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三行詩 五

果て

砂浜に夕陽が一つ
乞うことを止めない
愚かさがある

詩の生まれるとき
そこに満ちるものは
眩い光ではなく

屈託など知らず
空の罅を稲妻が走る
どうして完全な雷があろうか

知らずに育った理想が
遥か樹上で鳴いている
あれはもう烏ですらない

一つであるのに
完全に成れはしない
本当に数は正しいのだろうか