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経営戦略は歴史上いつから始まったかその②

(①を見てない人は①から読むとわかりやすいです。私のマガジンの経営欄に載せています)

皆さんはT型フォードという言葉を知っていますか?ではライン生産方式は?
(今回は車の話です、経営戦略は経営に関する話ですが自分の日常生活にも活かせるものがあると思います)

100年以上前、ヘンリーフォードが大衆社会を作ったと言われています。
1885年、ベンツはガソリン式自動車を発明しました。価格は3000ドル以上です平均世帯年収は750ドルの時代でした。
当時、車は富裕層だけのものでした。その、11年後にヘンリーは車を作り出します

モデルA,C Fなど作られ小型車Nを作り出しました。
そこから改良を加えたのがT型フォードです。価格は世帯年収の8分の1で買えるようになりました。アメリカでは大衆が豊かになりました。

なぜ実現出来たか
テイラーの科学的管理法と同じものでした
分析と作業の標準化、マニュアル化
さらに、
徹底した分業や流れ作業
何百もの作業をベルトコンベアが繋ぎ
大量生産システムがつくりあげられました

そして、どんどん賃金を上げていきます1914年には日給が倍になりました、労働時間は9時間から8時間に減少しました。

しかし、8時間単純作業することは苦痛でした。木製のタイヤフレームに鉄輪をはめる工程に2人。フレームに鉄輪重ねる人、プレスに挟んで一体化する人。4秒に一個、1日約7000回。日給と精神の交換をしているようなものです

フォードは経済活動機の限界を突きつけることになりました。

ここから、効率と同時にそれ以外の環境
つまり、休憩時間や人間関係のような労働に関係ない心理に重点を置きます

次回に続きます

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