古和田直樹

IT業界一筋20余年。現在は上場グループ子会社の立ち上げを経て、同社の役員として事業責…

古和田直樹

IT業界一筋20余年。現在は上場グループ子会社の立ち上げを経て、同社の役員として事業責任者に従事しています。メイン事業が安定してきたため、ここからは新規事業の創出に邁進していきます。経営について、ビジネスについて、社員育成について、思ったことを書き綴っていきます。

最近の記事

たまには映画の感想でも

最近はプライベート環境の変化もあり、映画鑑賞からはかなり遠ざかってしまいましたが、以前までは趣味として謳える程度に頻繁に映画を観ていました。 とりわけ好んで観るジャンルは、ミステリーとサスペンスです。 演出側が仕込んだ伏線をいかに拾い上げ、本編の理解はもちろんのこと、伏線の回収に別の領域で頭を働かせながらストーリーを追いかけることに喜びを感じます。 先日、「TENET」という映画を観てきました。 あらすじには触れないこととして、あれほど頭をフル回転させながら観る映画に

    • テレワークでのマネジメント

      これまで少しずつ推進されてきたテレワークが、新型コロナという外的要因によって、急加速で導入されるようになりました。 と同時に各所で話題になるのが、テレワークにおける社員のマネジメントです。 とてもじゃないですが、テレワークをこのタイミングで導入した企業や組織が、これまでと遜色無いマネジメントが出来ているとは思えません。 コミュニケーションツールやリモート会議システムが発展しているとは言え、やはり対面型から非対面型への変化の影響は、マネジメントにおいては致命的なものになる

      • 手に職をつける

        立場上、年間100人以上のITエンジニアを志す方と面接でお会いしています。 その殆どの方々がITエンジニアへの志望理由として挙げる内容は以下に偏ります。 ・ IT業界は伸び続けるから ・ 人や社会に貢献したいから ・ ものづくりが好きだから ・ 手に職がついて将来が安泰だから 私は職種こそ様々経験していますが、社会人になってからIT業界から離れたことがありません。 なので、傍から見たIT業界、ITエンジニアはこういうイメージなんだなと聞くたびに気付かされます。

        • コンプライアンス

          当社の親会社は東証一部に上場しています。 当社創業時点では未上場でしたが、あれよあれよとJASDAQ⇒東証二部⇒東証一部と駆け上がっていきました。 ちょっとした自慢ですが、上場セレモニーであの大きな鐘を突かせて貰ったのは良い思い出です。 上場準備に入ると宣言された時は本当に大変でした。 当社は創業数年しか経過しておらず、主要子会社では無かったのですが、それでもコンプライアンスとガバナンスは当然ながらに上場基準を求められることになります。 まず重要になるのは、労働基準

        たまには映画の感想でも

          【ダイエット体験】3ヶ月で15kg減&20年間リバウンド無し

          多くの人がダイエットしたいと考えていて、その大半の人がダイエットに失敗しています。 20年前、自分は太らないという過信のもと、運動しない、デスクワークな上に毎日特盛・大盛りの無限ループを繰り返した結果、58kgだった体重はいつの間にか80kgを超えていました。 証明写真に別人が写っていたことをきっかけにダイエットに踏み切り、3ヶ月で15kg減、20年以上リバウンド無しを実現した手法を公開します。 最初にお伝えしておきますが、世の中には数えきれないほどのダイエット手法が溢

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          【ダイエット体験】3ヶ月で15kg減&20年間リバウンド無し

          存在意義

          しばらく空きました。 ここ3か月ほど、存在意義についてポジティブに悩んでいます。 人の話を聞いたり、色々な本を読んでいくうちに人生論や幸福論にまで至りつつあり、もはや哲学の追求の域に達しそうです。 発端としては、自分が作った会社がどれだけ社会に必要とされていて、どれだけの人の役に立っているのかというありきたりな疑問を浮かべたところから始まります。 これは、創業時に掲げた企業理念です。 「ITのプロフェッショナルとして、情報ネットワークを支え、企業と人のより良い未来を

          仕事の自動化

          たまにはITっぽいことを書いてみます。 ここ2、3年でよく聞くようになった「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」にとても興味を抱いています。 人間がパソコン上で行っている、日々の煩雑な仕事をロボットが代わりにやってくれるという待ちに待ったツールです。 多くの企業が導入または検討していて手探りながらもRPAそのものが市民権を得ようとしてます。 というのが一般的な見方。 大枠で見るところの「自動化」は、IT業界では何十年も前から言われていることであり、そ

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          キャッシュレス

          私は以前からクレジットカードを多用するタイプでしたが、昨今のキャッシュレス風潮に乗っかって、今はほとんど現金を使わなくなりました。 月並みではありますが、スマホ一台あれば財布も持たなくて良いという時代になるなんて想像もつきませんでした。 QR決裁は店舗側の導入ハードルが低いことが功を奏してかなりの普及率になってきています。 聞くところによると中国の深センでは、QR決裁でしかお金が払えないほど発展しているそうで、現金払いが受け付けて貰えないそうです。 ようやく日本も追い

