フェミニストさんや左派リベラルの目指す世界ならきっと白馬の王子様が命を捨てて女性を幸せにするはず。

フェミニストさんや左派リベラルさんのいう、「買春を犯罪化して禁止させよう」というのは「性的同意」と同じことで、女性に金で同意させるのも禁止、女性が同意しない性交は禁止という原則にすることだろう。

これは女性が男を下位的存在として支配することにつながるだろうという危惧がある。確かに、気に入らない男が寄ってくれば「お巡りさん!性犯罪者です!」ということになってその男を牢屋に入れることができるようになれば女性は安心できるだろう。

これを男の側から見ればどうか。男が俺は絶対魅力的だから女性はイエスと言うに違いないという確信を持っていたとしても女性のNoの一言でその男は会えなく性犯罪者として牢屋行きになるわけである。

そのような誇大妄想的な男ではない自信のない大多数の男は当然ながら失敗が約束されているチャレンジを行おうとはしないだろう。女性がいくら心の中で「私はイエスというわよ!」と叫んでいても口に出さない以上、男性には聞こえるわけもないのである。

けれども、女性の精神世界においては男などは女性に従属するものとして女性の声ならざる声を聞いて全ての負担を男が背負って問題を解決することがあるべき姿になっているのかもしれない。

女性様はお気に入りでないキモい男どもはご所望ではないのじゃ。キモい奴らは散れ、ワラワの視界に入るでない。白馬の王子様だけじゃぞ。白馬の王子様がいたとて女性が何の行動を起こすわけでもない。白馬の王子様の方が全ての舞台装置を整えて、もう女性が気持ち良くなってついつい「イエス」というように仕向けよということになる。そういうシチュエーションになれば女性の自分も「イエス」というにやぶさかではないというわけである。

女性にとってはそれだけ期待して待っているのに一向に白馬の王子様は現れず、むしろ積極的に排除したい顔も見たくない「男」ばかりが現れるというのはどういうことだ、そういうキモい男は存在の根元から焼き尽くしてさっさと消せよ、自分と同じ空間にいるだけで性犯罪じゃないか、ああキモい!というのが現実であるわけである。

もう白馬の王子様でなくてもいい、馬に乗った王子様、いや徒歩でも王子様でありさえば良い。自分はここまで条件を下げているのに、下々の平民の「男」どもしか現れないのは詐欺ではないか!女性の不満はこういうところに溢れているのかもしれない。

イクメンに対しても、子供が産まれて育休をとった夫がやれオムツ替えた、ご飯作った、ゴミ出ししたからって、そんなことやるのが当然でしょ、いちいち褒められようってすんなって。当然のこと。むしろ、産婦の自分に「体調はどう?よく頑張ったよね」って褒めてくれるのが当然あるべき姿だし、ご褒美に高級フレンチとかテ○ズニーランドに連れて行ってくれるのが当然じゃない。男のくせに褒められようってすんなって、ということになる。

かくて、女性は子供を連れ去って別居すれば慰謝料も養育費ももらえるはず。わたしも独身の頃はOLとして結構稼いでいたのだから、再就職も簡単でしょ、となって「もしもし警察ですか、夫がDVなんです」と通報して住所秘匿の行政処分を求めた上で子連れ別居することになるわけである。悪いのは夫だから慰謝料と財産分与、その後は養育費をガンガン請求するわよ!もちろん面会交流なんて面倒くさいことは拒否するわ!元夫なんて呼びたくない!単なる財布よ!あんなのは人間扱いする必要もない!金だけ出せばいい存在でしょう。文句を言ってくるならDV扱いしてやれば泣いて帰るでしょう!

ということになるわけである。

現実には高級での再就職は困難なので、元夫からの養育費を当てにするようになる。結婚時代は夫の給料を全部自由にしていたわけだからそういう状況に戻りたくなる。けれども養育費はそこまで多額ではないので不満は大きくなるということであろう。(夫の給料全額を養育費として奪うことになれば夫は餓死することになる)

元夫側も昔は選別として何ヶ月かは養育費を出すものの、その後はもう会えない子供は死んだものとして新しい人生を探していたわけだが、最近は養育費を出せ出せというから子供は死んだものにはならないわけである。けれども元妻側からはお前はただの財布、死んだものだ。金だけ出して人間としての存在は消えろ!人権とか笑わせるな、親権もない別居親には何の権利もない、ただ言われた額を出す義務があるだけだ!このDV犯罪者!人非人のけだものめ!男尊女卑!女性差別!男のくせに金くらい払え!金だけ出せば消えろ!目の前に二度と現れるな!うちの子は私だけの子供!お前には関係ない!人間としてのお前は不要!金を送っているだけでいい!と言われることになるわけである。もう人間扱いされることはない。

けれども養育費を払わないような悪質な別居親は刑事告訴してやると(前)市長が叫んだわけで、子供に会えないどころか、たとえ自分が餓死しようとも養育費を払わない奴は人間ではないという風潮が作られつつある。真剣もなく、子供に会うこともできずにもう我が子とも呼べないけれど、お金だけ払い続けろ、という境遇、以前はそういう別居親のことを「ゴミムシ」と吐き捨てるように言った離婚弁護士さんもいたわけである。

そういう姿を見たまだ若い男たちは、「結婚というのは離婚になるとこういう悲惨な地獄が待っているようである。結婚などして自分から地獄に飛び込むのは愚か者のすることである。賢い男は女性などには近づかないようにしよう。結婚は男にとってハイリスク。性欲を抑えられない馬鹿者だけが女性に近づけば良いのである」と考えるようになるのは当然のことであろう。

多分、白馬の王子様、日本では結婚するのはやばいから二次元女性でいいじゃないってコミケに行くようになっているんじゃないかな。w

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