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2017年5月の記事一覧

手を動かすことの怖さとその意味

最近、ディープラーニングの話ばっかり書いているが、今日はコルクの佐渡島さんと連載している #コンテンツ会議 の更新日。ということで、ディープラーニングの周辺で思ったことを書きます。 ディープラーニングを勉強すると数式がたくさん出てくる。ぼくのように数学がそれほど得意ではない人間には、これが最初はまったくわからない。教科書を読もうとしても、目が紙の上をすべっていって、ぜんぜん頭に入ってこない。 でも、しぶしぶ手を動かして、ノートに数式や図を書いてみる。そうすると、不思議なこ

東大のディープラーニング公開講座がヤバくていろいろ考えさせられた件

1カ月ほど前から、東京大学の松尾研のディープラーニング公開講座に行っている。 ネットで募集していたのであわてて申し込んだら、とんでもない数の人が集まっていて熱気がすごい。学部生、院生、社会人、あわせて300人以上が同時に授業を受けている。 初回こそ、人工知能概論のような話だったけれど、2回目以降はものすごい速度で授業が進む。そして宿題の量と質もすごい。2回と3回目の授業だけで、普通の学校の半年分くらいの内容になっている気がする。東大、ほんとにやべーよ。 毎回、授業の冒頭

人生とうい名の荷物は自分の他に誰も背負ってくれない

人は「ことば」で世界や色を見る

世界は物質的には平等で均一だけど、人の見ている世界にはそれぞれ差があって、その見え方の違いが、「感受性」や「価値観」といったことばで表されている。そういった「人の見ている世界の差」を、色において感じられることが大好きだ。 村上春樹さんの『国境の南、太陽の西』という小説の一節に、こんな青色の表現がある。 それは世界中の青という青を集めて、その中から誰が見ても青というものだけを集めて一つにしたような青だった。 世界中の青という青を集めて、その中から誰が見ても青というもの

「書き残すこと」「数えること」。

ぼくのGoogleカレンダーのなかには、「b5」などという謎の予定が書き込まれている。2017年5月27日(土)には「b6」の文字が。さて、もったいぶったように書いたが、なんのことはない。『b-moster』を略して「b」と書いているのだ。「うん? 『b-moster』ってなにかって?」 説明しよう。最近流行っているらしい「暗闇でやるボクシングジム」のことである。45分間ノンストップでサーキットトレーニングなる筋トレやボクササイズを行う。途中で、何度も思う。なぜにぼくは、た

コミュニティとコンテンツの関係

ここ最近「コミュニティ」という言葉が注目を集め、コミュニティを作りたいんだよね、という相談を受ける機会も増えてきました。 個人的にここ3年ほどコミュニティ・マネージャーの勉強をしていることもあり、コミュニティの立ち上げも様々な方法を目にしてきました。 そんな中で感じたのは、息の長いコミュニティは定期的なコンテンツ発信の場をもっているということです。 また、メディア発のコミュニティや、Twitterをはじめとするインフルエンサーが運営するサロンなど、何かしら「発信している

ディープラーニングは概念にメッシュをかける仕組み

東大の人工知能の講座は、日曜夜に第6回の宿題を提出した。全12回なので、半分が終わったことになる。今回は、Denoising Autoencoderというテーマだった。 そして、ようやくディープラーニングについて、雰囲気がわかってきた。つまりディープラーニングというのは、「概念にメッシュをかける仕組み」なんだな。 デジタルカメラを例に考えるとわかりやすい。 デジタルカメラは、「光にメッシュをかける仕組み」だ。レンズを通して入ってくる光を、メッシュ(網の目)で区切り、1ピ

本物のインフルエンサーと偽物のインフルエンサーを見分ける方法

先週、ナリシゲさんの『インフルエンサーについてはよく分かりませんがフォロワーは「数より質」そして「親和性」では?』というブログを拝読した。この内容は大変示唆に富んでいて、私も反応する形でこんなツイートをした。 この題材についてもう少し深く掘り下げてみようと思う。 インフルエンサー=フォロワーの多い人、ではないそもそも論になるが、インフルエンサーとは何かというと「影響力のある人」である。より具体的に言うと、当人の言動が周りの人の心理や物の見方に影響を与え、行動に移させるまで