          キャッシュレス

          祭り嫌い

          昨日、私が住んでいる街で年に1回の盛大なお祭りが開催されました。 私はお祭りが嫌いです。 正確にはお祭りに来ている人たちが嫌いです。 Wikipediaによると「まつり」の語源はこう書かれています。 ”「まつり」という言葉は「祀る」の名詞形で、本来は神を祀ること、またはその儀式を指すものである。この意味では、個人がそういった儀式に参加することも「まつり」であり、現在でも地鎮祭、祈願祭などの祭がそれにあたる。日本は古代において、祭祀を司る者と政治を司る者が一致した祭政一

          経歴

          人生の振り返りも兼ねて経歴を書いてみます。 小学生時代ちょっとやんちゃでした。 色々ないたずらをして、近所のおばさん達からしょっちゅう怒られていました。 高学年になってから、今で言うオタク要素満載の趣味にチャレンジしていました。 ・ミニ四駆 ・ラジコン ・撮り鉄(フィルム) ・Nゲージ ・ファミコン ・アニメ どこからそのお金が沸いていたのか謎ですが、これがあったからちょっとした世間話に合わせることが出来ます。 中学時代負けず嫌いが発動して勉強と部活に集

          スマホが壊れました

          昨日、プライベート用のスマートホンが壊れました。 アプリ間の連携モジュールが悪さをしているようで、色々試してみましたが復旧しないため機種変更をしようと考えています。 他に手段はあるものの非常に手間が掛かるため時間の無駄と判断しました。。 IT業界の人間ならスマホくらいすぐに直せるだろうと思う人も多いと思いますが、実は疎い技術者は沢山います。 当社は、全くの別業界からITを仕事にしたいと意気込んでおられる求職者を積極的に採用して育成するビジネスモデルですが、志望動機やI

          スマホが壊れました

          働き方改革

          国が推進する働き方改革について頭を悩ませておられる経営者は多いと思います。 当社も例に漏れず、時間外労働の制限や有休取得については非常に力を入れているところです。 一線で活躍されている経営者は、少なからず「働いてなんぼ」の文化を経験されてきている筈なので、この感覚の修正は難しいものだと思います。 ありきたりな昔話ですが、私が会社員として働いていた期間は10年程度ですが、生涯有給取得日数は2日しかありません。 体調不良で休むなどもってのほかで、己の体調管理が出来ない人間

          働き方改革

          子供の自由な発言

          先日、5歳になる息子とテレビを見ていた時に流れた「噛むブレ○ケア」のCMを見た後にこんなやり取りがありました。 息子「パパもこれ買った方が良いよ」 私 「なんで?」 息子「だっていつも臭いんだもん」 私 「そんなに臭いか?」 息子「毎晩毎晩ギョウザ食って、いーっぱい酒飲んでんじゃねーかよ」 私 「笑」 息子「だからいっつもくせぇんだよ」 私 「笑」 言葉遣いはこれから教育するとして、思ったことを面と向かってスバっと言ってきました。 この歳とこの立場になって

          子供の自由な発言

          誰かが・・・

          プライベート事ですが、昨日の夜の落雷で自宅が停電しました。 子供たちは泣き喚き、妻は慌てふためき、私は瞑想していました。 結果的に復旧まで2時間半掛かりましたが、妻がtwitterで情報収集しているなかで、○電が停電に気付いていなかったというツイートがあったそうです。 私は、ITでしかもインフラ分野に身を置いているため、システムが不具合を起こしたら監視システムによって即座に発見されて即座に対処が開始されるという認識でいるため、当然ながら○電も気付いてくれるものと思い込ん

          誰かが・・・

          ギャップと課題

          7月から、社労士事務所で経営から実務までの全てを担っていたスペシャリストが当社にジョインしてくれています。 古くからの知人でもあるのですが。。 当時のツテ(顧問先)を活用させていただいて、挨拶に同行しながら非IT企業におけるITの課題を聞く機会を作って貰っています。 まず感じるのは、ITってそんなに浸透してない・・・。 厳密に言うと、クラウドやセキュリティーといった今や当たり前だと思っていた仕組みが、導入はおろか検討すらされていない。 なぜそんなことになっているのか

          ギャップと課題

          復職

          私がIT業界に身を置いてから24年が経ちます。 社会人になってから、IT業界でしか経験がありません。 それでも、IT業界は移り変わりが激しく、24年経った今でも全容を掴むことは出来ていません。 昨今、転職のハードルが劇的に低くなっていて、同じく退職に対する抵抗感や罪悪感が薄れてきていることをひしひしと感じます。 当社も例に漏れず、一定数の退職者が発生していますが、経営者として当然ながら引き留めを図る一方で、個人的にその社員の成長が見越せるのであれば背中を押してあげるこ