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就活の話~地方×文系大学院生①これまでの記録~

さっき、暗い記事を投稿した。

これはこれでいいのだが、この暗い感じを残してしまうのもなんだかなと思ったので、ここまでの就活の記録でも残しておこうかと思う。
なんのお手本にもならない話だが、いつかどこかで誰かの参考になれば嬉しい。特に文系大学院生で就活をしたい場合、母数の少なさもあって同じような境遇の人の話を聞けることが少ないので。

なんとなく、ここからはですます調で書こうと思います。

就活を始めた時期
2018年の12月半ば。この時期は、とりあえず「就活のルール」を知ることを目指していました。

〇やったこと
①就活サイトに登録
いくつかの就活サイトに登録して、とりあえずつらつらと企業の紹介ページを眺めていました。じゃんじゃかメールが届きますが、全部は目を通さないでいいと思います。興味のあるものだけを、無理のない範囲で。「こ、こんなに会社ってあるのかよ…」とビビりますが、気にしすぎずに。

私は某2大サイトに登録して、サイト内の「就活の始め方」みたいな記事に書いてあるステップを適当に踏襲しました。大学院生ならアカリクに登録するのもいいと思います。

②就活本を購入
就活を終えた友人に付き合ってもらい、書店に行きました。購入したのは四季報と自己分析のためのテキストです。私はミーハーなのでこういうのも楽しんで買いましたが、1人で行くと何が必要かわからなくて困ってしまうかもしれません。できれば就活経験者(なるべく近い学年の)についてきてもらった方がいいと思います。

〇反省点
・就活本は学内のキャリアセンターで借りることができました。わざわざ買わなくてもよかった。後々お金が掛かってくるので、できるだけ節約はした方がいいと思います。私は面倒なのでやりませんが、書店で気になる本を探してからメルカリや古本屋で探してみるのもありかも。
・冬季インターンの申し込みはこの時期に締め切ってしまう企業も多いです。なので、もし希望していたら、11月位から自己分析を始めた方がいいかもしれません(そもそも私が始めるのが遅すぎなのですが)。

年明け~2月末
2019年1月~2月。この時期は少しずつ「私、しゅーかつしてる?」という自覚が出てきました。

〇やったこと
①自己分析
テキストを買って、書けるところからノートに書きだしていきました。なんでもいいとは思いますが、私はマイナビのものが網羅的で使いやすかったです。全部はやってませんが。
あとは各サイトの自己分析ツールを使いました。有料ですが、エムグラムストレングスファインダーなんかもおすすめです。かなり細かく自分のことを知れるので、就活抜きにしても一度やってみるといいと思います。

②短期インターン、説明会への参加
2dayのインターン1社、1dayのインターン1社、説明会へは4社くらい行きました。飛行機での移動でしたが、もちろん実費(‼)です。

この時期にインターンや説明会に参加するメリットとしては、グループワークの経験が積めることと、「思ってたのと違う」場合に早く気付けることです。私の場合、この時期に行った企業は、落ちるか志望から外れるかしてもう選考に残っていません。行きたい業界や職種が決まっていない場合は、「どんなもんかな~」というテンションで参加する位でいいと思います。興味はこれから変わる前提で。

③細々した準備
リクルートスーツの購入や、証明写真の準備など。写真はぜひプロに頼んでください。やはり機械とは全然違う仕上がりになります。私は10枚+データで5000円くらいでした。ヘアメイクなどのサービスをしてくれるところもありますが、それは必須ではないと思います。

女性の場合は就活メイクなんかも調べておくと安心かもしれませんね。資生堂のサイトがわかりやすくておすすめです。大学によってはセミナーを開いてくれるところがあるので、適宜利用してみて下さい。

〇反省点
・スーツや写真は、就活サイトのクーポンで安くなる場合があります。こういうのはなるべく活用していきたいですね。
・今思えばこの時期に少しでもSPIやwebテストの準備をしておけば焦らなかったかも…。完璧にする必要はありませんが、余裕があれば気分転換を兼ねてやっておくのはいいかもしれません。
・自己分析は気を抜くと自己批判になりがちです。誰かと一緒に、気楽にやるのがいいと思います。後述するように、自己分析はESで自己紹介を上手にするためのものなので、その目的を忘れずに。自分の人生や内面と必要以上に向き合うことはありません。

就活解禁後
2019年3月~。この時期はいよいよわたわたしてきた感じ。なんとなく波に乗れなくて不安になり、学部の同期に連絡を取って相談したり、知り合いの先輩に愚痴ったりしてなんとかやってきました。

〇やったこと
①説明会に参加
学内でのイベントと、学外の説明会両方に参加しました。が、その時期は気分が乗らず、行きたいと思いつつ行けないことも…。
大学や企業によると思いますが、OB・OGを交えたイベントを開いてくれることがあります。ぜひ行ってみましょう。私は企業が開いてくれたイベントに参加して、興味の幅が広がりました。

②エージェントに登録
前述の通りなんとなく気分が乗らず、説明会に参加できないままになってしまったので、エージェントに登録しました。いくつもありますが、私は大手に登録しています。エージェントの違いや個性なんかは調べると出てくるので、自分に合いそうなものを選んでください。

