるという特性があります。
それを利用して、例えば、反省文とかアンケートの回答とか、それっぽく書いて提出しなくてはいけない文章を出力してもらいましょう。
以下のように書くと、ChatGPTがそれらしいものを返してくれます。
「遅刻して反省文を提出しなくてはいけません。例文を書いてみてください。」

遅刻してしまい、心よりお詫び申し上げます。私の行動が皆さまにご迷惑とご不快をおかけしたことを深く反省しています。時間の大切さを再認識し、今後は一層の努力をして遅刻をしないよう努めます。信頼を回復し、皆さまにご迷惑をかけないよう努めるとともに、自己管理の徹底を図ります。改めてお詫び申し上げますとともに、今後ともご指導を賜りますようお願い申し上げます。

イイ感じですね。
文章の長さは、「もっと長くして」とか「もっと短くして」とかお願いすると、それらしい長さで出力してくれます。

使い方② 自分が書いた文章を分析してもらう

今度は逆に、自分が書いた文章をChatGPTに読んでもらいましょう。
入力の仕方としては、例えば次のようなやり方があります。

■質問
以下のショートショートのどこら辺がおもしろいか教えて
■ショートショート
[書いたショートショートをそのままコピペする]

入力例

入力文字数の上限はちょっとサイトによって書かれ方がまちまちなのでここでは明記しませんが、
1000文字ぐらいなら余裕でちゃんと内容をくみ取って返事をしてくれます。

私が書いた文章をChatGPTに読んでもらった記事があるので、
参考として貼っておきます。

使い方③ 無限にボケ続けて反応し続けてもらう

ボケたがりだけど、周りにスルーされてツッコんでもらえない人に朗報です。
ChatGPTなら、どれだけボケてもツッコミ続けてくれます。

以下、私のしょうもない記事なのですが、
「会社でパンツをかぶって出社するように言われたのですが、かぶりたくないです。他の社員はみんなかぶってます。」
というような意味の分からないやり取りを無限に続けても反応し続けてくれます。

そんなことやらなくていいじゃんと思うかもしれないですが、
そういったところからなにか気付いたりするもんなんじゃないかなぁと思ったりします。
あと、同じようなやり方で、悩みごとの壁打ちにも使えます。割とやってると気持ちが落ち着いたりします。

使い方④ 有名なものをリストアップしてもらい、気になったところを詳しく聞く

ちょっとだけ応用になりますが、
ChatGPTへの聞き方のコツを説明していきます。

例えば、アメリカ文学について知りたくなったとします。

以下に「アメリカ文学について教えて」と聞いた時の回答例を載せますが、ちょっと長くて見にくいです。

アメリカ文学は多様で幅広いジャンルやスタイルを持ち、その歴史は非常に豊かです。以下に、アメリカ文学の概要と代表的な作家・作品を紹介します。

初期のアメリカ文学:
17世紀後半から18世紀にかけて、アメリカ植民地において宗教的な作品や日記が盛んに書かれました。代表的な作品としては、ジョン・ウィンスロップの「マサチューセッツ湾植民地のモデル」や、アン・ブラッドストリートの詩が挙げられます。

アメリカ黄金時代の文学:
19世紀に入ると、アメリカ文学は黄金時代を迎えます。この時期には、ワシントン・アーヴィング、エドガー・アラン・ポー、ナサニエル・ホーソーン、ハーマン・メルヴィルなどの作家が活躍しました。特に、アーヴィングの「睡れる伝説」「リップ・ヴァン・ウィンクル」、ポーの「アラン・ポーの詩と物語」、ホーソーンの「スカーレット・レター」、メルヴィルの「白鯨」などが代表作です。

19世紀後半から20世紀:
19世紀後半から20世紀にかけて、リアリズムやナチュラリズムが主流となります。マーク・トウェインの「ハックルベリー・フィンの冒険」やヘンリー・ジェームズの「デイジー・ミラー」「ターン・オブ・ザ・スクリュー」、エドウィン・ウィップルの「オン・ザ・ワイヤー」などがこの時期の代表作です。

20世紀のアメリカ文学:
20世紀に入ると、モダニズムやポストモダニズムの影響が見られます。代表的な作家としては、F・スコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」、アーネスト・ヘミングウェイの「老人と海」、ウィリアム・フォークナーの「アブサロム、アブサロム!」、トーマス・ピンチョンの「重力の虹」などが挙げられます。

21世紀以降:
現代のアメリカ文学では、様々なジャンルやスタイルが混在し、多様性が際立っています。代表的な作家としては、トニ・モリスン、ドン・デリロ、ジョン・アップダイク、フィリップ・ロス、ジョナサン・フランゼンなどが挙げられます。
アメリカ文学はその多様性と歴史的背景から、世界中で広く愛され、研究されています。

