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就活の話~地方×文系大学院生⑤就活と研究の両立編~

就活の話5つ目です。
前回はこちらです。

私自身、研究は進捗遅れ気味ですが、試行錯誤している中で少しずつポイントが見えてきたので、まとめてみます。

1.ESを通して研究内容を言語化する

志望業界によるでしょうが、大抵のESには「学業」について書く項目があります。字数制限は様々ですが、100~400字くらいが平均でしょうか。

正直、この字数に研究内容まとめるのって、すごく難しくないですか?私は難しかったです。初めに論文のアブストラクト形式で書いたら、友だちに「専門的過ぎてわからない」と言われました。

今まで書いてみた感じ、「正確さ」よりも「伝わりやすさ」を重視した方がよさそうです。専門用語をなるべく避け、書き下し、とにかくシンプルな表現に直します。

字数にはまらなかったら、学術的意義は思い切って削り、社会的意義にクローズアップするようにしています。研究内容について、「それって社会にどう還元できるの?」「社会とどうつながってるの?」というのが企業の方の関心であるような感じがするからです。

この作業は自分がやっていることや問題意識を言語化する練習になります。誰にでもわかるように説明しようとすると、自分の中でかなり整理しないとできないんです。専門外の人へのアウトプットを通して整理するのは1つ有効な手段なんだと学びました。

とは言え、シンクタンク等の専門性を重視する企業を志望しているなら、バリバリにアブストラクト寄りに書いてもいいと思います。日本語さえしっかりしていればその書き方で伝わるでしょうし。むしろ専門性アピールしていきたいところです。

せっかく時間かけて書くんですし、何かしら研究に還元しましょう。というかしないと悔しいです(負けず嫌い)。

2.生活にメリハリをつける

生活リズムを整え、時間を有効に使うように心がけています。なるべく午前中に活動開始して19~20時までは作業しています。必ずしも早寝早起きである必要はなく、リズムが一定であることがポイントだと思います。

私の場合、就活の予定が立て込む時期と入らない時期が交互にやってきています。予定が無い時は研究に集中するようにしています(したいです)。

就活のための移動が入ると体力的にかなり削られるので、休むときは思い切り休みます。前回も書きましたが、移動の際に体力を温存する工夫も最大限しています。

人によってはできるかもしれませんが、私は就活のための移動中は就活に集中すると割り切り、論文や専門書は読まないことにしています。だって、面接ってだけでも緊張するのに、研究のこと思い出したら暗い気持ちになりませんか?無理無理無理無理…ってなりませんか?

その代わり、頭の切り替えを意識して行うようになりました。というか、就活と研究ってベクトルが全然別なので、強制的に切り替わります。切り替えないとやってられません。

就活も研究も、どちらかのターンになったらもう一方のことはすぐ忘れるようにしています。どうしてももう一方が頭をよぎる時もありますが、「この1秒も無駄!」と唱えて無理やり断ち切ります。それを繰り返す内になんとか切り替えられるようになりました。

3.気分転換をしっかりとする

両方ともめちゃくちゃストレスが溜まるので、ストレス解消は大切にしています。生活リズムを崩さない程度に息抜きの時間を設けています。

私の気分転換は①読書(漫画)、②買い物、③友達と会う、④睡眠の3つです。前は食べるのも好きでしたが、「食べても別にストレス減ってないな」と気づいてからあまりやらなくなりました。

①読書(漫画)については、好きなジャンルを読みます。本なら小説や新書です。本屋に行って、気になったものをリストアップしておいて、1冊読み終わったら買う、というサイクルです。

漫画はスマホにキンドルを入れて、好きな漫画を繰り返し読みます。最近のお気に入りは「昨日何食べた?」と「ワカコ酒」です。就職したらこんな穏やかな毎日を送りたい…という気持ちになります。

②買い物については、数百円単位の買い物をよくします。私には、大きな買い物をどばーっとするよりも、自分で無理ない予算を決めて、何か終わらせる度に「ごほうび」的に買いに行くのが向いているみたいです。

3coinsみたいな、安くてかわいい雑貨が買える店でちょこちょこピアスや便利グッズを買ったり、コンビニでおやつを買ったり、好きなキャラクターのグッズを買ったり…ということが多いですね。1度に1つだけと決めているので、「これを買うために次のタスクを早く終わらせよう」とモチベーション維持につなげています。

③友だちと会うのは、大体2週に1回くらいです。だらだら飲んで喋ります。就活していない友だちとよく会うので、就活のことも含めて話したいことを話したいまんま話し尽くします。
就活している友だちとは、お互い忙しいのと自分と比べてしまいそうで会っていません。無事に終わったら会いたいなあ。

④睡眠はもう、そのまんまです。元々睡眠時間は長めでしたが、最近は長い時で9~10時間は寝ています。削るとすぐに効率が下がるので、割り切って満足いくまで寝ています。本当はいい寝具を揃えて質を上げたいところですけど、それは我慢です。

よく眠るためのコツはいろいろありますが、私はアロマを焚いています。ラベンダーとオレンジスイート、レモン、マンダリン、ベルガモットなんかの柑橘系がおすすめです。使うアロマを買いに行くのもまた、気分転換です。

4.就活エージェント、逆求人型サービスを使う

にもちょこっと書きましたが、私は就活エージェントに登録しています。企業を紹介してもらえたり、アドバイスをもらえたりと助かっています。「次は何をしたらいいんだろ?」という時に教えてもらえるので、時間を短縮したい人にはおすすめです。

逆求人型サービスは、登録しておくと企業側からオファーが来るというものです。いろいろあるので自分に合うものを探してみてください。私の知り合いはこの内の1つであるオファーボックスを使ってもう就活を終わらせました。すごい。おめでとう。

どちらも普通の選考よりは受けられる企業や業界は限られてしまうかもしれません。自分の志向とマッチしている場合か、あまりこだわりがない場合に使ってみるのもいいですね。

5.長期インターンに参加する。

夏休みや冬~春休みにかけて、大手企業が5泊6日くらいで長期インターンを開催することがあります。これも結構おすすめです。

なぜなら、長期インターンは多くの場合費用が出る上、早期選考に参加できるからです。インターンに参加して企業のことがよくわかっているからESや面接もやりやすいし、選考ステップ自体が短いこともあります。うまくいけば1~4月中に決まるんじゃないでしょうか。

でも、そのためには早めに興味のある業界を特定し、自己分析をしないといけないので、それはそれで大変です。私はやってないのでわかりませんが、インターンのための選考がある場合もあるし、インターンに行ってみたけどなんか違った、ということも十分にあり得ます。

考えること多すぎて大変ですね…。
とにかく心身の健康を第一に、先のことを考えすぎないを念頭に置くようにしています。今この一瞬を大切にするスタイルです。

なんの修業なんだか、と思う時もありますが、今のところは乗り切れています。あともう少し、走りぬきたいです。

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最後までお読みいただきありがとうございます。 これからもたくさん書いていきますので、また会えますように。