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2019/3/3~4/1 わーい令和だ令和だ【書けないシナリオライターの書けない日記】

1ヶ月近く日記を書いていなかった。たぶん、今月の後半には日記を書いていない間自分が何をしていたのか完全に忘れ、「日記を書こう」という意欲を自らが持っていたことさえ忘れてしまいそうなので記録させてください。

・3月3日~6日頃 割と超大作のオススメ記事を書こうとしていた

2回目まで書いたところで止まってる《テラスハウス事件簿》みたいな感じで、私の好きなwebメディア……とか言って隠す必要ねえか。まぁオモコロなんですけど、「オモコロに発表された記事の中で、自分が1番好きなヤツをライターさん1人につき1つずつ厳選して紹介しよう」と思って気軽に書き出したら今オモコロって所属ライターさん80人いるんですね。いや量えぐ。そして書き始める前に気付け。

しかも《1つずつ厳選して》とか言いながら、「あ~んあれも好きだしこれも面白いしぃ」って選び切れなかったのと、「我、個人ブログやTwitterまでチェックしている猛者なり」みたいに思われたい自意識が暴れ出し、結局1人につき3つぐらいコンテンツを紹介してしまっている。

更に《記事》という限定した枠を越えてラジオ、4コマ、文字そば、バーグハンバーグバーグ制作外部サイト記事、個人ブログ、noteを全チェックした上で己が最高と思ったものを紹介しなければ厳選とは言えないのではないかという思い込みまで発生し、読み損ねていた分を読みつつ、また書きつつしていたら一日中机に齧り付いて頑張っていたのにも関わらず半数の40人分の紹介を書き終えるのに4日かかってしまった。1日10人のペース……。

いくら私が生産的なことをせず遊び暮らしている者だからって、オモコロのおもしろ記事を紹介するnoteを書くのに人生のうち8~9日を注ぎ込むっていうのはさすがにどうなんだろう。《あたまゆるゆるインターネット》を標榜するオモコロの精神に反してない? カチカチじゃない?

けど面白かったのはこれまでにない長さと熱量でオモコロ、ないしインターネット上の愉快コンテンツに向き合ったことで明らかに自分がどうかしてきてる感があって、紹介記事に笑いなんて必要ないはずなのにめちゃくちゃボケたくなったり(そして実際記事中でボケまくったり)、普段は見ても何とも思わないようなものに「これ、面白(おもろ)じゃない……?」と過剰反応して写真やスクショを撮りまくっていた。こんな感じで。

「ちょww光の入り方がエロ漫画のおちんちん修正みたいじゃんwwww」っ思って撮った写真(意味分かりますか? 私は分かりません)

「ちょwwwてんやのおじさんが外見でなく中身で判断して欲しがってるんですけどwwwww」と思って撮った写真(てんやの写真ばっかりだな)

ね?

ご覧の通り私はあまり面白作り人(おもろづくりびと)には向いてないんですよ。でも件の紹介記事では状態異常になっちゃってボケまくっちゃってるワケです。諸事情で数日作業から離れ、状態異常が治った状態で《先人たちの作り上げた面白文脈の上澄みだけパクってはしゃいでいる》自分の文章読んだらもう恥ずかしくて恥ずかしくて。20日近く経った今も続き書けてないし、リライトも出来ていない状態です。SO BAD……!

イチから書き直すのもしんどいし闇に葬るには時間がかかりすぎていて勿体ないので、「私が滑ったって貴方には関係ないでしょう!」「好きなようにやらせてもらうわよ!!」みたいな攻撃的な気分の時に一気に仕上げようと思います。たぶん作業を続けていたら容易く状態異常になって、また上澄み恥オモロがやりたくなってくると思うので。私、人からも物からもすぐ影響受けちゃうんだ……。(そして少し離れるとあっという間に元に戻る)



・3月7日~10日頃 確定申告していた

状態異常:オモロから回復して何をしていたのかというと、確定申告のための作業をしていた。例年、3月15日の提出期限日ギリギリになるまで《とりあえずレシートを取っておく》以外の作業を全くやっていないので、現金で支払ったもの・クレカで支払ったものを分別しつつ1月~12月まで仕分けして、ぜーんぶコピー用紙にのりづけして貼って、計算ソフトに入力して~みたいな全工程を一気に行う必要があり、それに仕事の納期なども重なっていると正に死という感じだった。

でも今年は仕事がないし、去年も病み病みの病みだった為に大して稼いでないので、苦戦しつつもこれまでにない速度で作業終了。わーいわーい。締め切りより早くやるべきことが終わったのってマジでいつぶりでしょうか?(涙を流しながらのブラックジョーク)

それに、青春高校のプレ&アフタートークの配信が終わったことでお別れすることになったパラビに再加入して去年の青春高校を見直したり、アルピーANN&dcgを聞き返しながら単純作業をやってるのは控えめに言って至福の時間だった。時間にさえ余裕があれば確定申告(というよりレシート仕分けたり貼ったりする作業?)は嫌いじゃないんだよな。



・3月11日~14日 実家に帰省

実家に帰ってた。何年ぶりなんだ……? もしかしたら自分の結婚式以来帰っていないのか……?? いや1回くらいは帰ったのかな……。あまり覚えてないけど、仕事を始めてからは帰省してもずーっと仕事してたり仕事のこと考えてたりでなんかBADな感じだった。

