平和な未来に向けて

親権という話になれば基本的に子供を守るべき話ということであるべきなのだと思う。

そこで私が左派やフェミニストのこういうモラハラDVの話には共感できないのは、もう最初から子供のことよりシングルマザーを守れという方向になっちゃっているからなんだろうと思っている。

まあ、離婚される場合にはそのご夫婦で相容れないものが大きくなったということが一番の理由であるだろうと思う。で、母子は一体なのです。父親というのは外の存在なので出ていってください。子供は母親のものなので二度と会わせません。養育費としてお金を母親の要求通り払ってください。

こういう状況がシングルマザー団体の主張なんだろうと思う。つまり、最初から父親は不要であり、単なる金づるとしてしかみなされていないということであろう。

今はイクメンプロジェクトがあり、男性育休が導入されているが、そういうものは離婚になると全く無視されることだろう。つまり、子連れ別居により母親の監護の実績を積みさえすれば監護の継続性ということで父親は子供の親ではない、ただ養育費を支払う存在でしかなく、母親だけが子供の親であるということになるわけである。

子供は母親のものであるからこそ、彼女が新しい恋人と再婚して特別養子縁組を組んで元の夫を名実共に親でなくすることも自由であるし、(そうなれば元の父親は養育費の支払い義務を免除されるのだから嬉しいでしょう?)そういう義理の父親に子供が虐待されても元の父親は口を出すことすらできないのである。それが今の日本の制度である。

このような事実を知った人がもう結婚には男にとって何の利益もないということで、もしくは十分な養育費を払えないと強制的に支払わされる(やはり政府が懲役刑を課すということだろうか)という不安から男が結婚そのものを忌避するようになることはやむを得ないのではないか。

実際に、50歳になるまで一度も結婚していないいわゆる生涯未婚率は男性では28%に達しているわけである。

こんなことではまだまだ女性を守れていない、男はもっと負担を増やせ、という意見がもっと強くなればこの生涯未婚率は今後、もっと上昇してゆく可能性は高い。平成年代を通して男性未婚率は上昇の一途である。

婚姻数も減っているわけである。日本では婚外子率は2%と世界でも最低レベルなので結婚しなければ日本の子供は産まれてこない。

多分何も考えていない左派は「移民を増やせばいい。世界中の難民を受け入れよう。」と言い出しそうだけれど、そうなれば日本人はどんどんいなくなって日本語が公用語でなくなる未来を想定する必要がある。多分、「そんなことを言うのは極右だけだ。別に日本語が公用語じゃなくなってもいいじゃないか。」って左派は何も対策しないであろうから、多分そうなってゆくだろう。むしろ日本語が滅びて韓国語や中国語、ロシア語が交わされる日本の方が望ましいと多くの左派は考えているのかもしれない。多分それらが起こるのは左派にとって少なくとも自分の死んだ後だから後は野となれ山となれという無責任な気分であろう。

多分、離婚後の制度が議論されるのは本来は子供のためである。けれども、フェミニストも左派も子供なんてどうでもよくて、もう母親の付属物に過ぎず、女性だけが特権的に優遇される社会を目指しているのだと思う。今の日本ではまだ、離婚時に父親に子供を奪われて子供と会うことのできない可哀想な母親がいるわけである。だからこそ父親は親ではなく単に養育費の支払い者という債務奴隷に格下げして母親を貴族の位に押し上げれば問題は解決するわけである。そして、債務奴隷にはなりたくない男たちがもっと結婚しなくなる未来がやってくるということであろう。

これが結婚しなければ離婚もないという未来である。

弁護士さんも離婚事務をしなくてよくなるし家庭裁判所も規模を縮小できるある種の平和な未来が想定されるのである。

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