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三行詩 三

靡き

嵐去り
やわらかな叢は靡く
裸婦は眠ったふりをする

嘘と幻

全ては嘘だった
共産の劣情は幻だった
罪穢れなき人間はいなかったのだ

幻想

安寧と悔恨の間にまるで
平準化のような
幻想が暮らしている

悪癖

佇まい
という永遠に
間延びする散文の悪癖が蔓延っている

眠り

原始の命は眠りを知らない
しあわせはあるのだろうか
かなしみはあるのだろうか