今まで親に対して「バリバリ稼いでるから心配しないで!!」と全力でキャリアウーマンぶってきたのだけど、去年の精神的に最もヤバい時期、「もう全然書けないしカウンセリングに行ってるんだ……(結局合わずその後2回でやめたが)」と泣き言を伝えていたので、お父さんのマイルが失効しそうだし勿体ないからおいで~と誘われた時はアラ? もしかしてこれまでの頑張りを勞ってもらえたりするのかしら? と呑気に嬉しかったのですが、実際行ってみたら父が会社を辞め今住んでいる家を売っぱらい自分の生家に引っ込んで暮らしたがっていたり、母はそれを嫌がっていたり、弟はのちのち実家を改築して二世帯住宅にして住みたいと思っていたりと各人の思惑が錯綜しており、父がマジに職を辞してしまう前に私の意見も聞いておきたいという母の望みから招集されたのだと発覚する。すっげ~な……。

いろいろ驚きまくってしまった。何がすっげ~のかというと、父の会社辞めたい願望でも熟年別居の気配でもなく、弟です。まさか私と血を分けた人間が結婚後に親との同居希望なんて陽キャの極みみたいなことを言い出すなんて……。しかし弟は私と違ってマジで陽キャの極み的な男で、ウェーイという風でもないんだけど人の懐に入るのが上手くて友達も多いし会社の先輩にも可愛がられているようだし親とも仲良くやってるし……何なんだ……私って一体何なんだ。コンプレックスを感じるぞ。けど弟は私に対してもいいヤツで話も面白いので「ほんますこ」と思ってしまう。つーか大きなこと言っちゃうと姉って生き物は弟が最悪のクソ野郎でない限り、基本的に可愛く感じるもんでない? かといって別に日頃から仲良くしている訳でもないし会った時ぐらいしか話さないんだけど。

実は弟が二世帯住宅暮らしを希望していると発覚したのは、久々再会した家族4人で食事をしている最中にだった。なので私はその陽キャっぷりを”ナマ”で目撃したのだ。マジ閃光に焼き尽くされるかと思ったし、弟の考えを聞いた時の母の嬉しそうな顔と言ったら……。その少し前まで「サッチモが帰って来たらいいんじゃないの? 子供を産むなら二人きりじゃキツいよ。東京は家賃も高いし」と帰郷を促していたの、マッハでどうでも良くなったと思う、たぶん。

だが気持ちは分かる。「二世帯住宅にしたい」は息子が生まれたら言われたい言葉ナンバーワンだから。「え~。でもぉ。お嫁さんが嫌がるかもだしぃ……」って口では否定するし、最終的にも断る確率の方が高そうなんだけど、コレを言い出してくれたらめっちゃ私のこと慕ってくれてるじゃん! 子育て成功~~~!!!! と思ってテンション爆上がりだろうな。

しかし私は嫁姑というのは相手がどんなに良い人でも基本的に憎み合うもの、同居=地獄の釜の蓋を開ける行為という考えでおります。私は何事にも感情移入しやすく、理性的でないケダモノ人間なので、自分が乳しゃぶらせシモの世話し、外で恋人を作るまでに立派に成長した《息子》という存在を別の人間に盗られるなんて悲劇、表面上でどんなにクールに取り繕っても内心ピギーーー!!!! ってなるに違いないから、一緒に住むなんて危険を冒し、相手を嫌うチャンスを己に与えるのは愚だと自戒しているのです。たぶん母っていうより元カノ、元嫁みたいなスタンスで行っちゃうから。しかもめちゃくちゃ貴方の夫に未練があるんだよ。仲良くなれる訳なくない?

今は《私が姑側の視点》で話してたけど嫁としても全く同じで、私は理性から外れた部分で「ちょっとぉ~~!! 夫くんは私の旦那ッピなんですけどぉ~~~!??」と感じてしまうスーパースイーツ脳(ブレイン)の持ち主だから、自分にとって100%最高の姑が存在したとしても、「なんかいい人すぎてー。逆に嫌味だよね?」とか思いそうなんです。カスだ。そしてこの世に100%の人間なんてほぼほぼいないんだ。だから嫁姑で親友同士みたいに仲良いおうちの人たちって尊敬します。仲良くなくてもお互いに憎み合い、いがみ合うことなく暮らせてる人たちって尊敬します。 

だが、今回の帰郷で改めて地元には……ちょっと……帰りたくねえな……と思った私は子供を生むとしたら絶対に義実家に頼らなくてはならないのだ。ヤバ……。でもうちは夫も私も自営業だし、保育園十中八九入れない。あと私も(今は書けないけど)出来れば仕事は続けたいし……ムムム……。

まぁひとつ未来の自分に言い聞かせたいのは、相手のこと大して知らんのに「夫のオヤだから☆」って理由で同居だけはしないようにしよ、ということですね。ここまで同居さいあくぅ~! 危険すぎぃ~~!! って長々書いてる割に、急に気が変わってノリで行っちゃう悪癖が私にはあるので……。

話が逸れに逸れたけど、弟って私にとって本当にかなりのレベルで理解できん種類の人間。だって、その日のご飯で新しい彼女が出来てることが発覚して、「え~~。会いたい会いたぃ~」って言い出した母に「じゃあ、明日仕事先に会いに行けば?」って言ったんですよ? ハ????? 

