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粗大ごみを出した、半永久的に出し続けるかもしれない・春

昨日、粗大ごみを出した。
布団、衣装だな、机。
この三つである。

地域によって違うのか知らんが、コンビニでチケットを買い、しかるべき金額のチケットを捨てたい粗大ごみに張って、指定の日に家の前に出す。
それが昨日だった。

「午前8時から出しておいてくれ」と「粗大ごみセンター」みたいなところの人に電話で言われたのだが、自宅二階の奥の方に設置されていた勉強机は電気のこぎりでバラバラ、粉々にしないと運び出すことができず、実際、バラバラにした。
粗大ごみセンター的なところでは「バラバラのままでいいから」と言われていたが、本当にバラバラのまま持って行ってくれるのか、信じられなかった。

いや持っていってはくれるんでしょうけどね(実際、持って行ってくれたし)。
しかし、実現してみないと信じられないことが、自分にはけっこうあるのだ。

たとえば、私はプラモデルをつくる際の「流し込み接着剤」で本当にプラモデルがくっつくのか、いまだに実感していない。いやくっつくんでしょうけどね。でも、実際にくっつくところを見ていないから。

なんかの模型製作動画で「瞬着を使うなんて邪道。私は戦車模型づくりのすべての工程を、流し込み接着剤で行う」と言っている人がいてショックを受けた。
私は戦車模型一台、ほとんどすべてを瞬間接着剤でつくったことがあるからだ。

瞬間接着剤を使いだしたのは、塗装した後では、通常の模型用接着剤ではくっつかないからだ。
仕方ないので塗装したもの同士をくっつける際には、瞬着を使う。

このときに「瞬着効果スプレー」を使ったが、ただでさえすぐにくっつく瞬間接着剤が瞬時に硬化するさまを目の当たりにして、感動したものだ。

しかし「流し込み接着剤」の成果をまだ見ていないから。
よその部署から「こいつ、なかなか使えるやつなんで何でもいいつけてください!!」
とか言われても、そいつの働きを観ないと信用できないのと同じである。

ところで「粗大ごみ」の話に戻るが、ごみとは言え私物なので、私物を家の前に長時間放置しておくのが本当に嫌なのだ。
午前8時までには家の外に出しておいてくれ、と言われたので粗大ごみを午前8時に出したが、取りに来たのが午後1時頃。それは別にいいのだが、その間、小雨が降って粗大ごみはびしゃびしゃになり、「我が家のゴミ」として通り過ぎていく人も見ていたわけで、それがなんだかとても嫌な気分だったのである。

「おれのゴミだ。おれのゴミなんだ! 渡してたまるか!! あ、粗大ごみの係りの人はどうぞどうぞ、持って行ってください」
という心境だった。

オチがつまんないので、私が昔、新宿の路上でジャイアント馬場を観たことを話しましょうか? あ、別にいいですか。

おしまい

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