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自分の声を探して。ボイトレバーレポ日記③

BGMにどうぞ。



さて、ボイトレ僕の番である。事前にナンノさんに伝えていた悩みや課題がコチラ。1行で言うと「自分の声を見付けたい。」

カラオケ歌うと、そのアーティストに声や歌い方を寄せてしまう。それが上手で気持ちいい人のことはリスペクトするのだけろ、自分がやると自分で気持ち悪くなってしまう。

「かっこつけちゃってる」「演技してる」自分がイヤ。ただ甲本ヒロトの曲を歌ってる時の自分が比較的好きなんだけろ、昔ライヴしたとき先輩に「ヒロトの真似じゃん、自分の歌い方見付けなきゃな」と言われたのが、旋律のように頭の中で鳴っている。

事前に、ボイトレ3人目の彼女も長文で悩みを伝えたとき、ナンノさんは「やりがいあります!」って言ってたのを覚えてる。

そのあと、上のnoteをナンノさんに送ってワクワクしてたら「どうしたら気持ちよくなれるか、ヒアリングすることから始めます」とだけ返ってきて、冷たいぴえんってなった。

でもその言葉(どうしたら気持ちよくなれるか)だけで、難波いくまでにも色んなこと考えたり歌ったり出来てボイトレ始まってた。

ヒアリングから始まるのは4人ともそうだったのでナンノさんの型なのだろうけろ、僕のときは最後までヒアリングだった。いや、たくさん何曲も歌ったんだけろ、ずっとカウンセリング受けている気持ちだった。

ヒロトの曲だと少し喉から上を使いすぎる感覚、尾崎の曲だと逆に下を使いすぎて「カッコつけてる」感覚になる僕の悩みの解決のため、両方の曲を歌うことになった。

ちょっと話変わるんだけど、1曲目にブルハの「トゥーマッチペイン」を歌い始めてみてビビった。カラオケで歌うのと違って、めちゃめちゃ緊張した。(みんなこの中で歌ってたのか、スゲー!)と感心した。

2曲目に尾崎の「僕が僕であるために」を歌う。こちらは腹や口腔に響かせて(カッコつけて)歌えたので、たぶん客観的にはコッチの方が上手かったのだろうけど、1曲目には緊張があったことを言い訳しておく。

「でも主観が。気持ちよくなれることが、だいじなので」とナンノさんのカウンセリングが始まった。問いが投げられる。

「なぜ尾崎を歌うと気持ち悪くなってしまうのか?」

ここまで何度か書いて来たが、その時に初めて言ったと思う「カッコつけてる感じがして自分を気持ち悪くなってしまう。」

語弊がありそうなので少し補足すると、たとえばナンノさんがミスチルをめっちゃ上手に力の抜けた状態で歌ってる姿はふつうにカッコイイんだけろ、それに憧れてイメージしながら真似してみると「お前が歌うんかい!」と脳内ツッコミが入ってしまうの。わかる?

「もっと気持ち悪くなれる曲ある?」

改めてみると面白い問いだなwww
僕は即答した。「尾崎の I love youです」

(考えたら徳永英明や平井堅だったりV系バンドだったりの方が気持ち悪くなれるだろうけろ、脳内の選択肢に上がらなかった)