初対面の彼氏の母と姉が、仕事場に来る……。想像しただけで泣きじゃくりたくなるような恐怖話なのに、弟は仕事だから私と母で行ってくれば? と言うのです。狂気か? または酔っ払っているのかと思いきや、弟はシラフでも「連絡しておいたから行っておいで」と言い、母もそれを鵜呑みにして翌日、私は弟の彼女が働く化粧品売り場のカウンターに来ていた。死(death)。私は精神が健康/病人の間を行ったり来たりしている状態のため、ボロボロの服、デブ、すっぴん、つーか顔もろくに洗っていなかったから「お母さんひとりで行ってきてよ!」っと抵抗したのだけど気付いたら美容部員の綺麗なお姉さんの前に《あたし、将来貴方の義姉になるかもしれないのよ》という立場で存在させられており、死(death)、死(death)、死(death)だった。

思い返しただけで辛いし、これを機に弟が振られてしまったらどうしようと気が気じゃなかったけど、弟の彼女さんは感じよく出迎えてくれていたし、弟も「あんまりこういうのに抵抗ない子だから」と言っていたし、もう何を信じればいいか分からない。私だったら彼氏に「おい!! どういうつもりだテメェ!!」ってキレるけど、本当にこういうことに抵抗のない人たちがいるのか? であれば、私以外の人なら二世帯住居での同居もさほど危険な行いではないのか? 分からない……分からない……。

その他にも、地元ではいろんなことを考えさせられた。弟は《光》すぎて理解ができないけど、父と母の《闇》はほぼ私に受け継がれている、とか。 

今回の帰省まで、私は自分の性格のクソさに本当にガッカリしており、大した苦労もしてないのに何でこんな終わってんだ……と落ち込んでいたのだけど、遺伝的な影響もデカいっぽいと分かって多少肩の荷が下りた部分もあった。そして地元の同級生たちと会ってお喋りして、学生時代、ずーっと感じていた《自分が異物とみなされ、排除されるんじゃないかという恐怖》がいつの間にかなくなっていることに気付いた。

みんなが大人になって、目の前の人間が共同体にふさわしい存在がどうかをジャッジするのを辞めたから、私も安心してその場に居られたのか? それとも私が大人になって、「こいつらは私をジャッジしているんだ」という思い込みや敵意を捨てられたから、今まで見えていなかった真実を受け入れることができたのか……。分からないけど、今なら皆と本当に仲良くなれるかもしれない、というかなれてるのかも、いやもしかしたらずっと仲良くしてくれてたのに私がそう思えてなかっただけなのかも、という感情がこみ上げてきて、コーヒー飲みながら泣きそうになってしまった。

地元って、昔から心を許せてる友達がいるとしたら本当に最高の場所なんだろうな。私は地元に残って働いて、その上、二世帯住宅にリフォームして親に何かあった時すぐ助けられるようにしたいなんて言い出した弟のこと異星人みたいに感じたけど、こんな居場所が昔からずーっとあるとしたらそりゃ大事だろうし、守りたくもなるだろうと少し理解できた。私はいろいろ巡り合わせが悪く、そうなれなかったけど……でも私もあと50年生きれば、今仲良くしてる人たちとの関係性も地元の幼馴染に負けないくらい深まるだろうし、大事にメンテナンスして可能な限り長く維持していきたいと思う。あと、まだまだ新しい友達も作りたいね。変に心を閉ざす、という子供の頃の失敗は繰り返したくないものだ。

そんな素敵な出来事があったのに何故「やっぱ地元帰りたくねえ……」と思ったかというと、《集まった友人全員がバチェラージャパンとNetflixを知らなかった》《オタク趣味でイジられている弟の先輩の好きな漫画がジャンプ系》というのがそこそこデカい理由だったりします。お前結局また心閉ざしてんじゃねえか!!! このクソサブカル女!!! 脳内で自分に対する叱責が鳴り響いていますが、でも、やっぱり怖いよ……。ジャンプ系でオタクだったら私は……私と夫は……(ブルブル)

(でもその割に上映中の映画のラインナップが良く、「ふぅ……ん、悪くない……ジャン……?」と心揺らされた)(サスペリアとへレディタリーを一気に見れるなんて……いいですね!!



・3月15日 仕事

ちょっとだけ仕事していた。本当にちょっとだけね。帰省中も両親や友人たちとかなりいろんなことを話したのだけど、この日も人から沢山話を聞く機会があり、とても面白かった。

人って私と考え方が全然違うんだよな……。当たり前のことなんだろうけど。何でここまで違うのか、どこでその差異が生まれたのか、その人の発言から理屈をつけて想像していくことが、私にとっては脳みそがビリビリ痺れるくらい楽しい。知らない人に会うのって正直怖いというか、精神的な負担がデカいのだけど、自分の理解できない部分を「何でですか?」「どうしてですか?」みたいに掘り下げて質問できる環境なら好きだ。あーそういう理由でそういう考えなんだ、なら共感できる、ってなったら気持ちいいし、まったく共感できねええええってなっても今後時間をかけて答えを探していくゲームができるので面白い。やったことないけどリアル脱出ゲームの謎解きとかもこんな感じで楽しいんじゃない? ほかの人はどうか知らないのですが、私は自分を《子供の頃、他者と深く語り合うことをせず内省内省ばかりしていた結果、自分の心のこと以外何も分からんモンスター》だと思っているので、とにかく人の心が何で出来ているのか教えてもらえると嬉ションなのだ。だから純文学とラジオとリアリティショーが好きなんだ。純文学はかなり詳しく人の心が書いてあるので易しく、ラジオやリアリティーショーや人との対話はこちらに推理が求められるので難易度高めです。他にも人の心が知れる娯楽があったら教えてください。

