フェミの人に権力勾配の調整などできるはずもないという話

まあ、今のフェミさんやシンママさんは要はバスチーユ牢獄の襲撃と同じで熱狂なのである。まあ、流石に自分のことは見るだろうけれど相手のことなんぞ見ちゃいない。熱狂が支配していて理性など吹っ飛んでいる状態である。

ウーマンリブも熱狂である。低用量ピルを使う話もそれで妊娠は防げるが、性感染症は防げない。かつて低用量ピルの自由化を叫んでいた「ピル付きさん」というフェミさんがいたわけだが、私らが冷静に「いや、ピル解禁はいいけれど、こんどーさんを使わなくなれば性感染症増えるよね。」と指摘した時には突然噴き上がって「ピルには性感染症を予防する効果がある!」とか叫び出して周囲がずっこけたことがあるわけである。

で、今回米国の学会に行った時に、あちこちに「PrEPを使おう!」という掲示が張り出されていたわけである。もちろん米国は既にピル解禁されている。そういう中で、性感染症は静かに問題になっているということであろう。PrEPはHIV感染に対する暴露前予防薬である。

日本でも梅毒の感染拡大が問題になっているが、まあ、これは別のエントリーで話題にしていたはずである。

今の所ピル解禁は日本では薬剤として承認されたレベルであるのであまり濫用はされていないが、これがたとえばパパ活とかホス狂で売春する人に行き渡ることになると日本でも梅毒と同じようにHIV感染が激増して通りや駅のあちこちに「セックスする前にはPrEPを飲もう!」という掲示がなされるようになるかもしれないわけである。

誰かが「フェミニズムは権力勾配の調整である!それなのに日本のフェミどもときたら」なんていうエントリーを書いていたが、フェミニズムの本質は熱狂なのだから調整なんてことはできるはずなどないのである。彼女らにできることはよくて破壊だけである。フランスの王政を打倒して「パンがなければブリオッシュを食べればいいじゃない」と言った王妃をその夫の王と共にギロチン台の露とした力、それがフェミニズムの本質であろう。

なので、フェミニストたちのいう「男女同権」などはまやかしなのである。そりゃ多くのフェミさんたちが「フェミニズムは男女同権です!」と叫んではいるけれども、じゃあその「男女同権」って具体的に何なの?と問いかけても「男女同権は男女同権です」レベルのトートロジーの返答しか返ってこないのである。

恐らく、彼女たちの男女同権とは自分たちの欲求が満たされた状態を指し示しているのではないか。なので周囲の他人や社会は見ていないのである。まあ、自分と同じ境遇の人については理解しているかもしれないけれど。

だからこそ、前のエントリーであったように、アル中になって養育不適切の審判が出て監護権を変更されたような元夫に「養育費を支払え」ということが普通にできるわけである。だって自分のお金が足りないじゃない。元夫はいくらあるのか知らないけれどちゃんと養育費を払いなさいよ、である。

さらに言えば、そのエントリーで引用した単独親権絶対維持派の記事には母親の自分が別居親だった時に養育費をきちんと払っていたかどうかの記載はないのである。しばしば母子家庭における男親の養育費支払い率が28%に過ぎないという批判はなされるが、父子家庭の女親の養育費支払い率は8%であり、1割にも満たないことは恐らくは意図的に無かったことにされている。

こういうフェミの人たちが「権力勾配の調整」なんてできるわけないじゃんというのがこのエントリーの主題である。よくても女性への権力の集中とそれに伴う男の奴隷化もしくは男の虐殺くらいしか思い浮かばないわけである。

いや、別にフェミの人やシンママさんに悪意があるというわけではない。単に自分のことしか見ていないわけだから自分が満足することで周囲の男たちが一文無しになって飢えていても、「男なんだからお金がないくらい何よ!ご飯が食べられなくてもその辺の雑草を食べればいいじゃない」と無邪気に言ってしまうので飢えた男たちはそのまま餓死してしまうというだけのことなのである。

そして男たちが餓死すると、女性たちは養育費はどうしたの!ちょっと死んだくらいで養育費を払わなくてもいいなんていうのは男の甘えでしょ!

ということになりそうなのである。

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