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おまえはSwitchBotで竪穴式住居からぬけだせ

よくきたな。おれはNJRecalls開発チームだ。おれはこん週、エイジアのことをあんまりかんがえていない深夜の電話会議とかに出て変則的な残業時間を増やしたりしながらも、片手間で着々と我が家のアイオーティー事情を改善したりしていたのでそれを書こうと思う。

NJRecalls開発チームは今回久しぶりに逆噴射聡一郎先生の文体を真似ながら書こうとしたようですが、書いているうちにそんなことは忘れていますのでご了承ください。

前振り

すこし前の話をしよう。おれはNARAという古き地にいた…NARAといえば古代日本では首都であり、人々は古墳を作ったりどんぐりから鹿せんべいを作ったりしていたことで知られているが、何しろNASAと1文字しか違わないことからわかるように、そこには現代文明があり、おれはLEDシーリングライトをWiFi接続の学習リモコンで操作することによりスマホンから明かりをつけていた。宇宙時代だ。

NARAのちょう安い家賃に慣れてしまったおれはその後TOKYOに戻ったときいくつかの妥協をすることにした…部屋を3つから2つにしたり築年数はまあ古くてもいいかなどだ。そもそも何で一人暮らしで3部屋使用していた?結果としてTOKYOのマイルームはなんか作り付けの蛍光灯がついており、それを点灯するには壁のスイッチを押すか…蛍光灯から儚げに垂らされたヒモを引くかしかない。

おれはがっかりした…部屋の明かりをつけるのにヒモを引くだと?思いだしてみろ、石器時代人類は火を起こすのに木の棒にヒモを巻いて高速でくるくるしていた…つまりヒモで明かりをつけていた。今のおれは石器時代と同じではないか。NARAでも機械文明を享受できていたのにここは竪穴式住居なのだ…おれは学習マンガに出てくる頰に赤いペインティングをしたベイブの膝で泣き…狩ってきた熊の毛皮にくるまって寝た。寝るときに明かりを消すにもヒモを引っ張らねければならないので、ベッドの脇にいったん立ち…ヒモを引き…暗闇の中を這い進んでベッドに入らなければならない。これが石器時代の暮らしだ。

そうこうしているうちに学習リモコンがうんともすんとも言わなくなり、おれはエアコンすらスマッホからコントロールできなくなった。このままアイオーティーを享受することなく竪穴式住居からオフィスに通い…ガラスに映るサラリーマンの群れを眺めながら東京SABAKUを口ずさむ日々に慣れてしまうのか?そんな時におれは一つのガジェットに目をとめた。

SwitchBot

なんという力技だ。SwitchBot。こいつは名前の通りスイッチを押すだけのロボットで、電池が入っておりBluetoothでスマッホから操作できる。どうつけるの?

こう。白い箱は粘着テープでスイッチの周りに貼り付けることができ、飛び出た小さいアームがスイッチを押してくれる。スイッチにも粘着テープを貼ることにより、アームがスイッとを引っ張りオフにすることもできる。

なるほど力技だが…ヒモをひっぱってからベッドに潜り込むよりベッドに潜り込んでからスマッホで明かりを消したほうがまだマシではないか?おれは早速二個買った。

なぜ二個か?セットで安いしふた部屋あるからだ。ふた部屋あるということは、寝る前に寝室の電気を消しベッドに潜り込んだところでリビングの電気がついていることに気づき、それを消しに向かい、リビングのスイッチをオフにし、真っ暗闇となった家の中を手探りでベッドまではい戻る羽目になることを意味している。いったん寝室の電気をつければいいのでは?だまれ。世の中そんな計画通りにいくkとはすくないからこそトムクルーズは毎回死にそうな目にあうのだ。だから二個いる。

使い方はちょう簡単だ。SwitchBotのアプリをスマホで起動する。SwitchBotの電池を絶縁しているフィルムをひっぱって抜く。画面に自動で出てくる。標準では押すだけの操作になっているので、上の画像のようなオン・オフスイッチに設定を変えれば完了だ。

