次の誰かを照らす音【星野源ANN】
10月24日。
星野源のオールナイトニッポン。
しがない19歳、から始まる一通のメール。
それは若林さんとの曲からインスピレーションを受けたジングルでした。
源さんは本文を読みませんでした。
ただ。
「すごく自分を卑下している」と指摘したのです。
文面を読むと自分で自分を攻撃してるのだ、と。
「それ、やめたほうがいい」
源さんがリスナーに対して、こうも明確に断言するのはとても珍しいです。
多少ふざけての否定ならあるでしょうけれども。
この時は、はっきりと言い切りました。
「あなたには十分才能がある」
断言の後に、さらなる断言。
そんな風に自分を守らなくても、普通に作って、普通に聴いてもらえばいいのだと。
源さんの言葉と、このジングル。
ジングルから溢れる「好き」が、とにかく苦しくて胸が締め付けられたのを覚えていました。
源さんもあったと言ってたけど、私にも自身を卑下している時期はありましたから。
誰かの言葉に傷つき、感情も表すことができず。
自己否定がデフォルトになって、ただひたすらに地を這いつくばるような日々です。
その苦しさや諦めは、今思い出しても気持ちが沈みます。
そして、今週の星野源ANN。
星野源のオールナイトニッポン ニッポン放送 2023/11/7(火) 25:00-27:00
※この部分、Spotifyバージョンでは聴けませんでした。
1週間限定ってことらしいです。
(ちなみに10月24日のほうも、Spotifyだと該当部分は聴けませんでした)
ある人のジングルが採用されました。
しがない19歳のメールには、前回にはなかったラジオネームと住所が書かれていました。
自身を卑下していた彼でした。
前回は「ねぶり棒は要りません」とまで言ってた彼。
そのジングルはディスコチューンのような、踊りたくなるような最高に格好いいジングルでした。
源さんが改めて「やっぱりあなたは才能があると思う」と言っていました。
【自分の好きな音楽を作りました】
メールのこの言葉に溢れる熱が、それこそ踊りたくなるほどに心を揺さぶりました。
ふと、脳内にContinuesが流れました。
もしかしたら今この瞬間に、音楽が受け継がれたのかも知れないと。
【音楽が楽しい】
その灯した光を、次の世代が受け取る様を。
この先、あなたの楽曲がもっとたくさんの人に届きますように。
そんな【普通】が続きますように。
あなたの音が、次の誰かを照らしますように。
私も心から応援しています。
メチャクチャ良いジングルを、ありがとうございました!
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