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春を告げる空飛ぶペンギン!?日南町に住む鳥さん紹介コーナー・その2

こんにちは!
車の中にペンギンのぬいぐるみを置いています田なかです!

今日は日南町に住む鳥さん紹介コーナーの第2弾です。
今回は春先に日南町に訪れて子育てをするイワツバメのお話です!

今年度初めてイワツバメを町内で観測したのは3月7日のことでした。
この日の午前中は春の鳥を探し多里地域内を歩き回っていました。

天気は快晴でしたが、息が白くなるほどまだ外は寒く、当日は山肌にまだ雪が残っている様子を確認することができました。

見られる鳥もまだまだ冬の鳥が多く、川を泳ぐカモやまだ蕾を固く閉ざした木の上でピチピチと鳴いているカシラダカの様子を観察することができました。

カシラダカ発見!多里では秋から春先にかけて観察することができる鳥です!

「まだまだ春が来るのは先かなぁ」と思いつつ道を歩いていると、ふと足元に小さな影が落ち頭上から小さな小さな鳴き声が聞こえてきました。

頭をあげて青空をじっと眺めてみるとそこには小さなツバメの姿が!
尻尾の短さと白と黒のみの体色から一目でイワツバメだということが分かりました。

3匹のイワツバメはそのままチリチリと鳴きながら仲睦まじく通り過ぎていきました。

ツバメが訪れるのはもう少し先のことだと思っていたので、思わずびっくり!この日のTwitterのつぶやきではイワツバメのイラストを描いて投稿しました。

Twitterに投稿したイワツバメのイラスト

そして日が経ち、次にイワツバメの姿をしっかりと観測したのは町内の桜が満開を迎え始めた4月3日のことでした。

この日の午前中は多里地域内で野鳥の定点観測地点探しを行っていました。
この頃になるとイワツバメは町全体で見られるようになり、川のそばでビュンビュンと飛翔している姿を観察することができました。

ビュンビュンと空を飛ぶイワツバメ。よく見ると普通のツバメよりも尻尾が短い。

また、田んぼでは巣作り用の泥を集めているイワツバメの姿も目撃
何度も田んぼに舞い降りては嘴に泥を咥えてせっせと運んでいました。

よく見ると足がふさふさの白い羽毛で覆われています!

さらに日が経ち、桜も散り始めた4月13日には多里地域内のとある橋の下でイワツバメ達が営巣している様子を発見!

イワツバメは1年ごとに巣を作り直すため、元々あった巣の横に新しい巣を作っているようでした。

巣の形はよく見るツバメの形とは違い、入り口が狭い形になっています

町内では春から夏にかけて割とどこでも見かけられるポピュラーな鳥で、橋の下以外にも少し高い建物のひさしの下などでも営巣することがあります。

他のツバメよりも尾羽が短く、全体的にコロッとしたフォルムはまさに空飛ぶペンギン!気になる方は川や橋近くの空を見上げてみてください!
(この記事を投稿している7月末でもまだまだ空を飛んでいます!特に朝と夕方は観察しやすいです!)

イワツバメの解説付きイラストです!

今回は空飛ぶペンギンこと『イワツバメ』を紹介しました。

ここまで読んでくださってありがとうございました!
それではまた、次の投稿で!

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