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2Dミニマップのための座標変換

導入 Clip Studio Paint ナビゲーターパレットに搭載されているイメージプレビューのようなUIは、お絵描きソフトに限らず、ゲームでもしばしば見かけます。 イメージしやすいのでお絵描きソフトで考えると、ユーザーの操作として、移動だけでなく拡大縮小も行われている可能性があることから、「いま画面に表示している領域は、全体領域のうちのどの部分領域か?」を計算するためには、タテヨコの移動量に加えて、拡大率も考慮する必要があります。 そんな時、便利なツールとなるのが、ア

    • フリーランもオービット追従もできるレイマーチングカメラの作り方

      レイマーチング用のカメラを実装したので、作り方をまとめます。 既に Web 上に数多に存在するレイマーチング作品には、いずれにもカメラの実装が含まれているのですが、今回どうしても譲れない下記のこだわりポイントを全て満たすカメラを作りたかったので、数学知識 0 の状態から逐一調べつつ実装してみました。 また、下記は実際に今回実装したカメラの動作デモになります。 こだわった! ポイント1. マウスでぐりぐり回すタイプのカメラ (= オービット追従) だけでなく、カメラ本体や

      • Serum の “Normalize Each” と Fundamental (基音) の関係について

        Serum の波形エディタには、Process のメニュー内に “Remove Fundamental” という処理があります。 結論を先に書いてしまいますと、今回の記事で伝えたいことは、“Normalize Each” をする前に “Remove Fundamental” をするかしないかで結果が異なるので、用途に応じて使い分けましょう、ということです。 例として、下記はデフォルトで入っている波形の Spectral > Monster 8 [SL] の波形です。まだ読

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