見出し画像

noteは「駅伝」に似ている

何故そう思うかと言うと、みなさんお気づきでしょうか?noteのテーマ?としていつも言葉がくっついています。「つくる、つながる、とどける。」

この言葉。好感を持っていますし、何か具体的なイメージが出そうで出なかったんですよね・・・

さっき、ふと思いました。

そうだ!駅伝!!

「つくる」

チームだと思います。個人競技である陸上、ランニングは一人でできます。けれど、駅伝をやろうとすると人が集まらなければ出来ません。先ずは人との「出会い」がスタートなんですよね。

チームを創る。輪を創る。きずなや、お互いの走力を知り、徐々に「駅伝」を形作っていく。(環境や戦略、計画、その他色々ありますが)

私が指導者として「駅伝」に多く携わってきたのもそこです。駅伝を本格的にやろうと思えば、基本的には中長距離選手が主体となります。が、実際に駅伝を走る選手はそう多くありません。人数が増えれば増えるほど、レギュラー/メンバー争いという概念が生じていきます。他にも、駅伝は走らず、あくまで個人競技に取り組みたいメンバーも居ます。

そうしたメンバーの考えやニーズを包括しつつチームを創っていくことが「駅伝精神」の第一歩だと思います。チーム内でタスキを回している感じ=コミュニケーションとイメージしてみてください。

ですので、「駅伝」を走らなくても、駅伝精神に共感してくれる人がチームに所属する&集まる。そういうイメージを持っています。スプリント側から見ればそれは駅伝精神ではなく、リレー精神だよ!と言われるかもしれません。呼び名が変わっただけで基本は同じ精神だと思っています。

「つながる」

これはもう駅伝そのものです。箱根駅伝でも繰り上げスタートというものがあり、タスキが繋がるかどうかが大きくクローズアップされます。賛否両論ありますが、駅伝に携わり、チームを創り上げていった学生たちにとって、しっかり最後までタスキが繋がることは非常に大事で、だからこそ他の世代の駅伝と比べても、突出して「繰り上げ」に注目が集まるのだと思います。

決して、ただのエンタメ、お涙ちょうだいの世界ではなく、繋がった/繋がらないを以って、チーム創りが大きく変化していくということも考えて頂けると興味深くなるかもしれません。

noteではフォローすることで繋がりますし、スキを押すこと、コメントを書くこと、サポートすることで、様々な出会いや交流を図ることが出来ますね。深津さんが時々noteユーザーを「突然飲み会」に誘ったりしているのも「つながる=交流」を重視されているからなのかな、と勝手に思っています。

「とどける」

やはり「駅伝」ではタスキを次走者に送り届けることが一番の役割です。やむなく途中棄権が生じることもありますが、必死の想いでタスキを渡そうとするシーンは観る人を感動させます。

これも賛否両論あります。これは駅伝に携わる人は同じように考えます。「駅伝」を完成させたい!どうにか繋ぎたい。

競技者のことを考えると、棄権も必要でしょう。しかし、「駅伝競技」としてはここの想いを否定するのも違うと思います。明らかに「駅伝」は独自の競技です。日本しかなくても、それは誇れるものです。(詳しくは解りませんが、浮世絵や歌舞伎、能は日本中心ですよね?世界中に無いからと言ってそれで文化的価値を損なうことはありません)


noteはちょっと違うイメージかもしれません。が、作品を「タスキ」と見立てた時に、やはりそれが次の人、この場合読者に届かなければ「タスキは繋がり」ません。不特定多数で、潜在的なものを含むのでちょっと駅伝とは違う。そう考える人も居るでしょうけど、駅伝も次走者に渡しつつ、チーム全員の想いやファン、支援者・・・関わる人全員の何かをタスキの込めて渡しています。繋いでいます。

結び

大げさかもしれませんが、今の日本も諸外国がどうのという模範、モデルを探すのも重要だとしても、ちょっと「駅伝精神」をベースに考えてみるのも良いかもしれません。

後継者不足、人材育成もそうだし、次世代へのタスキを渡していくイメージをしっかり持つ必要があるでしょう。駅伝で語ると長くなりますが、少なくとも駅伝は適材適所でそれぞれの特性を活かした区間配置となります。

町創り、地方創生にしても、大学/企業の改革も「駅伝」視点を持つのは如何でしょう?決してトップを目指して、競技志向でと言っている訳ではありません。学内/社内の学生や構成員でタスキをつなぐ。そうすることで「チーム」が有形無形に構築されていくと思います。(「駅伝」コンサルティング等の依頼もお待ちしております)駅伝を様々な場面で活かしてみませんか?


noteもそういった意味でクリエイターを始め、多くの人にとってなくてはならないもの、文化になっていく可能性を秘めていると思います。

noteの回し者でも、運営に関わっている訳でもない一介のユーザーですが、noteを通じて何か出来ないか?何かにならないか?少しでもnote全体が盛り上がればいいな、と思っています。


いつもご訪問、お読み頂きありがとうございます。 すき(ハートマーク)を押して頂いたり、コメントやSNS等にシェア、サポート頂けると励みになります。サポート、応援頂いた分は必ず、活動する中でみなさんにお返しして行くことが出来ると思います。今後もお付き合いを宜しくお願い致します。