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変わり者の風変わりな感謝【純烈】

私は自他ともに認める「変わり者」だ。
まだオタクという言葉が出始めた頃で、たぶん親は育てるのもさぞかし大変だったと思う。
普通の女児なら興味を示すであろうファッションにも色恋沙汰にも興味がなく、アニメだゲームだ特撮だと突き進む娘をどう思っていたのだろうか。
私は生まれて育って、相手を見つけて共に進み、子を成してなお「変わり者」でしかなかった。
大体の人がママ友なるものを見つけて子育てに向かう時も、やっぱりどうしてもその集団には最後まで馴染めなかった。

そんな私を救ってくれたのが、日曜の朝だった。
「子ども向け番組」という大義名分は、多忙な母である私にテレビを見ることを許した。
合法的に特撮を見ることができるなんて、人生初の経験だった。

そしてそれは、私が私でいるための唯一無二の時間になった。


女性全般に弱いながらもw草太郎の一途さに胸熱だったガオレンジャー。

一甲たち兄弟の背負う「迅雷流」の重さと、二人の絆に涙したハリケンジャー。

「目的」を完遂する強かさと大人の余裕に、にやにしまくった仮面ライダーオーズ。

北岡先生の結末に、吾朗ちゃんを超える勢いで号泣した仮面ライダー龍騎。

最終回で土手を歩く葦原さんを見て、まだ言葉もままならない我が子が泣いていた仮面ライダーアギト。



どの作品も、育児期を一緒に走ってくれた大切な物語なのだ。
子が見ている横でガチ視聴をキメて、全話録画をしては見直して。
変身アイテムを買い与えては心の底から悶絶し、脳内で検証や考察を繰り返し。
それは今でいう「推し活」だった。
ニチアサの特撮枠があったからこそ、私は孤独だった育児期を走り抜けることができたのだ。
もちろん一般的な母親はそれほどガチで作品を見ていないので、私とは温度差がありすぎた。
そんな熱い思いは誰とも共有できなかったけど、私の中で本当に大切な時間なのだ。


そして、2023年10月。


私はそんなヒーロー達に逢ってきた。
我が母を連れて、初めて彼らのステージを見ることができた。
共有できなかった時間が、形を変えてそこにあった。

我が母と同じ時間を共有できる日が来るなんて、思いもしなかった。
もちろん私は特撮ベースの「好き」で、母は歌謡曲ベースの「好き」という違いはある。
それでも歌と踊りで繰り広げられるステージは心の底から楽しくて、幸せな時間だった。
我が母も手拍子をして、タオルを振って、とても楽しそうだった。

草太郎、兄者、伊達さん。
直接お礼を伝えることは叶わなかったけど、本当にありがとうございました。
そして酒井リーダー、白川さん、岩永さん、後上さん。
必ずまたコンサートへ行きます。
いつか、直接お礼を伝えることができると信じて。


北海道公演、また来てください!!!


【余談】
酒井リーダーも白川さんも岩永さんも、お逢いできて本当に本当にドキドキでした。
なのに最後は「後上さん可愛すぎてヤバい…」と口に出していたのが今でも不思議です。
最終的にはやっぱり今の【純烈】が最高だったのだと思いますw

まだまだコンサートは続く

#純烈
#純烈コンサート
#なんてったってスーパー銭湯アイドル

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