こういったときに、
「アメリカ文学の有名な作品とその作者を箇条書きでリストアップして」と聞くと、次のように回答してくれます。

以下は、アメリカ文学の有名な作品とその作者のリストです。

「マウンテン・オブ・マジック」 - ハワード・フィリップス・ラヴクラフト
「アドベンチャーズ・オブ・ハックルベリー・フィンの冒険」 - マーク・トウェイン
「グレート・ギャツビー」 - F・スコット・フィッツジェラルド
「老人と海」 - アーネスト・ヘミングウェイ
「アブサロム、アブサロム!」 - ウィリアム・フォークナー
「重力の虹」 - トーマス・ピンチョン
「グリーン・マイル」 - スティーブン・キング
「モビイ・ディック」 - ハーマン・メルヴィル
「トキワ荘の青春」 - ジェームズ・ボールドウィン
「グラス」 - J・D・サリンジャー
これらは、アメリカ文学の中でも特に有名な作品の一部です。

ヘミングウェイの「老人と海」は聞いたことがあるけど内容は知らないなぁと思ったのであれば、そこを詳しく聞いてみましょう。
「ヘミングウェイの老人と海のあらすじと面白いところと注目すべき登場人物を教えて」

『老人と海』は、エルネスト・ヘミングウェイによって書かれた短編小説で、1952年に出版されました。以下にあらすじと面白いところ、注目すべき登場人物を示します。

あらすじ:
キューバのハバナ近くに住む老漁師サンチャゴは、84日間もの間、大物のマグロを捕まえないでいました。そのため、村人たちは彼のことを運が悪いと思っていました。しかし、サンチャゴは強い意志を持ち、最後の一本を狙って再び海に出ます。そこで、彼は大きなマグロを見つけ、激しい戦いの末に捕まえることに成功します。しかし、その後、サメたちにマグロを食べられ、空っぽの船で帰港することになります。

面白いところ:
この小説は、ヘミングウェイのシンプルな文体や哲学的なテーマ、そして自然との対話など、彼の代表作の一つとされています。
作中で描かれるサンチャゴの精神的な闘いや孤独感、自然との対峙など、深い哲学的洞察が魅力的です。
マグロとの戦いや、その後のサメたちとの戦いなど、緊迫感あふれる場面があります。

注目すべき登場人物:
サンチャゴ:老漁師で物語の主人公。精神的な強さや執念を持ち、一匹の大物マグロを捕まえようと奮闘します。
マンボ:サンチャゴの仲間で、彼に協力する若い漁師。サンチャゴの捕鯨の計画を支援し、彼に助言を与えます。
『老人と海』は、人間と自然の力強い絆や、困難に立ち向かう勇気、そして人間の尊厳についての哲学的な洞察を描いた傑作です。

これが分かれば、
ヘミングウェイの老人と海について話題に出た時に、
「サンチャゴっていう老漁師がマグロやサメと戦う話だったっけ?違ったかなぁ?」と知ってる風の雰囲気を出せます。

注意:ChatGPTは割と嘘というか適当なことを言う

ChatGPTはちょいちょい誤情報を混ぜてしまいます。
特に、直近の情報は答えられなかったり間違っている内容が出てくることが多いです。
(逆に歴史的に評価がある程度定まっているものは割と正確に回答してくれます)

例として、「M-1の2023年大会のファイナリストを教えてください」と聞いてみます。

申し訳ありませんが、M-1の2023年大会のファイナリストについての情報は私のデータベースには含まれていません。M-1は日本のお笑いコンテストであり、2023年の大会のファイナリストに関する情報は、現地のニュースや公式の発表などを通じて確認する必要があります。

他にも「YOASOBIのアイドルってどんな曲ですか?」と聞いてみたところ、だいぶあやしい答えが返ってきました。

YOASOBIの「アイデンティティ」という曲がありますが、「アイドル」という曲は存在しません。YOASOBIは、日本の音楽ユニットで、さまざまなジャンルの楽曲を制作していますが、「アイドル」という曲は彼らの楽曲の中には含まれていません。「アイデンティティ」は、YOASOBIの楽曲の一つで、その中でも特に人気があります。

このように、流行りのものについては割と疎いです。
まぁ、普通にどこにでもまちがった情報を言ってる人はたくさんいるので、そのぐらいのものだと思いましょう。
なんでも断言せずに、知ったかぶりするときも「●●だったかなぁ」とするのが無難ですね。

今回は以上です。
もしよかったらChatGPT使ってみてください。
便利ですよ。

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