レバーはボタンを押した後中立位置に戻るので、SwitchBotをつけた後も手動操作は可能だ。さらにレバーだけでなく内蔵時計をちゃんと持っており、スマッホからタイマー動作を設定することができる。平日朝だけ自動でつける動作がこれだけで可能になるのだ。

しかし勘のいい方は気がついただろう。これはブルートゥースで動くため、これだけではベッドから明かりを消すことはできても、外出先から家の明かりをつけることはできない。そこでこれだ。

SwitchBot Hub Plus

ハブプラス。これはBlutoothとWiFiにつながるため、上記のSwtichBotたちを従えつつインターネットを介した操作が可能になるのだ。さらに、プラスが意味するのは赤外線学習リモコン機能だ。じゃあこれを買えば外から明かりをつけられるどころかエアコンもつけられるのだ…ホームスマートホーム…

ここで念を押しておきたいが、SiwtchBotみたいな小型ボタン押し機は他にもあるし、インターネット学習リモコンは星の数ほどある。ただSwitchBotはまずボタン押し機だけで動くし、そこでちゃんと動けば後からこの親機を買っても自然に連携してくれる…アプリのインターフェースもシンプルでおれ好みだ。

エアコンのリモコン登録もちょう簡単で、本来のリモコンをHub Plusに向けて何かボタンを押すと、赤外線のパターンから自動で機種判別してくれる。

IFTTT

SwitchBotはAmazonやGoogleのスマートスピーカーと連携することもできる。おれはそういうのはSiriでいいんじゃないかと思い持っていなかったのだが、説明書に書いていないだけでアプリにはSiriとの連携オプションもある(ベータだが)。

さらにIFTTTというサービスと連携することができるので、アプリがシンプルでありながら思った以上に応用がきく。IFTTTというのは、トリガーとなる何かとアクションとなる何かを結びつけるサービスだ。SwitchBotはこのアクションとなることができ、IFTTTには「位置情報があるエリアに入ったとき」「URLにアクセスしたとき」のようなトリガーがあるので、「家の周りに近づいたら明かりをつける」とか、「Webブラウザのブックマークから明かりをつける」ことが可能になるのだ。多分「ツイートしたら明かりをつける」とかもできる。やらないけど。

これはIFTTTアプリの画面だ。ちゃんと作動したことを確認することもできる。

注意すること

こうして東京SABAKUにあるおれの竪穴式住居ですらホームスマートホームにすることができたが、何しろ力技なので少し注意すべきことがある。

・意外に力が強い
SwitchBotは粘着テープでスイッチ横にくっつく。もう一度画像を見ていただきたいのだが…こういうスイッチはこの外側の広い枠のところは別パーツになっていて壁から外すことができる。

つまり何が起こるかというと、SwitchBotがレバーでボタンを押し下げた時、粘着テープでくっついている外側の枠は逆に引き上げられる動きになる。固定が甘いと枠の方が外れる。

・スイッチに貼る粘着テープ
上の画像でいうとスイッチをオフにするために、小さい粘着テープにプラスチックのヒモがついたパーツをレバーに引っ掛けている。結局ヒモか!いやいいのだ。人類がヒモを引くのでなければそれでいい。それはいいのだが、このヒモをレバーが引き、粘着テープがスイッチを引き上げてオフにする。ということで、テープの粘着が甘いと外れる。テープを貼る前にスイッチをよく拭いておこう。テープと電池は予備もついている。

いかがだっただろうか。SwitchBotは公式サイトの日本語がところどころあやしく…説明書に載っている画面は前のバージョンだし…Hub Plusの雲の形もちょっとどうかと思うが、アプリやメカがシンプルなところがおれは好きだ。皆さんもスマホンでスイッチを押したりして竪穴式住居をぬけだそう。テックの力で狩猟採集をねじふせ、ヒモを引っ張って明かりをつけていた石器時代を終わらせるのだ。

ちなみにHub Plusのあの雲は好きな色で光らせることができる。普段は消灯しておくこともできるのだが、信号を受け取った時はこの色で光るので、何か邪魔にならない色にしておこう

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