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「聖地 南山城 -奈良と京都を結ぶ祈りの至宝-」@奈良国立博物館を鑑賞しました!

奈良国立博物館にて開催中の 「聖地 南山城 -奈良と京都を結ぶ祈りの至宝-」(2023.7/8-9/3)を鑑賞。

いやあ、素晴らしかった!!!
どの資料も仏像も軸装もとにかく素晴らしかったです。

最近、展覧会鑑賞時に感じたことをササッと目録にメモしているんですが、今回も暗号みたいになってますね😅

いつもなら何気なく眺めるだけの書面や経典が、今回ばかりは、ピックアップされた翻訳部分が的確過ぎて、
「え!まさか!そうなの!?!」
と、資料から滲み出るストーリーに1人胸熱状態になったりもしました。

例えば、『一切経』(鎌倉時代・京都 興聖寺)。貞慶が残した経典を、弟子や南部僧侶の皆さんが必死に書き写したそうで、それぞれの巻末に、教えを元に老眼甚だしいけどとにかく頑張って書き写したとか、涙目になりながらも頑張って書き写したみたいな一言コメントが添えてあり、僧侶たちの熱い気持ちがビンビン心に伝わり、胸熱とはこのことか!と感動してしまいました。

素晴らしい資料の数々とそれぞれの秀逸な解説キャプションの数々に、担当学芸員さんの鋭い眼差しが感じられ痺れてしまいました。

他にも沢山気になる資料があり、3時間ぐらいかけてじっくり鑑賞し、大変満足した時間を過ごすことができました。

仏像についても、沢山眺めていると勝手にガチムチ系、しっとり系、イケイケ系、渋ゴリ系、イケイケどんどん冷静系、キレ系優等生型等と分類つくったりと脳内で大変楽しませていただきました。

奈良国立博物館では9/3(日)迄の開催だそうです。

トーハクにも巡回されます。
浄瑠璃寺の修復後の阿弥陀坐像は奈良博では2体ですが、トーハクでは1体のみの展示となるそうですよ。

「聖地 南山城 ―奈良と京都を結ぶ祈りの至宝―」
令和5年(2023)7月8日(土)~9月3日(日)
前期:7月8日(土)~8月6日(日)
後期:8月8日(火)~9月3日(日)
奈良国立博物館 東・西新館
https://www.narahaku.go.jp/exhibition/special/special_exhibition/202307_minamiyamashiro/

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