「じゃあ歌ってみようか?」エデン難波に I love youのカラオケ、前奏ピアノが響く。

シレソん ソラシレソパラン ぱりらんたりぱらぽろポロレん〜トリロん

「もう気持ち悪い!だめ!」カラオケストップと笑いが起きる。

カラオケボックスなら何とか耐えて歌うんだけろ、この場で歌う「緊張」の大きさを再び感じた。「重症だなあ〜」とナンノさん。

「アレンジ変えたらどうだろ?」

「前奏で力んじゃうみたいね?」たしかに。

「脳内でヒロトに一度カバーさせるとかどう?」そう言ってギターでアレンジ変えてヒロトっぽく歌うナンノさん。「うん…これなら…めっちゃ気持ちイイ。」と僕。

話が少し前後するのだが、ここでもう1つ語弊がありそうだった話を。

アフタートークでお客さんから「アレンジや歌い方の好き嫌いがあるようだけど、ナンノさんの歌い方めっちゃイイと言っていたので、好きってこと?」と問いが投げられた。

僕はそこで「好き」と言えず(好きちゃうんか〜い!)の空気が流れたので少し補足。

僕はその場では「ナンノさんは、ナンノさんなんですよね〜」と答えました。

僕が「カッコつけたくない」などの好き嫌いがあるのは、あくまで「自分らしく」歌いたいという思い・課題があるからだと帰ってから気付きました。

ミスチルを歌うナンノさんは「ナンノさんらしい」と感じて好きなのですが、「こんなアレンジはどう?」とヒロトっぽい歌い方を提示してくれた歌い方そのものは「らしくない」と思うのです。でも、「それができるのが、ナンノさんらしい」とも同時に思うんですよね。なので、あんな答え方になりました。好きです!(ココまで説明しないと好きと言えなかったです、バカ正直なので)

【にわかーずあるある】
言語化が遅くて、家に帰ってからジタバタしがち笑。話をボイトレ当時に戻します。

どうしたら気持ちよくなれるか?

ヒロトのイメージとナンノさんの伴奏で歌う I love you は気持ち良かったし、そのあと同じくナンノさんのギターで歌ったトゥーマッチペインが今日のベストテイクだった。

気持ちよくなりながら、事前の課題noteに書いた「音の跳躍があてられない」悩みを思い出していた。(時間足りず、そのレッスンはしていない)

気持ちよく歌えてる時はあたる。言い換えれば余計なことを考えてないとき。なんならハズしたって構わないマインドにもなれるし、ヒロトだってハズしている。

どうしたら気持ちよくなれるか?にはいくつかの方法が考えられた。

アレンジ変える、脳内で誰かにカバーさせる(例えば「僕が僕であるために」のベストテイクは僕の中ではレン障くんが歌ったやつである。)自分の中の解釈やストーリーを作る、イントロで力まない、先入観や余計なこと考えない、ていうか尾崎を歌わない笑、などなど。

尾崎の曲の前奏中にヒロトよろしく飛び跳ねてみたら「それやってる時が1番上手いわ」言われて笑ったり。

ヒロトっぽく歌おうとしてもどうしても尾崎に引っ張られるので、ためしに忌野清志郎のモノマネで歌ったら最後まで清志郎のまま歌い切れてスゲーってなったけろ、「どう?」て聞かれて「いや、メチャメチャ気持ち悪いっすよwww」て笑ったり。

時間はあっという間に過ぎた。

ちょっとまた関係ない話を。
じゃあヒロトのイメージで「僕が僕であるために」を歌ってみようとなった時、歌い出しの「心すれ違う」を思って「ヒロトはすれ違わないもん!笑」て言ったのだけど、トゥーマッチペインってメチャメチャすれ違いの歌だよなと後から思った。ヒロトも大失恋を一度はやったんだろうな。それ以降は(にわかだから知らんけど)ラブソングは全て「ロック」に捧げているように感じる。

よしじゃあ、ヒロトでもない「にわかーず」の歌を歌いましょうとなったとき、歌い方が分からんくなってタイムオーバー。課題は家に持ち帰ることになった。

まあそれはそうである。これはボイトレ受けた4人共に言えることだが、一朝一夕で解消するような課題ではない。

またボイトレバーやりたいですね!僕は関東住みなので(色んな意味の)体力的に頻繁にはやれないし次がいつになるか未定なので、やりたい方はどんどん企画してやって欲しいです!

深夜バスで新宿に帰った。

18時まで歌った。わからん言いながら。

まだしっくり来ない。

自分の声とは?歌い方とは?その課題はもう少し寝かせることになった。クソ長くなったのでまた「つづく」ます。

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