被害者ヅラ

午前7:00
何かに潰されそう。
得体のしれない何かに。
それは、朝の狂気のアラームなのかもしれないし、
ただただ繰り返すだけの日々なのかもしれない。

ひとつひとつの事象を見ていくとこれといって苦手なものや僕のことを押しつぶせるほどのものはないのだが、それらが上に上に積み重なっていくことによってそれらに潰されそうになっているのかもしれない。

まだ3ヶ月目なのにそんなのは情けないとか思ったりもするけど、うちはうち、よそはよそ。よく流れてくるバズワードだ。
多分、こんな都会で一人で暮らすのが息苦しいったらありゃしない。
僕に都会は向いてないらしい。

午前8:00
このような考えに至ったのはほんの1時間前の話。旅行から帰ってきて虚無感に襲われたのだろう。自転車で通勤している間に、もう会社なんかよりもずっとずっと遠くまで走っちゃおうかなとか思ってしまった。久しぶりのこんなにいい天気、無駄にしたくないなって。
そんなこと考えていたら、今朝考えていた「繰り返す日々」ってところに引っかかった。
同じような「日々」を繰り返しているのは自分であって、結局のところ加害者も被害者も自分であって、ただただ被害者ヅラして環境のせいにしているだけだ。
そんな考えに至ると、職場の環境を変えたいなとも思い始めてきた。

現段階では、他の人がなにをしているのかっていうのはほとんどつかめていない状況だし、全員が別々のモノに取り組んでいる。そりゃ、親近感は生まれないしコミュニケーションもほぼ無いし、なんというか鬱臭くなってくるわけだ。あとどれぐらいここに残るのかは分からないけど、その間だけでも多少なりとも居心地のいい場所にしたい。

知の巨人、Googleでは勤労時間の2割は自由なプロジェクトをやってもいいという社風らしいし、それを大企業がやってのけるところに魅力がある。
ただ、大企業ができちゃうってことは社員が数人程度のベンチャーならなおさら出来るはずだし、そういったところで変化を起こしやすいのではないかと思う。

そうこう思っているうちに、職場の近くまで自転車は僕を連れてきた。なんか今日は繰り返す日々とは違った一日になりそうだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?