花粉症じゃない

どたどた新ネタを作り終わって、所得もえっちらおっちら申告して、一瞬だけ抜け殻のようになっている。今日から(明日から)猛烈な頑張りの鬼としてまた暴れ狂う。

諸々の作業が終わるタイミングを待ち構えていたようにほんのりと身体が不調を訴えだした。これぐらいの感じはもうよくある、これはもう付き合っていくよと思っていたが、これはもしかしたら花粉症かもしれない。だとしたら本当にげんなりする。それはもう、しばらく落ち込むことと思う。花粉症じゃない何かならなんでも良い。ほんとのほんとにはなんでも良くはないけど、でもともかく花粉症は勘弁願いたい。



僕は人よりもともかく方向音痴で、街にある通りの名前はよく分からないし、いまだにハイジアV-1までナチュラルなフィーリングに即して遠回りで向かってしまったりするし、カラオケ中にトイレに向かう時は絶対に迷子になるので部屋番号をめちゃめちゃ慎重にそらんじてから出発する。

「花粉症にならないのと引き換えに神様から方向音痴を授かった」と結構本気で思っている。
人生において、花粉症じゃなくてラッキーと思った量と、方向音痴により覚えた不安、恥じらい、緊張の総量がかなり釣り合っている。

花粉症にだけはなるわけにはいかない。方向音痴を受け入れた身からしたらあまりにも理不尽すぎる。
カラオケオールがしんどいこと、すた丼に食指が動かないこと、RPGをクリア直前でほっぽってしまうこと、そういう大人の宿命たる悲哀を全部全部受け入れてきた。これからも全部引き受けていく。だから花粉症だけは勘弁してほしい。


今日めっちゃ鼻をかんだ。ポケットティッシュを買って、1パック素早く使い果たした。でも僕は元来鼻炎気味なのだ。人生を通してアホほど鼻をかんできたし、人よりもバンバン鼻血を出してきた少年時代だった。こんなもんなんだ。だから花粉症ではない。

「花粉症 症状」とかで一瞬検索したけどろくに内容も見ずにすぐ閉じた。
だってそんなんを目の当たりにするのは怖いし、あとまあ絶対、花粉症ではないから。調べる必要もない。

お願い。勘弁して欲しい。思想・信条・政治的な立場とかじゃ無しに、こんなにも国民を二分している病気ってすごい。すごさは良いんだけどあっちに行ってほしい。


本当に念のためではあるけれども、花粉症マスターたる誰か、出来れば大人になってから仲間入りした花粉症マスターたるあなた、「私花粉症かも…?」と思ったらまず何をすれば良いのか教えて欲しい。
ネットで調べれば良いんだけども、ちょっと受け入れ難い出来事すぎて、無機物に心を預けることができない。優しくレクチャー願いたい。

花粉症じゃなかったらごめんなさい。どうせ花粉症じゃないんだけれども。

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