帰ってきてくれた赤ちゃんは神様からの贈り物
2018年5月、凍結してある最後の分割胚を移植。
これで本当にもう最後の最後。
受精卵は−196℃の世界から、解凍され、暖かい子宮に入り、眠っていた生命力を呼び覚ます。そしてここからは、自らの力で猛烈な勢いで細胞分裂を繰り返し、私の子宮にしがみつき、根をおろす。私の身体に新しい命が宿る瞬間。
ここは神の領域。不妊治療の偉い先生だって、医学が進歩しても、きっと誰も操作する事はできないと思う。
40歳で体外受精をして子供を授かる可能性は限りなく低く数%だと言われていたけれど、