あとは私に人の話を聞き出すスキル、もしくは話しやすい雰囲気があると、自分の話をしたい人×聞きたい私のマッチングができるはずなんだけど……。当方、どちらかというと「一見感じが良さそうに見えて感じが悪い」タイプの人間なので、相手を不快にさせないか怖いのだ。でもそれも沢山の人に会って話してキレられて場数を踏んでいくしかないのかな。その覚悟ができるとしたら本当はいろんな人の話を聞いてみたい。それこそ弟みたいに友達いっぱいで、恋人もいて、仕事も上手くいってるみたいな人が何を考えて生きてるのか、とか……。

それとそういう小説書きたいから、サディストの方、マゾヒストの方が何でそのご趣味になったのか聞きたいんですけど、私みたいないろんな意味でのシャバゾウが、紳士淑女の社交の場、真剣SMしゃべり場に顔を出したら皆さんが飲まれる美酒がまずくなるんじゃないかと不安で、ここでも尻込みしてしまっている。

しかも私は団鬼六先生のようなハードな作品や、元々SMの心が分かっている人たちの話が書きたいんじゃなく、まっったくそういうケのない人たちがお互い学び合い助け合うことで目覚めていく話が書きたいんですよ。『ナナとカオル』に負けないハッピーラブラブSMストーリー(もちろん女性向け)。売れる。これは売れてしまうぞ……。

(大好き漫画。皆も「ナナみたいな美少女に転生してカオルと結婚したい人生だった」って思いません?? 思いませんの????)

そういうワケでSM好きの皆さんのオリジンを収集し、何が目覚めに繋がるのか学んだうえで想像力の翼を羽ばたかせたいのです。これ読んでるSM趣味の方で話をしてもいいと思って下さった人、いたらTwitterにDMください。SM趣味じゃなくても、自分の話させて~~!! って人、連絡ください。聞き手として優秀かは謎ですが、人の心には結構興味がある方だと思います。

告知終了! 今はマジで誰が読んでくれてるんだ……? というこの日記ですが、将来めちゃくちゃバズって(もしくは炎上して)沢山の人が読んでくれるかもしれないでしょ(^_-)-☆? その時も募集は引き続きしてるので、待ってま~~す! 募集やめたくなったら、この文章は消しま~~す!!!



・3月16日~18日 炎の桃鉄ブーム到来

実は、4月から少しずつ仕事を再開することになっており、この日も準備を始めていた方がのちのちに楽だと分かっていた。しかし私は逃げた。「あと10日くらいあるし、もう少しだけのんびりしようっと(^_-)-☆」と桃鉄3年決戦を始めたが最後、「ひとり100年……やるか!!!」と1年ほど眠らせていた桃鉄への情熱が激しく燃え上がってしまった。

(仕事して欲しい、切に)

私は《人より下手くそなもの・劣るもの》がスーパー多いので、少しでも「これ……アタシ得意かもしれねぇ!!!」と思うと割とアツくなってのめり込んでしまうのです。桃鉄はいい。ルールは単純、何を暗記すればいいかもはっきりしてるし、何よりパーティーゲームだと思って本気で取り組んでない人の方が多いからガチ勢は無双出来る。(最低かよ)

そして私が桃鉄にハマった時の恒例行事である、例のアレが今回も起こりました。夫とのケンカです。ケンカというか、負け始めてふてくされ口数が少なくなったり、試合の途中で勝利を諦める夫に私がブチ切れるという一方的なものなのですが……忙しい仕事の合間を縫ってニートの遊びに付き合ってやったら説教されるとか、もう悪夢だよ。だがそれを重々承知していても怒りは収まらねえんだ。だから私は自分をけだもの人間だと言っているんだ。ご理解いただけましたか?

しかし、こんなことが続くのはお互いにとって不幸なので、今後悪夢を繰り返さないために深く深く話し合った結果、夫は私より桃鉄に対する理解が足りない→だから私から見ると「まだ勝機はある!!」という局面でも諦める→桃鉄への理解とリテラシーを高めていけば恐らく改善される、という結論が導きだされました。

更に、桃鉄ガチ勢である私は夫との実力差を埋めるため、自分が不利になるような助言も惜しみなく行っている。なのにそれを聞き流したり、助言をされるのが不快だ、という態度を取るのは何故なのか。私が自分より下の存在でいないと許容できないのか? 舐めているのか? という疑問についても確認を取った。すると夫は、そもそも相手が誰であろうと助言をされるのがイヤなのだと言う。えっ……?

一応、妻である私になんやかんや言われている自分を「格好悪いなぁ」感じてしまうので、他の人に助言をされるより比較的イヤ、という面はあるらしいのだけど、それよりも夫の中で、自分が本気で極めようとしている物事ではない遊戯的なもので、他人に指図をされるのが不快。自分で考えて自由にやりたい、という希望があるようで……え~~~~~????? 考えたこともなかったぞ、そんなこと。

私は本気/遊びの区別なく、何でも上手くやれるもんなら上手くやりたいし、そのためになら人の助言も聞くのも全然やぶさかじゃない、と思う。人生における大きな選択の場面ならともなく、まさか桃鉄で《自分の考えで自由にやれる》ことを重要視している人間がいるなんて……。おもしろ!! 

