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「エイプリルフール」に読みたいマンガ!

こんにちは。
山あり谷ありナカタニエイトです!

4/1は「エイプリルフール」ということで、今回は『エイプリルフールに読みたいマンガ』と題して、「嘘」にまつわる漫画をご紹介します!

さて、皆さんは「嘘」と聞いて最初に思い浮かぶことはなんでしょう?

「宿題やったよ」と親に吐いた嘘?
「お前の顔なんて見たくねぇ!」と親友に吐いた嘘?
「御社が第一志望です!」と就活で吐いた嘘?
「はい、誓います!」と結婚式で吐いた嘘?
「ありまーす」と声高に吐いた嘘?
「記憶にございません」と答弁した嘘?

と、この辺りでやめておきましょうかね。

そんな僕が「嘘」と聞いて最初に思い浮かんだ漫画。

それが『四月は君の嘘』でした。
屈指のストーリーテラーであり、魅力溢れるキャラクターを描く新川直司先生の、クラシック音楽を題材としたボーイ・ミーツ・ガール!
「あぁ、これはもう、こういうことだよね……」という結末を想像しながらも、男女主人公二人の深い優しさをギュッと感じる作品です。
読みながら、まるで音楽に包まれるような、そんなカラフルな名作。

次いで思い浮かんだのが『ライアー×ライアー』
自分は、作者の金田一蓮十郎先生を『ジャングルはいつもハレのちグゥ』で知ったということもあり、コメディ漫画家さんなんだと思っていたのですが、いや、全く違った。
もちろん本作もコメディ要素はあるのですが、「ハレグゥ」の作者さんがこんなにも凄い恋愛漫画を描かれるとは!しかも、たった一つの「嘘」から始まる壮大な恋の歌!
それこそ騙された気分です。もちろん、素敵な嘘ですが。

続いて、『嘘の子供』をご紹介!
あらすじにはこう記載がされています。

幼くして亡くした子供が、そのままの姿で現れたら? それがもしも、化け狸の仕業だったら? 再会じゃない。本物じゃない。だけどそれでも――すがりたい。その嘘は、優しくて、悲しい。

いや、もう本当にその通りなんですよね……!!
しかし、それでいて「重さ」をそこまで感じない。どちらかというとホッコリとする日常モノ。でも、時たま思い浮かぶ「本物じゃない」という切なさと優しさ。こんな「嘘」なら騙されたくもなりますよね……そんな作品。

さて、ここまで「嘘」をベースにした漫画についてご紹介してきましたが、最後に知る人ぞ知る「これから来る漫画」をご紹介。

それが、

タイガソラ先生の最新作

『スカイライン・ステッパーズ』

です!

まず作者のタイガソラ先生を簡単にご紹介します。
と言っても、傑作と名高い『Rouge et noir ou bleu』(赤と黒、もしくは、青)——通称「三色BL」を描かれた漫画家さんなので、説明は不要でしょうか。
緻密な絵柄と圧倒的な構成力、そして、力強い台詞周り。どれをとっても超一級品と言われる、若き天才です。

そんなタイガソラ先生が「三色BL」からおよそ2年半ぶりに筆を執った新作が『スカイライン・ステッパーズ』なのです!

まずは簡単に公式サイトから引用したあらすじをば。

近未来、地球は人間同士の争いや天変地異などによって荒廃が進み、住める場所が極端に減っていた。やむをえず、人類は月への移住を開始した。
人類が月への移住を始めてから200年の歳月が経った今日。月の都市には、ありとあらゆるものがあった。今や地球よりも圧倒的に快適に暮らせる程に発展していた。
だが、月には海だけが存在しなかった。海を体験するためには地球に行く必要がある。しかし、海のためだけに、荒廃が進んでいる地球へ行こうとする者は少ない。
いま、月では「パルクール」が空前の大ブーム。最大のパルクール大会で優勝すれば賞金100億ルーンを手に入れることができるというのだから、誰もが目の色を変えている。
この大会に、女性5人組のパルクールチーム「スカイライン・ステッパーズ」も参加することとなった。
彼女たちは大会で優勝をした賞金を元手に、地球に行くことを目標としていた。地球にしかない「海」を目指して。
あのタイガソラの描く青春×SFなガール・ミーツ・ガール!ここに開幕!

しかし、皆さん驚かれたのではないでしょうか。
えぇ、僕は驚きました。

まさか「三色BL」でBL(=Boys Love)を描いたタイガソラ先生が、今度はSF!しかも、ガール・ミーツ・ガールなお話を描かれるとは!百合なの!?百合ってことなの!?と興奮隠しきれないお友達もいらっしゃるのではないでしょうか。

今度は男性向けなのかな?と思われた方もいるかもしれませんが、女性ファンの多いBLでも女性のみならず男性の心も鷲掴んだタイガソラ先生ですので、今回の作品もきっと性別問わず楽しめるものになるのでしょう。

そんなソラ先生の最新作『スカイライン・ステッパーズ』の記念すべき第1巻は、2024/4/1発売!つまり、今日なんです!

見てください、この見事な書影。めっちゃオシャレ……!!

キャラクターの躍動感と息遣い、そして、これからのワクワクな展開が期待できますね!

と書いておきながら、ここでネタバレするんですが、

実は原作者は——

僕、ナカタニエイトだったりします。

「え、お前、自分の原作をあれだけ褒めてたの?うざ……」と思われた方、ごめんなさい。

だって、僕も舞いに舞い上がってしまっているんですもの……!!

まさかね、タイガソラ先生に原作を提供できるとは……!!

編集者さんからお話をいただいた際には、本当に驚いて「えっと……エイプリルフールには早くないですか?」なーんて聞き返してしまったくらいですから。

そう、エイプリルフール。

全ては空想。全ては妄想。全ては嘘。

というわけで、

『スカイライン・ステッパーズ』
本当に漫画で読みたくないですか?

以上、山あり谷ありナカタニエイトでした!

#エイプリルフール #空想マンガレビュー

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