お悩み相談おへんじ

親の悪口おへんじ2を読んでくださった方から相談が届きました!
以下相談内容です!

数年前に鬱病をされたとのこと。
わたしも長いあいだ、主に事後関係の悩みから鬱や適応障害で通院・服薬生活をしています。
わたしが通っている精神科医は、正直、薬を出すばかりで、悩みなどカウンセリングしてもらっても、「症状に対する薬を出すか、増やすか、減らすか、しかできません」と返されました。(私自身、人と話すことが下手、自分の内心を整理して話すことが下手で、医者とコミュニケーションできてないからかもしれませんが)
前に通っていた心療内科でも、『カウンセリングより薬』だったので、「鬱関係のカウンセリングや治療ってこんなものなのかな」と思う部分もあるのですが…。
なみだめさんは、カウンセリングや投薬など受けられましたか?
お医者の話や方針は納得できる感じでしたか?
また、今は薬なしでも生活できるくらい回復されてるとのことですが、回復にあたって、生活で気をつけるようになった事、ストレスへの対処法などあれば、伺いたいです。
読みにくいまとまりのない文章ですみません。
よろしくお願い致します。

以下回答です!

カウンセリングと医者のこと

私は2箇所の病院に通ってたのですが、どちらもカウンセリングは特に受けませんでした!最初に通っていた病院は家から一番近いけどただ薬を出すだけ〜って感じでしたね。私が病院に通っていたのは傷病手当金(詳しくは後述します)受給に必要な診断書を書いてもらうことが一番の目的だったので、診療内容についてはそこまで重視していませんでした。

2つ目の病院も基本的には薬出してくれるだけでしたが、何と言うか…ちゃんと会話の受け答えをしてくれる先生って感じで印象よかったです。笑顔になるタイミングとか声の低さや話し方のトーンとかもすごく感じよかったし、診察室から出た後に廊下を一緒に歩いて受付前まで送ってくれるとか、ただただ純粋に人間として良い人でしたね。
この先生は人として信頼できるかどうか?って視点で判断してみて、場合によっては病院を変えることを選択肢に入れてもいいかもですね…不信感がある先生が相手だと治るものも治らない気がします。
病院を変える時には、院長が「精神保健指定医」に認定されているかどうかもチェックすると良いかもしれません。2つ目に通っていた病院の先生は認定医でした。

あと、精神科や心療内科の病院の先生は治療方針と薬を決めるプロなのかなって個人的に思ってます。カウンセリングが得意な先生も中には居るかもしれませんが、きちんとしたカウンセリングを受けたいのであれば別途カウンセリングのプロにお願いするのも良いかもしれません。
あと、私はすごく興味はあったけど結局は行けずじまいになってしまったんですが、よかったら「自助グループ」で調べてみてください!当事者同士の繋がりによって癒されたり、気づきを得ることがあるかもしれません。

回復にあたって生活で気をつけたこと

当たり前ですがこの通りにしても必ず病気が治るとは限らないし、人によっては当てはまらないことも多いと思います。医者にこうするように言われたわけじゃなく、自分で考えて自分で気をつけていたことなので、あくまでもど素人の当事者による体験談として聞いてください。
相談を送ってくださった方以外もこのnoteを読んでいると思いますが、こんなんで治るはずない!無責任だ!デマだ!みたいな文句をマジで私に言わないでくださいね。当事者にとっては体験談を話してくれる人の存在が本当に心強いので、マジで外野から水差さないでくださいね。

さて予防線をめちゃくちゃ貼ったところで本題です!回復するまでは、主に以下4つのことに気をつけていました!

仕事をしたい!と強く思えるまでは仕事をしない

仕事しないっつってもお金のことはどうすんの!?って感じですよね。私は傷病手当金をもらっていたので最大18ヶ月間仕事しなくてもお金がもらえるようにしていました。これは在職中に申請する必要があるので注意です。

まあ…こんな偉そうなこと言っといて「仕事をしたい!」と思えるようになるよりも前に一回復職しちゃったんですけどね。そしてやっぱりまだ早くて数ヶ月で仕事辞めることになって職場に多大な迷惑をかけました。まじで当時の職場には謝っても謝りきれねえ…ほんと申し訳ない…
親が「もうすぐ傷病手当金の期間終わるけどあんたどうすんの?ちゃんと考えてんの?」と圧をかけてきたので「仕事しなきゃ」って追い詰められて復職を決めたのが敗因です。いやこれ親最低じゃん…ほんと親嫌い…

