"ちょうどいい"は、ジャンプ台。 | 「言葉の企画2019」第2回


阿部広太郎さん主催の「言葉の企画2019」第2回!
今回も、課題と講義で感じたことを
つらつらと書いていけたらなあ、と思います。

第2回のテーマは「企画書に触れる」
前回と同じく、今回も事前課題がありました。
それは、とあるフォークデュオに関する企画書をつくること。

阿部さんの赤字に衝撃を受け、
他の企画生にただただ嫉妬していた第1回。

そのあとのnoteで「熱意を、一番前へ」という
決意を固めたからこそ、今回こそは結果を出したい。
正確には、結果につながるかはわからないけど、
刺さった言葉を自分の血肉に変えていきたい。
第1回と第2回を比べて、
どれくらい自分が成長できるのか確かめてみたい。
そんな思いをもって、企画に臨みました。

前回のnoteはこちらから!


贈ってもらった言葉を、確かめていく。

本気の自分がそこにいるか。
企画書を見るひとたちの顔を、想像できているか。

第1回で阿部さんから贈ってもらった言葉を、
一つひとつ確かめていく。
ふだん企画書を書く仕事をしているのに、
こんなにハッキリと課題を明確に意識したことは
なかったかもしれない。

今思えば、詰め切れていない部分も本当に多かった…。
それでも、本気の自分を込めることをしてこなかった僕は、
自分が心からやりたいと思えることを探して、
それを企画書としてカタチにすることだけで精一杯でした。

少なくとも、第1回と比べれば
企画書に向き合う姿勢が確実に変わった。
課題を考えている最中にも、そんな、確かな実感がありました。

そして、企画が完成。
「課題を達成できているか」
「評価してもらえる内容になっているか」
正直、提出する段階ではそういう考えは全然なくて、
「本気の自分を宿した企画書になっているか」
「見る人を喜ばせることができるか」
その2つで頭がいっぱいでした。

ある意味、これは挑戦です。
これまで熱意を表に出すことをあまりしてこなかった人間が、
たった一回の講義でどれくらい変われるか。

言葉を贈れば返ってくる。やまびこのように。

そんな言葉の通り、阿部さんは
膨大な時間を使って全員の企画に赤字を入れて
言葉を贈ってくれている。

企画力を磨きたい。
自分が変わるきっかけをつかみたい。

本気で参加した「言葉の企画」だからこそ、
贈ってもらった言葉に企画で応えたい。

そう思って考え抜いた企画を提出。
また衝撃をくらってもいいや。
赤字で思いっきりダメ出しされても、また成長できるから。
提出した直後は、そんな風に少しだけ、
やりきった気持ちに包まれていました。


3/71

そして講義当日。

阿部さんからの課題へのフィードバックが始まりました。
このポイントはおさえておいてほしい。
基本は、こうやって考える。
そんな解説が入った後、
阿部さんがいいと思った企画を紹介するパートへ。

選ばれる訳ないか、70人以上いるし。
そんな風に考えながらも、シートから目が離せない。
そして、真っ白なスライドに
3名の企画生の名前が映し出される。

なんと、選んでもらえました。
3/71。

もちろんあくまで、阿部さんが思う3人。
でも、自分が可能性を感じた場所で、
主催者である人に企画を選んでもらうことができた。

第1回の悔しさと嫉妬。
それが、確かに自分の力になったことを
実感した瞬間でした。

「ちょうどいい温度感」という言葉の意味。

阿部さんが、なぜ僕の企画を選んだか。
解説をしてくださるなかで出てきた言葉が、
とても印象的でした。


「ちょうどいい温度感」


これを聞いてまず思ってしまったのは、
「企画書として突き抜けている」
ということではないのだろうと。

思えば、昔から何かで飛び抜けて目立ったり、
個性を前面に押し出す…みたいなことは苦手でした。

自分が褒められる時にそえられる言葉といえば、
「優秀だね」とか、
「いいバランスだね」とか、
「正しいね」とか。

そんな、どこか引っかかるような言葉たち。
良く言えば、要領がいい。
悪く言えば、器用貧乏。

「やっぱりそういう性格が、企画にも出ちゃうのか」。

心のどこかで薄々と感じていた
コンプレックスのようなものが浮き上がってきた気がして、
嬉しいような、悔しいような…
そんな複雑な気持ちを抱いてしまいました。


けれど、逆にこれはチャンスかも?とも思いました。

「物は言いよう」の力は強い。

第1回での阿部さんの言葉。
「ちょうどいい温度感」って、
ネガティブにも、ポジティブにも捉えることができる。

もしかしたら、ちょうどいいかどうかで
評価されている人って少ないかも?
むしろ、”超ちょうどいい企画”を突き詰めたら
それってどうなるんだろう?

贈ってもらった言葉をどう捉えるかは、本人次第。
せっかく選んでいただいて、みんなの前でプレゼンまでして
自分が受け取った言葉。

だからこそ大切にしたい。

まだまだ分かりませんが、
「ちょうどいい温度感」の企画を探っていくことは、
自分らしさを見つけることにつながるかもしれません。

...

長々と書いてしまいましたが、
第2回を通して自分の中に生まれた思いは
こんな感じでした。

第1回で打ちのめされて、
第2回では成長を実感できた。

「まだまだいける」。

今は、そんな前向きな気持ちが強いです。


最後に、第2回の講義の中で
自分の心に残った言葉をご紹介します!

・プレゼンの場で糸のほつれのように出てくる言葉は、とっても大切。
・正論より楽論。
・夢をみてほしい。
・名前の奥にある思いを出さないで、どうするんですか。
・写真はまなざし。
・言葉を贈り物として、提案する。
・ネガティブな気持ちはジャンプ台になる。
・言葉持ちになろう。


それでは!


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