中村カズノリ

エンジニアとカウンセラーの二足の草鞋で「カウンセリングエンジニア」と名乗っています。 …

中村カズノリ

エンジニアとカウンセラーの二足の草鞋で「カウンセリングエンジニア」と名乗っています。 家族問題(DVモラハラ毒親等)やブラック会社等によるしんどさに対する相談が中心。最近のエネルギーの使い道は主に育児

マガジン

  • 書籍「DVは なおる 続」一部無料公開

    書籍「DVは なおる 続」の一部 「体験談(18) 元モラハラ夫の私が、支援者になるまで 」を本書掲載分20ページに加え、総ページ都合でカットした40ページに加筆修正を加えたものを公開します。

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共著書「DVは なおる 続」中村担当分・完全版:目次

この度「家族再生センター」の味沢さんとの共著書『DVは なおる 続 - 被害・加害当事者が語る「傷つけない支援」』が無事出版・発売となりました。 DVは なおらない?なんて言われているけれど本書は「DVは なおらない」なんて言説がまかり通っている世の中に対し、実際の当事者(DVの加害者・被害者両方の立場の人たち)が男女合わせて約20名 加えてDVやモラハラ等の家族問題に対して、カウンセリングやシェルター・グループワーク等の支援を行っている支援者が共同で執筆しております。

    • 「共同親権」という課題を取り巻くリアル

      普段、ぼくはフリーランスのWeb系エンジニアとして食い扶持をなんとかしながら、カウンセラー・セラピストとして、主に家族問題(夫婦間のDV等の問題がメイン)についてのカウンセリングや「脱暴力のためのグループワーク」のファシリテーター(進行役)なんかをしています。 そんな中ここ数年、この分野で本当に頻繁に聞く言葉の一つに「共同親権」というものがあります。 今回は「共同親権」というまだ日本では導入されていない制度とを取り巻く問題と、ぼくがこれまで触れてきた範囲での当事者のリアル

      • つぶやきの投稿を多分初めてつかってみる。こんな機能もあったのか…

        • 【DVは なおる 続 無料公開分】⑦あとがき

          ここまで読んでくださった方へ非常に長く、決して読みやすいものではなかった上に、読んでいて体力気力も消耗するタイプの文章を読んでくださり、本当にありがとうございました。 無料公開によせてまた、今回の無料公開に関しましてご快諾頂きました出版元のジャパンマシニスト社の松田様、日本家族再生センターの味沢さんに心より感謝申し上げたいと思います。 あなたの一助となれば幸いですもし、あなたがDVやモラハラの加害・被害当事者である場合 自分の体験が何かのご参考となるかもしれません。 も

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        共著書「DVは なおる 続」中村担当分・完全版:目次

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        • 書籍「DVは なおる 続」一部無料公開
          8本

        記事

          【DVは なおる 続 無料公開分】⑥その後…脱暴力への道

          こちらからの続きとなります。 男女同時参加のグループワーク また、このグループワークの特筆すべき点としては「男女が同時に参加する」という点でしょうか。DV加害男性も加害女性も、被害男性も被害女性も、そしてそれぞれの小さな子供も一緒に同じ内容のグループワークに参加しているというのが大きな特徴でした。  加害者と被害者を一緒に参加させるなんて、危険はないのだろうかと当初は勝手に心配もしていたのですが、実際のグループワークでは全く危険などはなく、それぞれ加害者の思いと被害者の思

          【DVは なおる 続 無料公開分】⑥その後…脱暴力への道

          【DVは なおる 続 無料公開分】⑤日本家族再生センターへとつながる

          こちらからの続きとなります。 「日本家族再生センター」へ繋がる DV加害者プログラムのファシリとの電話を終え、パニック状態になってしまった私は何をしていいかもわからず、途方に暮れました。そんなときにふと思い出したのが、以前ネットで見つけていつか連絡してみようかな、と思っていた「日本家族再生センター」のことでした。  センターの代表の方が書いたブログを読んでいると「緊急電話」として、予約なしでも連絡が取れて、話を聞いてもらえるという体制もあるということでしたので、他のカウン