意外性と面白さで怒りが消えた。こういう時、ちゃんと「うるっせえな!!! どうでもいいだろ桃鉄のことなんて!!」とブチ切れるような人ではなく(私が逆の立場だったら絶対ブチ切れるけど)、ちゃんと考えて答えてくれる人と結婚できてマジラッキーだったな……と思う。

しかし、この日記を書くために改めて「ねえ、この間の桃鉄の件なんだけど、夫は何であろうと人から指図されるのがムカつくってことでいいの?」と確認したら①遊びの場面に限定して ②不快になる原因は自分で考えて行動するという自由が侵害されるから という追加の情報を得られたことは良かったんですが、夫は「何でそんな面倒くさい性格なんだろう……」と自分を省みてちょっと落ち込んでいた。私はそれを見て、「へ~私以外の人も自分の性格が嫌になって落ち込むんだ! 同じだ嬉しいな!」と感じた。

私はけだもの人間であると同時に、共感を貪り喰って喜ぶ共感モンスターでもある。他人が自分と同じだった時の嬉しさって何なんだろう。そこには《落ち込んでる夫、可哀想》《私のせいで落ち込ませてしまった》みたいな憐れみや罪悪感を越えて純度の高い快感が存在している。

たぶんだけど、私は幼少時「自分、ほかの子と違うかも」みたいな差違に怯えて暮らしてたから、一緒だ~~!!! ってなると嬉汁(うれじゅう)が出やすい体質になったんだろうな。そして恐らくだけど夫は、幼い頃、自分の望み通りに行動できる機会を制限されて暮らしていたので、《自由、大事》《自由の侵害、イヤ》ってなる脳のクセが出来上がってるんじゃないですかね。だとしたら私からするとまったく理解不能の《桃鉄の指図NG》って考えも、まぁ分かんなくもないか……ってなってくるんですけども。



・3月19日~21日 嵐のカルドセプトブーム到来

昨日、桃鉄についてもめている時に、「私はさあ、夫よりカルドセプト下手だけど、アドバイスされても嫌じゃないし普通に感謝するよ? なのに何であんな態度とるの!?」と話題に出たことで思い出したカルドセプト。

(こんな感じのカードゲーム。私は遊戯王もポケモンカードも通らず、弟のボンボンに付録でついてたVマスターという激マイナー作しかやったことがなかったため、リテラシーがなく下手です)

なかなか硬派な作品でルールも難しいので、発売当初に買って遊んでたんだが挫折していた。でも今は時間いっぱいあるし、練習したら上手くなるんじゃないかな~? 桃鉄みたいにハマれたら楽しいよな~と思い再開してみたんだけど、まぁ弱カス。

才能のないものは続ける気にならんので速攻辞めようとしていたんだけど、夫がマンツーマン指導してくれたお陰で何とかダメージの計算ぐらいはできるようになった。逆にそれが分からないでどうやってストーリー進めてたんだ過去の私は。ルールが分かってちょっと楽しくなってきたんだけど、このゲーム化物みたいに強いガチ勢が沢山いるし、そういう人達と通信対戦で争うこともできるので、うーんトップには立てそうもない……という感じで桃鉄ほどのめり込めてはいない。

こんな感じでカンペを作ってもらった。助かるぅ~。

それでも何とか本編はクリアして、今、沢山残ってるクエストを少しずつ進めているんですが全然負ける。あと未だに必勝法とか分かってない。これが分かると目的がはっきりして一気に面白くなるんだが。人生と同じ!(サッチモちゃんのクソ格言)



・3月22日~24日 花のSIMS4ブーム到来

あらゆる手段で仕事をしまいとしていることが明白な日々。ところで皆さんTHE SIMS(ざ・しむず)をご存知ですか? なんか自分でキャラメイクした人たちを町に放って生活する様を眺めるゲームです。説明てきとう~!

(詳しくは公式サイトをご覧ください)

オタクの人は自分の好きなキャラ作って生活させてる動画とか見たことないですか? アレです。私はPS4版を何となく遊んだらハートに火がついてしまい、ちょうど仕事を全降りして未来が見えない時期だったのに、PC版をやるために24回払いで高額ゲーミングパソコンを買ってしまった。んで1週間ぐらいで飽きて放置していたのだけど、また火がついて良かったです。

何でわざわざPC版を買ったのかというと、MODが使えるから。このMODっていうのはすごいんですよ。詳しいことはよく知らないんですけど。

でも、詳しいことはよく知らなくても、こういう感じの素朴なキャラを……

ここまで人間っぽく仕上げられる!!! WAO!!

あと、世界のSIMSファンが可愛い洋服とか、メイク道具とかを沢山作ってくれているので、こんな着せ替えも楽しめる!!!

きゃ~~~~~!!!!! 楽しすぎるし可愛い~~~~~~ッ!!!(自画自賛)

もっと見て!! 私のSIMちゃんたちをもっと見て!!!!

楽しい楽しい楽しい~~~~!!!!! 楽しすぎてエグ~~~!!! 逆に誰か助けて~~!???? HELPHELPHELPHELPHELPHELP~~~~ッ!!!!