自分では思ってもみなかった企業を紹介してもらえたり、わからないことがあったら相談できたり、私は登録して良かったと思っています。ただしこれも繁忙期が近づくと順番待ちになるので、早めに登録しておいた方がいいかもしれません。必要ないと判断したら退会すればいいです。

③ES提出
企業によりますが、この頃から徐々にESの締め切りが来ます。ESって結局「自己紹介+志望動機(+キャリアイメージ)」を書いています。自己分析を丁寧にやっておくとここで苦労しません。私の場合、たまたま1番初めに締め切りが来たESがかなりオーソドックスな質問だったので、それを書くことによってベースができ、大分書きやすくなりました。

出来が不安なら、キャリアセンターやエージェント、先輩などに見てもらうといいと思います。ごく個人的な意見としては、院卒で就活を経験している方に見てもらうといいと思います。院卒の場合、研究内容を聞かれることも多く、自分の説明がわかりやすいかどうかは院卒の方の意見が一番参考になります。もちろんこれもなるべく近い学年の方に。

④SPI、webテストの練習
これも書店で気に入ったものを購入しました。それと、キャリアセンターでも何冊か借りました。短時間で大量の問題を処理する力が問われます。私はパズル的なものがかなり苦手なので、点数が足りなくて落ちてしまった企業がいくつもあります…。

⑤TOEICの受験
なんと今までTOEICを受けたことが無く、ここに来て慌てて受験することに。公式問題集を使って、1日1時間程度、10日くらい勉強しました。結果はまだ出ていません。私はグローバル企業にこだわっていないので、こんな調子でもなんとかはなりそうです。

〇反省点
・SPIやwebテストの準備を早めにするべきでした。継続して準備すれば絶対に点数が上がる内容です。自分に合ったやり方で、この時期までにある程度やっておくことをおすすめします。
・もし海外展開している企業に興味があって、世界を股にかけて働きたいなら、TOEICは早めに受験しましょう。文系で大学院生なら普段から英語の文献を読みこなしている方も多いでしょうし、正直そこまで怖い内容ではありません。多分本気で取り組んだらほとんどの人がすぐに800点くらい取れるのでは?と思います。まだ結果が出てない私が言うのもアレですが。
・説明会は行くに越したことないなと思います。行っておいた方が、企業の業務内容や社員の方のキャラクターが理解できて、ESが書きやすいです。その企業のことを知らないのに、選んだ理由って書きづらいですよね…。もちろんネットでも情報収集はできますが、生の声を聞くのが一番です。
・受けたい業界でも職種でもなんでもいいですが、自分の就活の軸はこの辺りで定めておいた方がやりやすそうです。軸と言うのは業界や職種はもちろん、ここに住みたいとか、こういうテーマがいい(ex.人材育成に関わりたい、流通をスムーズにしたい)とかです。ただし、これも決め打ちしすぎずに。「変わってもいいや」「絶対これじゃなくてもいいや」というゆるさをキープしておいた方がしんどくなりません。

雑感
・選考に進んだはいいけれど、途中から「なんか違うなあ」となってしまうこともあります。その場合、面接は(本当に失礼な話で申し訳ないけれど)練習と割り切ってしまうか、思い切って辞退してしまうのもありです。というか、「なんか違うなあ」と思っていると大抵ちゃんと落ちます。

・就活で何がつらいかって、いろんな人がよかれと思ってあれこれ言ってくることだと思います。普段の自分なら「考え方が違うんだな」と流せるところでも、就活中は常に心に「内定出るかなあ」と不安を抱えていて、真正面から他人の意見を受けとめてしまいがちです。私はよくないことと思いつつ、今は考え方の合わない人には会わないという方法を採っています。ダメージ受けるくらいならそれでよし、と割り切っています。

・文系大学院生の場合、就活のロールモデルにできる人が身近におらず、自分のスタイルを模索する所から始まります。学部生ほど就活に時間を割けず、理系大学院生で専門を活かして就活する人(つまり理系の大半)ほど業界を狙い撃ちできず、どーすりゃいいんじゃ、となりがちです。少なくとも私はそうでした。就活のやり方に正解なんかないので、人の話は適度に聞いて、自分に無理ないやり方を探すのが一番いいです。

・自分がやりたいことを探すのもいいけれど、自分の専門とか経験を考慮して、自分を求めてくれそうなところを探すのもいいと思います。例えば定量的な手法に親しんでいる人なら、最近はデータサイエンスに需要があります。どこなら求めてくれそうかわからない場合、四季報を見ると、企業によっては文系院卒の採用人数が載っていて、そこから推論できます。また、キャリアセンターに行けばOB・OG名簿があるはずなので、そこから辿ってみてもよさそうです。

すっかり長くなりました。
きちんと記録にしておきたいなと思っていたので、いい機会だったのかもしれませんね。
また思いついたら書きます。

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最後までお読みいただきありがとうございます。 これからもたくさん書いていきますので、また会えますように。