          【DVは なおる 続 無料公開分】⑤日本家族再生センターへとつながる

          【DVは なおる 続 無料公開分】④さらに傷つきを深めた「DV加害者プログラム」

          こちらからの続きとなります。 さらに傷つきを深めた「DV加害者プログラム」 そこで早速、元パートナーから指定のあった、家から電車で行ける範囲のDV加害者プログラムに問い合わせ、参加することとなりました。  プログラムでは、参加するにあたり加害者と被害者それぞれの面談が必要とのことでしたので、それぞれ面談をし、いくつか注意点や約束事が書かれた誓約書にサインをする…という手続きがあり、そこで初めて参加が許可されます。  面談では、ファシリテーターから「あなたはここに来るほど

          【DVは なおる 続 無料公開分】④さらに傷つきを深めた「DV加害者プログラム」

          【DVは なおる 続 無料公開分】③成人後エピソード

          こちらからの続きとなります。 同じことをしている自分 23歳で東京の会社に就職し、晴れて実家からも出て一人暮らしをするようになりました。DVの現場からは離れることができたのですが、それですぐに解放されて伸び伸びと生きられるようになるかというと、勿論そんなことはありませんでした。  生育過程で散々、パワーコントロールを間近で感じ、受け、自らもそれを学習してしまった後では、いかに環境を変えようともなかなかそこから抜け出すことはできませんでした。 加害からも被害からも抜けられ

          【DVは なおる 続 無料公開分】③成人後エピソード

          【DVは なおる 続 無料公開分】②原家族体験(2)

          こちらからの続きとなります。 被害者と加害者。被害者から加害者へ さて、ここまでのエピソードを読まれて気づかれた方も多いと思いますが、私の育った家庭は父親から母親への暴力があった家庭でありながら、被害者のはずの母親からも私への暴力がありました。 つまり、母親に関して言えば、彼女はDVの被害者であり、同時に加害者でもあったのです。今思えば、当事者の加害者性と被害者性の同居について、私は幼少の頃から生で体験していたということになります。  そして、被害者でのみあった自分にも

          【DVは なおる 続 無料公開分】②原家族体験(2)

          【DVは なおる 続 無料公開分】①原家族体験(1)

          はじめに メンズカウンセリング協会認証メンズカウンセラーの中村です。私は四年ほど前に味沢さんに当事者として繋がり、グループワークに参加し脱暴力の道へ。その後支援者としての勉強を開始し、今では東京での脱暴力グループワーク(DVやモラハラの加害者・被害者が暴力を手放し、回復するためのグループワーク)で月に一~二回、ファシリテーター(進行役)を務めることもあります。  DVの加害・被害…実はこれらの根本は同じ問題であり、加害者性と被害者性が同じ人間の内に同居しうるというのは(本書

          【DVは なおる 続 無料公開分】①原家族体験(1)

          「役割意識」に縛られすぎない親でいたい

          ぼくは「あなたは〇〇なんだから、こう振る舞うべき!こう意識すべき!」って言われるのが凄く嫌なんですよね。 要は「役割意識の押し付け」をされるのがすんごい嫌。 役割意識ってなんぞや自分が今いるポジションを明確化して、それに合わせて自分の立ち振る舞い・考え方をコントロールすること、またその為の意識は「役割意識」と呼ばれ、使いようによっては仕事等でいい成果が出せたりするのだけれども… それを他者から押し付けられたり、自分が役割意識に過度に縛られると、一気にしんどく、生きづらくなっ

          「役割意識」に縛られすぎない親でいたい

          「エンジニア」と「カウンセラー」の二足のわらじ

          はじめまして。noteはじめました。 中村カズノリと申します。 本職は家族問題(主にDVとかモラハラとか)を中心で扱っているカウンセラーを。副業で、フリーのWeb系開発のエンジニアをやってます。 収入的にはエンジニア9割、カウンセリング1割以下という感じなんですけどね。 もともとエンジニアとして仕事をしていたというのもあり、カウンセラーとして看板を上げたのはここ2年ほどの事なので、まだまだこれからというところですが、まあなんとか暮らしてはいけています。 このあたりの経緯

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