ゲーム本体とパソコンは有料だけど、無数にあるMODはぜ~んぶ無料! ってヤバくないですか? ここで私の1番キモいオタクな部分を出させていただきますが、この今しがた自慢したばかりの女の子ちゃんたちは全員モブなんですよ!!! メインで動かしてるのは私が人生で1番ハマった男の子のキャラに似せたSIMと、その子にピッタリの女はコレ……! と私が高校時代の全てを注ぎ込んで作り上げたドリーム小説のヒロインに似せたSIMが築き上げた家庭なんですね(^_-)-☆ウフフ←この顔文字ほどよくキモくてハマる 

本来モブSIMはゲーム側が勝手に自動生成してくれるんだけど、それだと割と景観を損ねる感じの住民の皆さんが出来上がってしまいがちなので(下記画像参照)、もう80人全部自分で作っちゃおと決めた。しかしこの作業結構時間かかるのでまだ夢半ばです。少しずつ理想の王国を築き上げていきたいと思います。

(鼻と肌の色を合わせるのが難しいらしく、ほっとくとこんな感じになる)

(あとこんな感じで、建ってる家も自分好みのやつにしたり……ネ! SIMS最高でしょ!!!!??????)



・3月25日 ヒーリング未遂

私の夫のお姉さんはスピリチュアル系に造詣が深く、ご自身でも占いをしたり最近はヒーリングをしたりしているらしい。んでそのお姉さんの彼女さんが現在ヒーリング修業中で、練習台を探しているとのことだったのでノコノコしてもらいに行った。

しかし到着してみたらヒーリングの手順をメモった紙が見当たらないとのことで(あるある~!)、今回はただお茶しながらお喋りすることに。お姉さん&彼女さんはふたりとも占いやヒーリングを教えてくれる学校に通ってるんだけど、部外者としてはそんなの習って出来るようになることなのか? 疑問だったので「こういうのってやっぱり才能とかいるんですか? 選ばれし者しかできないんですか?」と質問してみた。なんか選ばれし者しかできない、というワケではないんだけど、どっちかというと実社会に上手く適応できず、こっちのジャンルで頑張っていきたいわ~という気持ちが強い人ほど継続できるし、結果的に頭角を現すらしい。あ、なんかそれ物を書くことと似てるかもしれない……とまた共感モンスターが顔を出す。

お姉さんと彼女さんは、その占いとかスピリチュアルのことをマジで信じられるような出来事があり、それがふたりの人生を変えたから深く信じてるんだけど、そこそこオカルト好きの私でも「えっ、それ本気で言ってるのか……?」と感じざるを得ないことをおっしゃる時も正直たまにはある。しかし私も似たようなもんで、私は小説を読むことや文章を書くことに救われ、人生を変えてもらったから、そうじゃない人からしたら「えっ、それは本気で(略)」みたいなことを生きる指標にしてる部分も全然あるし、あと実社会に上手く適応できないヤツが結果的に頭角を現すって話に戻ると、他のこともそれなりにやれる人はメチャ上手かったり才能があってもあっさり書く以外のとこに行っちゃうんだよなーっていう。これは文章を書くことに限らず、漫画とか音楽とか、演劇とかでもそうなんじゃないかなと思うんですけど。好きなこと以外全然できない、めっちゃ苦痛、大嫌い、死にたくなるっていうのも才能っちゃ才能だし財産っちゃ財産なのかもしれん。

でも出来無さ過ぎると好きを仕事にしてもどっかで詰む確率アップ↑↑↑だし、書く以外の仕事をしていた人が何かのきっかけでまた書き出したら、やっぱ上手いし才能あるし社会経験も積んでるしで、あっという間にずーっと《書く》だけやってきた人間を凌駕しちゃうってのもスーパーあるあるネタなので社会不適合者の皆さんにおかれましては気を引き締め、社会適合者の皆さんにおかれましても「あ、じゃあまたいつでも小説書いていいんだな」と我、夢捨て人也(われ、ゆめすてびとなり)的なヤケっぱちになったりせず気長に執筆再開の機会をうかがって欲しいものだなと思う所存です。

私はどの立ち位置で、そして誰に向かって話しているんだろうな……。自分はどっちかというと不適合寄りの人間で、しかも今は書くこともキツイという八方塞がりの状態なんですが、「この不適合が何かのことで頭角を現すきっかけになるかも!」とポジティブに受け止めて行きたい。GOGO!


・3月26日 たぶんまたSIMS4をしていた

よく覚えていない


・3月27日 大阪で出会った北海道と兵庫の人間が新宿を歩いている……これって素敵なことじゃない?

タイトルの通りです。大学時代の友達ふたりと新宿で遊んだ。ひとりは美術館の学芸員、ひとりは留学帰りで英語が使える職探し中、ちなみに私は自分探し中の休職者……あれ、なんかシナリオスクールの生徒さんが書く脚本みたいな設定じゃない? でも本当に嘘みたいに楽しく素敵な夜だった。「大人だからチーズ食べよう!」って白カビチーズ頼んだら「海鮮系の味」「冷蔵庫の味」と散々な評価だったり、ソーセージの盛り合わせだと思って頼んだらめちゃめちゃに薄くスライスされた肉がほんの少しだけ来て驚いたり、店で生ライブの行われる日で特等席だった私たちはお喋りどころじゃなくなったり、(最終的にはお喋りしたすぎてライブを無視して話したり)、友達の彼氏さんの話が何度聞いてもキャラが濃すぎで面白かったり、激しく青春を感じた。

私は最近涙腺がバカなので(何故なら心の療養中だから)、2人との会話が楽しすぎて途中何度も泣きそうになってしまった。あと集合前に、リアル1年ぶりぐらいに自分の好きな服を買いに行った。これも超楽しかった。

ここ数年、私は服=部屋着と、打ち合わせ用のまともな人に見える服さえありゃあいいという考えで生きており、ボロ服or好きじゃないマジメ服の2択だけをクローゼットに押し込んで生きていた。助けてくれ。本当の私は無駄に明るい色、派手な柄、動物の絵、刺繍などが好きなんだ。全然おしゃれではないけど、それが私という人間を現す格好なんだから別にいいよね!

