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Dark City of GeistHeim-1

|PROLOGUE|プロローグ

 街からは潮と生臭い匂いが漂っていた。島に近づくとそこにある建物は薄汚れ、一見すると人の住まない廃墟のようにも見える。いや、港には数隻の小型船が停泊しており、船員たちが荷物を降ろしている。この海域は水深が浅く、大型の船舶は港に入ることはできない。街を訪れる人間は10人乗れば満員になるような、小さな舟を使って上陸するしかない。
 死霊都市「ガイストヘイム」。百年前に繁栄を極めたこの都市は一夜にして壊滅した。その原因は今だに不明である。神の怒りによる天罰、魔術師が召喚した悪魔の襲来。いくつかの話が残っているが、真相は分かっていない。 
 今わかっていることは1つ。この街には持ち主のいない宝物や古代の遺物が多く残されているということだ。街のある島は数年前まで激しい海流に囲まれていた。小さな舟では近づけず、大きな船は島の周りの浅瀬を超えることができない。百年間、街は海で閉ざされていた。それが数年前に海流の流れが突如止まり、小型船なら街に入ることができるようになった。

 それから街には一獲千金を夢見る「冒険者」、近隣の国々から派遣された「傭兵隊」、百年前の異変を調べるために訪れた「エルフ」、街に近い鉱山の良質な鉱石を求める「ドワーフ」、混沌と戦いを切望する「オーク&ゴブリン」。様々な種族が上陸を始めた そして百年前から街の闇に住み続ける「混沌の怪物」や「不死者」達も目覚め始めた。
 ガイストヘイムでは戦士たちはそれぞれの目的の為に戦いを続けている。幽霊都市が白日の下になるのか、あるいは闇が覆いつくすその日まで・・・・

GeistHeim・・・この文書はミニチュアを使ったテーブルゲーム「ウォースタッフ WARSTUFF」(昨年、合同会社ニューゲームズオーダがイベントで無料配布)を遊ぶ際のストーリーとして作成したものです。随時、各勢力の解説や市街地戦の追加ルールをノートにて連載予定です。

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nishiyama

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