その後しばらく無職してたら突然「遊ぶ金欲しい!仕事をしたい!」と思えるタイミングが来ました。まじで突然でした。
そっから単発バイトしたりたまたま自分のスキルを活かせる専門職の求人を見つけたりして、今では普通にフルタイムで働けるようになりました。
お金のことを気にしないで済む制度があればちゃんと利用した上でがっつり休む!これは結構大事だと思います。あとは病気に理解のない家族がいたらグーパンで物理的に黙らせることができたらパーフェクトです。

図書館に通う

仕事を辞めたら世間から孤立しがちなので、明るい時間帯にちゃんと身なりを整えてどこかに通う習慣をつけるといいと思いました。毎日は無理でもまずは週1くらいから始めていきたいですね。

私は図書館が実家の近くにあったのでよく歩いて出かけていました。
「どこかに通う」というのも重要でしたが、図書館でメンタル系の本を借りてたくさん読みまくったのがとても役に立ちました。
筋トレが毎日継続しないと効果が出ないのと同じで、1冊の本に劇的に人生を変えられるなんてことはまずありえないと思っています。
長い期間継続してコツコツとポジティブな本を読み、ポジティブな言葉を自分の中に取り入れていくことで、だんだん少しずつポジティブな考え方ができるようになると私は思うんです。本をたくさん読むのはオススメです。
うつ真っ盛りの時にポジティブな本読むと最初は苦痛ですが、好きな小説とか雑誌を挟みながら読み進めてみてください。
あと、うつ病の時って本を読めない(文字が頭に入らない)時があるのでそういう症状が出た時は潔くたくさん寝てください。私も寝てました。

愚痴を言いまくる

本当に気が置けない友達だけしかいないアカウント作ってめちゃくちゃ愚痴ツイしてました。これに関しては友達にマジで感謝…病人のやばい呟き読ませてごめんって毎日思ってたけど、いっそミュートにでもして読まなくても良いよと思ってました。本当の気持ちを誰かが見ていてくれるかもしれないし、本当の気持ちを言っても誰からも説教されないってことが本当にありがたかったです。感謝…

愚痴垢を作る時にちょっと注意して欲しいのが「役割期待のずれ」です。
ざっくり言うと「愚痴とかマジ聞きたくないわ」って思ってる人を愚痴垢のフォロワーに入れないように気をつけようねってことです。

↓役割期待という概念はこの本で知りました。オススメの本です。

愚痴ることってよくないことだと思われがちですけど、愚痴も立派な「アウトプット」という行動なのでかなりメンタルに効くんですよ。

モヤモヤや不安を言語化する作業ってとても大事だし、その過程で向き合うべき問題が浮上したりします。
愚痴りながら「何でこんな風に思うんだろう?」って疑問がわいたらネットで心理学の観点から解説された記事がないか調べたり、図書館で本を借りてきたり、それで得た知識を自分の言葉に直してツイートしたりして、アウトプット→自己分析→インプット→アウトプットを延々と繰り返してました。
愚痴はまじで大事です。愚痴こそが全ての人を救う。

うつの原因から物理的に離れる

もうこれは当たり前のことですよね。私にとってはうつの原因は親だったので、仕事しなくて実家にいる時間が増えれば増えるほどうつの原因と四六時中一緒になるってのもあり図書館へめっちゃ通ってました。
親がうつの原因だと完全に詰むんですよね…職場や恋人は自分の意思で変えられるけど、親と実家だけは一生変えられないので…
でも「こんな家さっさと出て行ってやる」って気持ちはかなり強い原動力になるので、親が原因の人はどんどん怒りのパワーを貯めていきましょうね!

ストレスへの対処法

これも結局は、こんなことでストレス感じるなんて…とは思わずに、自分はこんなひどいことをされた!ときちんと怒って、信頼できる人に愚痴を言いまくるのが一番だと思います。
あとは、イラっとくることがあればそのエピソードを分析して面白おかしいお話として昇華するのも良いかもしれません。はあちゅうさんがそんな感じのことをnoteかなんかで言ってて(記事元みつからん)面白いと思って私もイライラを面白おかしい漫画に昇華してみるってことをやってました。

↓こういうの(親の小言が長すぎてイライラした時に書いたやつ)

画像1

結局はアウトプットが最強なんですよね。

まとめ

・カウンセリングはカウンセリングのプロにお願いしてみる
・お金をもらえる制度を利用してちゃんと休む
・明るい時間帯に身なりを整えてどこかに通う
・ポジティブになれる本をコツコツと読み続ける
愚痴も立派なアウトプットなのでどんどん愚痴る
・うつの原因から物理的に離れる

まとめるとこんな感じです!
多分当たり前のことしか言ってないんですけど、参考になれば幸いです!
相談ありがとうございました!

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