1度めちゃ病みの病みになったことで《完全改善》というほどではないけど前よりほんの少し「実際の自分より人からよく思われてえ」という気持ちが薄れた気がする。背伸びしてるからビクビクするし、人といて疲れるんだよな、たぶん……。だから最初から今後は私のカスな部分を最初から丸出し、ないしチラ見せして、「あっ、この人カスなんだ~!」と分かっていただいた上で私との関係を続けるか続けないのかジャッジしていただこうと思っています。どーせいい子ぶってても人と全然打ち解けられなかったし友達増えなかったし、ならいい子ぶりっこなんてやめた方が得よな~? なぁ~?

とはいえ、私は関係の浅い人に対して息するようにぶりっこをしてしまうので上手くやめられるか分かんないんだけど……まあ心がけはします。あと今後は仕事の人と会う時もちょっとだけ変な服を着ていこう。もう1回珍妙なファッションに飽きるまで、「私ももう30代だしぃ~。大人っぽい格好しようかなって」って2度と言わないからなクソが。(でも私は去年までこういうことをめちゃくちゃ言っていました。ダッセェ女だなあ!)(いや、ほかの人が言うのはいいんですけど、私が言ってるとしゃらくさいのよ……)

学芸員の友達がくれた、最高の画集に収録されていた最高の絵……。私が好きそうだと思って選んでくれたんだって……大好き……(この絵が書かれてるポロシャツ欲しい)この時も嬉しすぎて涙を堪えていたのは内緒だよ!


・3月28日 たぶんまたカルドセプトをしていた

よく覚えていない


・3月29日 スパイダーバースを見に行く

すごすぎて逆に特に言うことがない、というすごい映画。予告編から想像した50000倍面白かったな。予告編も十分面白そうなんだけど。

私は冒頭、1番最初のスパイダーマンの自己紹介の《やあ! 僕はスパイダーマン。僕は何度負けても立ち上がってきた!》みたいなくだりの時点で「偉いなぁ……スパイダーマンは本当に偉いや。私は1回挫折したぐらいで精神ボロボロのゴミ女よ。スパイダーマン私なんかよりずっと苦労してるだろうに、本当に偉い……(以下エンドレス)」と号泣していた。あと別れや人死の度に泣いたし、なんなら主人公がおじさんに自作のグラフィティを褒めてもらったシーンで「嬉しいよね……きっとすごく嬉しいよね。良かったね……」と号泣していた。本当に誰か助けて。

ただ、私はいつも割と悪役にも感情移入して「可哀想……気持ち分かる……」となりがちなんだけど、今回のヴィラン・キングピンさんに対しては終始何よコイツと冷たい眼差しを向けていた。なんか「僕、めっちゃ嫁と子供ラブですッ☆」って感じ出してるのに、スパイダーマンと戦ってる姿見られて「あなたどうしたの!?」「お父さん大丈夫!?」ってリアクション貰えず、「ギャー!」「逃げろー!」みたいな態度取られてる時点で、嫁と子供はお前が暴力的ろくでなしって前から気付いてたんじゃね、というか実際殴ってはいないものの割と暴力的な振る舞いを日頃からしてたんじゃね? と思っちゃうんだよね。なのにスパイダーマンのせいで嫁と子供に嫌われた上に死なれた! キーッ! ってなってる感じが……ちょっと……嫌かなって。

でも別にそういう訳じゃなく、嫁と子供にはちゃんと優しかったんだけど、異常に肩幅広くて普通の人間の造形から掛け離れてるから内心怯えられてた、とかだったら可哀想だな。美女と野獣、バッドエンド版……。

(ほら……ちょっとただのヒトと言い張るには彼、肩幅広すぎでしょ……?)

夫とタイ料理食べて帰って来て昼寝してたら、ちょうど青春高校の時間になった。ハニトラちゃんの卒業ライブでまた号泣。その時感じたことはこのnoteに書き殴っています。

公開した後、「こんなことわざわざ書かなくても青春高校スタッフの皆さんは《当然だし!》って思ってるような話だったか!? てか看護師になりたいって本人が言ってるのに、実は芸能の仕事やりたかったんじゃない? 平気? とか外野が言うのは失礼だったか!!?」といろいろ迷いが生まれて来たんですが、記事にも書いたように、万が一……という懸念が残ったので一応、公開はしておくことにした。青春高校の皆には1年楽しませてもらって、これからも楽しませてもらうと思うから本当に感謝しかないし、全員が望む道を行き、そして幸せになって欲しいと全力で祈るばかりです。

てかこの日記を書いている今日(4月2日)もまたドラマがあったんですよ青春高校……くぅ~~!! 皆、本当に体調には気をつけて、楽しく頑張ってね……おばさん劇場公演にも行くし、応援してるからね……。


・3月30日 夫、痛風の発作

うちの夫は痛風持ちで、ここ数日、な~んか怪しいな~、怖いな怖いな~という感じだったらしいんだけど、この日完全に発症して歩けなくなった。なので普段あまり動かない私が率先して動くが、カレーの出前を取りに行かせてしまう痛恨のミス。というか痛風の人にタイ料理食わせたりカレー食わせたりしているのがまずいんじゃなかろうか……。一応、野菜を買ってきたりして、治るように祈る。週末だから月曜日まで病院に行けないんだ。


