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ロシアの文化交流を止めたままで良いのか

こんにちは新田です。4月29日・30日にニコニコ超会議2022 マニアフェスタに「ソ連 中東欧旅行マニア」として出場します。このイベントに向けて思っていることをnoteにつらつら書いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

ニコニコ超会議出場の概要

マニアフェスタはニコニコ超会議と共に開催する

マニアフェスタへの出場は今回で3回目になります。テーマは「ソ連 中東欧旅行マニア」とし、ソ連・中東欧社会主義時代の旅行ガイドブックや雑誌を展示します。できれば短波放送「モスクワ放送」「ロシアの声」の録音も紹介したいですね。

上記に加え、前回のマニアフェスタで展示したソ連国鉄時刻表やユーゴスラビア鉄道時刻表、東ドイツ時刻表も持っていきます。これらの時刻表はなかなか入手が難しく、大変貴重なものだと自負しています。

もちろん2009年~2019年の10年間にわたるロシア・中東欧旅行の写真もデジタルでお見せします。今回は前回の反省を活かしてポケットWiFiを持っていくので、多くの写真をスムーズに見せられることでしょう。

ニコニコ超会議で「ロシア」をやる意味

ノボシビルスク付近にて

「ソ連」ということは多少なりともロシアを取り扱うことになります。私はロシアに4回渡航しているので「多少」どころか「思いっきり」ですかね。

ニコニコ超会議 マニアフェスタにエントリーしたのはロシアがウクライナに本格的に侵攻した2月24日より前でした。2月24日以降に「ソ連」を外すかどうか一瞬迷いましたが、「ソ連のままでいく」と決断。つまりロシアも取り扱うことに決めたのです。

私はソ連の体制を賛美したり、プーチンを支持しているわけではありません。プーチン支持者が多いロシア好きにおいて、ここ10年間は基本的にプーチン体制に厳しい目を向けていました。

一方、政治と文化は切り離して考えるべき。ロシアには哀愁漂う美しい音楽、日本とは桁外れなダイナミックな絵画など、すばらしい文化を有しています。またロシア人の考えは時に私たちの人生のヒントになることでしょう。

すばらしいロシア文化に触れる機会、ロシア文化を土台とした交流が絶たれることは人類にとって多大な損失だと思います。このような考えもあって、当イベントではロシアを取り扱うことにしたのです。

それではなぜに「ソ連」なのか、これば別の機会に改めて説明します。

ロシアの文化交流を止めたままでいいのか

ロシア美術館にて

私の知っている範囲ですが、ロシアの文化交流イベントが次々と中止に追い込まれているようです。ご時世がらやりにくい、社員の安全が守れないとか、様々な理由があるようです。

これらの理由は痛いほどよくわかります。しかし「事が静まったら再開しよう」ではいつまでたっても復活しないと思います。このように思う理由は2020年から続くコロナ禍での出来事を想起すれば十分でしょう。

つまり同調圧力や世間の空気に飼いならされてしまうのです。飼いならされると、その状態が「新しい日常」となり、以前のやり方を思い出すことが困難になるのではないでしょうか。

ですから少々無理をしても、誰かが勇気を持ってロシアの文化交流をやり続けなければならない、そのように思うのです。なんだか偉そうに書きましたが、微力ながらも私がその先兵になれたらと思っています。

ニコニコ超会議2022 マニアフェスタ
開催日:4月29日・30日
開催場所:幕張メッセ(JR海浜幕張駅から徒歩約5分)
料金:アーリー入場券3,000円、一般入場券2,300円
販売時期:2022年4月2日(土)10時00分~2022年4月28日(木)23時59分
※数量限定のため、なくなり次第販売終了いたします。
公式HP:https://chokaigi.jp/




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