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宮崎駿さん最新作『君たちはどう生きるのか』わかる、わからないを超える楽しみ方❗️

<今日のテーマ>
◎監督自身にも答えはわからない
◎わからない映画をどう観るのか
◎論理的に話さなくてもわかることがある
◎感じてから言語化する

今話題の映画、宮崎駿監督、最新作『君たちはどう生きるのか』を観てきました。

監督が、人間という存在を思う、深い愛に魂を揺さぶられた映画でした。
素晴らしかったです。

宮崎駿さんの年齢を考えると、もう最後の作品かもしれない。
最後に、どんなことを世界に投げかけてくださるのだろうと、
そのことを楽しみに見てまいりました。


監督自身にも答えはわからない

自分でもなぜかわからないのですが、
最初、始まって1分くらいから泣きそうになり、
エンドロールでもグッとくるものがありました。

このセリフにはこういう想いがあるのかな。
このモチーフにはこういうメッセージを込めているのかな。
この展開で語りたかったことはこういうことかな。

そんなことに思いを馳せていました。

もちろん、正解はわからないですし、
もしかしたら宮崎さんも正解がわからないまま
書いていたのではないかなと思います。

というのは、吉本バナナさんとの対談動画で
自分が考えて自分が書いているというよりは、
既にあるお話が、自分を通って出てくるというか、降りてくる。
そんな感じだよね。

と話をされていたからです。
これは、多くの作家と言われる方も、同じのような感覚だと聞きます。

確か、ヘミングウェイだったと思いますが、自分のペンを小説を書いていく速さが、話が降りてくる速さに追い付かなくなる、とおっしゃっていたそうです。

宮崎さん自身が監督をして、脚本を書いていますが、答えがわかっているとは限らない。
正確に言うと、答えを限定してはいないのではないかな、と思いながら、
何を伝えたい作品だったのだろうと、ずっと感じながら観ていました。


わからない映画をどう観るのか

今回の作品は賛否両論で「わからない」という声が結構あるようですね。

恐らく、この話はどこに繋がるのかとか、これはどこで最終的に回収されるのかなとか、
答え合わせをするように、映画を観ようとすると、わからない部分が出てくるのでしょう。

このように、頭で考えて観ることもできますが、心で感じようと観てみると、わかるとわからないを超えた受け取り方ができると思うんです。

人の話を聞く時もそうです。

わかる、わからない、というところに拘りたくなると思いますが、
それを、超越してしまうのが「感じる」だと思うんです。

今、哲学の構造主義について書かれたを読んでいるのですが、
一文一文を理解できるわけではないです。
でも、全部読んでいくとなんとなくわかるんです。


論理的に話さなくてもわかることがある

それから、話すことが苦手な友人を聞いていると、
話があちこち言ったり、言葉が足りなかったり、言葉を誤解して記憶していたりして、
わからない部分がたくさんあるのですが、

頭で考えるのではなくて、全体を感じようとすると、なんとなくわかるんです。

その体験から、話を聞き方、映画の見方、本の読み方において、
相手のメッセージをどう聞いて受け取るのか、少しずつ変わってきたのかなと思います。

これから、映画を観に行かれることもいらっしゃると思います。
意味をわかるわからないをギューッと観る方法もありますが、
全体で感じる見方をしてみると、わかる、わからないを超えたメッセージが、胸に飛び込んでくると思います。


感じてから言語化する

マスタークラスの授業では、一人ひとりのスピーチにフィードバックしていきます。

フィードバックをする人が、全体を感じて聴いているのか、頭で考えて聞いて、部分を捉えているのかに違いが表れていました。
どちらも必要に応じてできれば良いですね。

頭で考えて部分を抽出すると一部分について語ることは一般的ですが、全体を聞くということをやってみると良いと思います。

別の言い方をするならば、右脳で聞くということでしょうか。
歌の師匠に、「右脳が先=感じることが先」「左脳は後=考えるのは後」と教わりました。

右脳で入力して(感じる)、一旦それを脳梁を通して左脳にもっていて、伝える場合は言語化する(考える)。

その時はわからなかったですが、ようやく、最近になって、感じることが先で、それから、感じたことを言語化するということがわかるようになりました。

先日の授業で、生徒さんから、私は「考えて話しているように聞こえる」と言われました。
そうなんですよね。

言葉は左脳的です。言語をつかさどるのは左脳なので、しゃべっている時点で論理的だったり左脳的になります。

でも実は、その前に、右脳をグルっと通っている感じなんです。

でも、言葉だけ聞いているとそれを感じにくいよね、という話になりました。

「感じてから言語化する」
「感じてから考える」

そんな風に、人の話を聞いたり、映画を観たり、本を読むなど、色んなインプットを試してみると、これまでと違った理解、体験が起こるんじゃないかなと思います。

今朝のVoicyでお話しました🎧


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