・3月31日 ようやくヒーリング受ける

また夫のお姉さんの家に行き、彼女さんのヒーリングを受ける。今日はお姉さん不在で、彼女さんとふたりきりだったが話が弾んで長居。

虫がお好きということで、虫の面白話をいくつか聞いた。1番ウケたのが、《コオロギのフンにはアンモニアが含まれているが、コオロギはアンモニアが充満した環境に居ると狂ってしまう。なのでフンの片づけを怠っていると狂気に囚われたコオロギが共食いを始める》というものだった。いや、ウケんなコオロギ可哀想だろという意見もごもっともなのですが、私はコオロギってデフォルトで共食いする生き物だと思い込んでいたから、その発生原因が《人間の与える住環境の劣悪さ》《それによって引き起こされる狂気》だったと知って、あまりの意外性に笑えてきてしまったのです。私は意外性と人の不幸が笑いのツボなので……なんかすみません。

しかし虫というマシーン的な、デジタルっぽい存在(という個人的なイメージ)が毒ガスで《狂う》という繊細さを持っていたなんて……。彼女さんと「人間も同じでよね」と話して笑い合った。あと彼女さんがお父さんのお葬式でカフェインを摂り過ぎて救急車を呼んだ話も悲しくてめちゃ面白かったのだけど、「本当に笑っていいのか?」と一瞬不安になった。

そういえば帰省中、親戚のおじさん、おばさんたちがみんな病気病気痴呆痴呆、あと精神病院に入院みたいな《老い》のつるべ打ち状態にある、という情報を母から知らされた時も《老い》、圧倒的……とあまりのパワフルさに笑ってしまってまして、これ一体何なんでしょうか? 私、人の不幸で喜んでキャッキャしてるんですかね? どちらかというと世界の人みんなに幸せでいて欲しい、って思ってる方のつもりなんですけど、実際人の不幸話を聞いてる時、私かなりの確率で「それウケますね」って言っちゃってるんですよ。ギャルの概念か。見た目も中身も陰キャおばさんなのに。

ただ、一応……言い訳として……私は不幸を笑ってナンボ、という考え方で生きている太宰治ファンなので、だからその、不幸話を聞かせていただいたら腹を抱えて爆笑するのが1番マナーとして失礼がないのかな、と。ダメですか? 失礼ですか……(煙のように徐々に消え入りながら)

私自身が不幸話でどっかんどっかん笑いを取ってれば、こんな風に思い悩まなくて済むんですけどね。そしたら「私は笑ってもらって嬉しいですけど! だから私も笑いますよ!?」と胸を張って言えるのに。しかしトークスキルがないせいか題材が悪いのか、私の手持ちの不幸はイマイチ笑えない感じなんだ。プライドが高すぎるのか? 滑るのを恐すぎているのか……。

(夫がカレーをひっくり返した時も、面白くてイーッヒッヒwwwイッヒッヒwwwってなっていたら空気が悪くなってしまった。でも面白いという気持ちは止められない……どうしたらいいの?)

・4月1日 令和がやって来る! ヤァ! ヤァ! ヤァ!!

新元号発表。前日までまったく興味がなかった。というか当日11時20分ぐらいまでどうでもよかったんだけど、発表10分前になって急に気になってきた。こうなったら乗るしかない、このビックウェーブに、ということでアベマTV、Twitterの中継を同時につけてその時を待つ。

新元号発表予定時刻の11時30分。私はお腹が痛くなってトイレに居た。このままじゃトイレでその時を迎えることになる……夫と一緒に見ていい思い出にしたかったのに(こういう可愛い一面もあるワタス)。

しかし幸いなことに元号の発表は遅れていた。全然間に合う。アベマTVでは話すことがなくなって「こういう時、いつもはエンジ色のカーテンなんですけどねえ」「やっぱり元号を書く紙は白いですから、白いカーテンの方が字が見やすいという考えでしょう(そうか? 別にエンジでも見やすさは変わらなくないか?)」みたいな会話を繰り広げていて愉快、愛し(いとし)だった。そして元号発表。令和ちゃん! いい思い出になりました。

「きっと皆、今日この日がどんな日だったか記録したくなったことだろうな。太宰の『新郎』みたいな感じにさ」と想像したら、自分がまた日記を書きたくなった。そういった訳で書いてなかった分も一気に書いたワケです。

『新郎』は戦争が始まる前の日常を書いた話だけど、この日記はそうならないといいな……。ダヴィンチ恐山さんの『平成分裂』を読んで、ヒェ、本当にこうなったら怖い……と思ったので。(子供並みの感想)

でもこの短編本当に面白いな。恐山さんはよく「文章は全然読まれない」って言っててまあ実際そうだよな、と私も思うんだけど、この内容だったら全然読む価値あるよね。そういう人が読まれない、と懸念しているのはとにかく偉(えら)……高次元存在……と思っちゃうね。私も早く面白いもの沢山書いた上で、「でも文章は読まれないからね! もっと頑張んなきゃね!」って言いたい。言おーっと。

日記書くのに時間かかりすぎてもう4月2日が終わります。さようなら。

「スキ」を押すとめちゃめちゃ面白くてオススメな小説の名前が飛び出すよ!