マラソンランナー帆波圭斗選手インタビュー!第2弾

前回の企画で多くの人に読んで頂きありがとうございます。この優勝以後、帆波選手は次への目標に向かって突き進んでいるそうです。

そして、今回はそんな帆波選手から何かを得るべく、もう少し掘り下げた話し、細かい話を中心に聞いて参りました。少しでも多くの方に興味を、また参考になると幸いです。

聞き手:ランニングアドバイザー神屋伸行

第一弾はこちらから

Q. 何故マラソンを走られるのでしょうか?

 中学から本格的に競技をはじめたのですが、中学、高校では県大会にも残れないほど弱い選手でした(笑)そんな私が大学に進学し、今も競技を続けられているのは神屋さんからの加古川マラソン走ってみれば?の一言からでした。初マラソンで総合2位という結果を残せ、トラックでは勝負できなかった自分が、マラソンだと勝負できることがすごく嬉しかったです。ただ、だからこそ今のベストタイムが自分の限界だと思いたくなくて、もっといいタイムを出してさらに上のレベルで勝負したいなと思って走っています。


Q.なぜトラックでは勝負できないと考えたのですか?

 自分の特性的に短い距離を速いペースで押していくことが苦手です。少しでもオーバーペースで走ってしまうと心肺も動きも余裕が無くなってしまい、我慢できたレース経験は少ないです。我慢しなくてはと思っているのですが、練習でもレースでも短い距離ではどうにも体が動きませんでした…。
 マラソンだとペースに余裕があり気持ちよく走れ、距離走でも集団より1人で走る方が好きだった自分にはピッタリでした。このペースならこの距離まで行けるなというのが、トラックよりもマラソンの方が感じが掴めます。あとは1500mのベストタイムだけみても、4'20を切るのがやっとで、単純なスピードが足りないこと、苦手意識があります。


Q.短距離:50m、100m、200m、400mはどれくらいで走れますか?1000mも教えてください

 50mは計っていないのでわかりませんが、
100m →13.5秒 200m →28秒 400m →60秒 1000m→2'40秒
くらいです。今でこそレペテーションやダッシュでスピードが出せるようになってきていますが、学生の時は200mで30秒切れていませんでした(笑)


Q.充分長距離選手にとってはスピードが出せそうな気がするのですが、1000mから1500mという距離で何が変わってきますか?


 1000mまでだと8-9割程のスピードの出し方でギリギリ走りきれるのですが、1200m以上になってくるとさらにスピードをセーブしないと私は走りきれません。明らかにスピードの切れがなくなります。噛み合ってスムーズに回っていた歯車が、急に空回りしだして力が伝わらないような感じです。
ただ、スタートから下りのロードレースで、2000mを5'20秒で通過できたので1500mを疾走しきれる練習を組んでいけば4'05秒ほどではいける自信はあります。


Q.マラソンの距離は我慢出来るのに、スピードはキツいですか?セーブせずに突っ走るとキツいですか?

 私は貧血持ちなのですが、ゼーハーゼーハーしながら走るのがすごく苦手です。呼吸もですが、体が完全に止まってしまいます。マラソンではきつくなってもそこまで息は切れませんし、気持ち的にも余裕があります。1000mを2'50で走るにも、突っ込んだりイーブンで走るより、70-35-65のように、ラスト400mだけあげる方が気持ちがいいです。

 これは私だけの考え方かもしれませんが、選手ひとりひとりに集中力の量や質に個人差があると考えています。集中力の量を増やすのは練習しだいで増えていきますが、質に関しては性格や好みによるものなので練習などでは変わりにくいと思っています。普段数値化はしませんが、例えば私に100の集中力があるとして、5000mは1分間に10を、マラソンでは1以下の消費をするとします。量が100なので、5000mでは10分間、マラソンでは100分以上は集中力が持続できます。

スピードを出すときは限られた集中力をいかに出しきれるか、マラソンではいかにセーブして温存するかが重要だと考えます。人によっては5000mでもマラソンでも1分間に10の消費かもしれません。かわりに量が150あって5000mは押しきれたり、長い距離は苦手だったり。


Q.「好み」って意外と大事ですよね~もっともっと長い距離にも挑戦するんですか?


 そうですね。自分に適正があれば、今後は100kmマラソンに挑戦し、世界と戦ってみたいと考えています。学生のとき、マラソンから力をつけて20km~5000mのベストタイム更新に繋げました。現マラソン日本記録保持者の高岡さんもマラソンで記録を出した後に5000m,10000mで日本記録を出しています。長い距離を走ったからといってスピードがなくなるわけではありません。

今後はウルトラマラソンに挑戦しつつ、そこからフルマラソンやハーフマラソンでもベストタイムが出せるようにしていくことが理想です。

神屋さんから言われた、帆波は長い距離が得意といっても20kmとかじゃなくて100kmとかが適正距離かもしれないねという言葉が原動力になっています。本当に適正があればすごくおもしろい景色が見えそうでわくわくします。


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精神力が少し回復しました!有難うございます!!
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神屋伸行

「スポーツ」note

スポーツに関するnoteをまとめています。 (原則的には私が書いた記事) スポーツは「体現」という意味でもクリエイトと共通部分があると考えます。様々な場面でも応用できるでしょう。どんな場面でもきっとお役に立てるはず!
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