落ち込んだ時に読みたくなる本
森本しおりさんのnoteを読んで「いいなあ、私も参加したかったなあ…」と思ったので、勝手に私の「落ち込んだときに読みたくなる本リスト」を公開する。
森本さんのnote↓
1.重版出来
出版社の新入社員を中心に、出版業に携わる様々な人のお仕事について描いた漫画だ。
私が特に好きなのは、2巻で編集者が新人作家に声を掛けるシーン。
天才肌の新人作家のアシスタントをしたおかげで、すっかり自分の存在価値を見失ってしまった作家に、主人公の先輩編集者がこう声を掛ける。
君にしか書けないものが書ける
僕はそれを見たいんだよ
才能なんかなくたって、生きてきた人生は人それぞれなわけで。
自分だけの経験、自分だけの想いを大切にすれば十分なんだと、思わせてくれる。
小熊こと主人公のポジティブで素直な性格にも励まされる。
笑顔で元気にしていればいいことあるよ、と教えてくれるようだ。
2.腐女子のつづ井さん
三宅香帆さんがTwitterでおすすめしていたのをきっかけに読んだ。
タイトル通り腐女子のつづ井さんとつづ井さんの友人たちの日常を描いた、頭をからっぽにしてけらけら笑えるコミカルな漫画だ。
つづ井さんと友人たちが趣味を極めて楽しんでいる様子を見ると、「私も楽しいことして自分を楽しませなきゃ…」と不思議な使命感に駆られる笑。
あと、つづいさんの友人たちのキャラが濃い。
ノリがいいし、全力で遊べる友人がいて羨ましい。
自分も友人を誘って、思いっきり変な遊びをしたくなる。
打算や付き合いで仕方なくといったことがなく、
純粋にお互いが好きなものを囲んで仲良くしているの、すごくいいと思う。
私も今仲良くしてくれる友人を大切にしよう。
3.さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ
作者である永田さんの実体験を元にしたエッセイ漫画だ。
こちらは読んだら励まされるというより、「わ、わ、わかる~」と落ち込みに浸りきるために読む感じ。
永田さんは高校を出てからずっと、「しんどさ」を抱えていて。
「どうせならあがいてからしんでやる!」と思い立ち、しんどさを克服するために行動しはじめる。
行動を起こしたら、はい解決しました…ではなくて、うまくいかない様子も、葛藤も丁寧に描いている。
等身大な姿が自分と重なり、漫画という媒体での表現と言うことも相まって、自分がうまく説明できなかったものを代弁してもらえているような気分になる。
続編にあたる『一人交換日記』シリーズでは、更に深い永田さん自身の描写が続く。
1冊手に取ると全部読まずにはいられなくなるので、購入するなら全て揃えることをおすすめする。
4.図書館戦争シリーズ
前にも書いたけれど、中学生の頃から何度も読み返した本だ。
図書館が武器を持って言論の自由を守る世界を舞台に、新入隊員の奮闘が描かれる。
悩んだり、迷ったりしながら自分の大切なものを守るために一生懸命な主人公に、自分を重ねてしまう。
最初からデキるキャラクターではなくても、泥臭く成長していけばいいんだ、ゆっくりでいいんだと気づかされる。
信念をもって戦うかっこよさだけでなく、同期との日常パートも面白い。
ふっと気を抜ける場所をもつって大切だ。
自分がこうやって気をふける場所ってどこだろう…と考えて、改めて周りにいてくれる人に感謝することもある。
5.ハリーポッターシリーズ
これも前に書いた通り、何度も読み返した本だ。
何度も読み返しているが故にするすると読めてしまうし、どこにどんな場面があったのかも覚えているので、好きな場面だけ抜き出して読むこともある。
この本を何度も読み返してしまうのは、ストーリーやキャラクターの魅力もさることながら、「仲間がいて、勇気があればどうなっても大丈夫」という、ある意味でシンプルなメッセージが伝わってくるからだ。
物語の中では主要なキャラクターが亡くなるなど、どうしようもなく悲しい場面もある。
それでも生きているなら、そして傍らに励まし合える仲間がいるなら、何度でも立ち上がれる。
どんなに困難な状況の中でも、強大な敵が相手でも、きっと勝てる戦略はあるのだ。
あとはほんの少しの勇気をもって、立ち向かうこと。
そんな姿勢があれば、大抵のことはなんとかなる。
6.まとめ
漫画が大好きなので、漫画多めの結果になった。
私の場合、本当にどん底まで落ち込むと本を読むどころではなくなるので、そこまでいっていないか、少し回復すれば読める本というラインナップだ。
落ち込んだ時、あなたの側にはどんな本が寄り添っていますか?
よかったら教えてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。 これからもたくさん書いていきますので、また会えますように。