親の悪口おへんじ2

今回もnoteでおへんじします!
以下、届いた親の悪口です。

もう成人するのに自分で何も決められません。
うちの母はとても過保護・過干渉です。
未だに私の部屋を勝手に確認するので、つい最近も引き出しの中に入れていた男友達と撮ったプリクラを見て勝手に彼氏だと決めつけ、その前提で話題を振ってきたのでビビりました。しかもその内容が「どうしてママに教えてくれないの?」
小学生のときは6年間私が時間割を合わせたランドセルの中身を勝手に確認し、時間割と違っていたら勝手に直していました。
時間割変更がある日にもしっかり確認して入れた教科書を勝手に入れ替えられ、担任に叱られたのでおそらく母が勝手に入れ替えたと言うと「お母さんは忙しい中確認してくれているんだから文句を言うな!」とキレられました。
子どもの服装に妙なこだわりがあり、自らは何年間も同じ服を着て、食費を削りながら毎月何万円分も私にブランド物の服を買っていました。私はお洒落に興味がなかったので服を汚して帰るとものすごく怒られて廊下で正座させられるのが恐怖だった記憶しかありません。靴下すら汚して帰れませんでした。
汚してしまったら授業にも参加せず半泣きで服を洗っていましたし、誰かに汚されたときには相手にキレて担任に「汚れて困る服を学校に着てくるな!」と怒られました。汚れて困らない服なんて持ってないのに。
中学に上がっても私が選んだ服を見てダサいと言うし、毎回母と服屋に行き母が選んだ服を着ていました。しばらくすると母は「こんな年になってまで親と服を選びにくるなんてみっともない」などと突然突き放してきましたが、母にダサいと言われるのが怖くて、母のファッションセンスに対するプライドを傷つけるのも嫌で、「この服がかわいいので買おうかな」「その服はあまり欲しくない」と言うことすらできないままここまできてしまいました。
以前やっていた過保護のカホコというドラマを見てみんな笑っていましたが、私は幼い頃から友達にも大人にも「過保護だ過保護だ」と馬鹿にされてきたので笑えませんでした。
母はあのドラマを見ていい家族いい親戚だと言っていましたのでおそらくそういう価値観なのだと思います。
小学生の頃の担任の発言のように、過保護に育てられていることを幸せに思いなさいという社会の風潮に違和感しか感じません。

今回いただいた親の悪口もなかなかのクソ親っぷりです!
以下おへんじです!過保護&過干渉と服装はかなり自分の中でも大きいテーマなので、かなり長くなっちゃいましたがのんびり読んでください。

そもそも過保護とは?

自分の中で過保護と過干渉の違いが曖昧だということに気が付いたので、折角なので過保護の意味を調べ直してみたんですが、育児系の記事では過保護とは子供の自主性を尊重し過ぎることとされていて、むしろ過保護は良いこととしているものが多く興味深かったです。

世間の人々、過保護と過干渉を混同しがち問題

過保護と過干渉の違いをを夏休みの宿題で例えると、
子供が読書感想文をやりたくないと言ったら親が書いてくれた→過保護
子供は自分で読書感想文をやりたいのに親がむりやり書いた→過干渉
って感じになるのかなと思います。
これだいぶ違いますよね。何で世間の人々は混同するんでしょうかね?

多分、このクソみたいな世間には「子は親の言うことは聞くべき」という気持ち悪い共通認識があるからなのだと思いました。
過保護の場合は、子が親の言うことを聞かずに逆に親が子供の言うことを聞いている状態だから非難され笑われるし、過干渉は親の言うことを聞かずに子供が反発しようとしているから非難され笑われるのかな?的な。特にエビデンスは無いただの個人の感想ですが…

今回のお話を聞く限りあなたの親は過保護0%、過干渉120%ですね。自主性徹底的にぶっ潰してますもん。同情されこそすれ、周りから馬鹿にされる筋合いは1ミリも無いです。
世間の人々、家という閉じられた世界では子は親に逆らえないと言う当たり前のこと忘れがちですよね。過保護も過干渉も親の人格や教育方針にこそ原因があるのに、なぜ子供を笑うのか。この世はクソです。滅ぼさなきゃ。

>もう成人するのに自分で何も決められません。

さて本題です!自分で何も決められないとのこと…自主性を根こそぎ奪う育てられ方をしたので、自分で何も決められない大人になるのはただただ親の思惑通りです。当たり前ですがあなたが悪いわけではないです。

特に服装について詳しく書いてくださったので、特に服装についてもっと自分で決められるようになりたいと思ってるのかな?と感じました。結論から言うと、あなたは単に自分で決められないのではなく、親が納得しない服を選ぶことで親から非難されるのが怖いのではないでしょうか。
人間だって生き物なので親から否定されるのは遺伝子レベルで怖いはずです。故に親が納得しない服を選ぶのは怖いに決まってます。
私はその気持ちを絶対に否定しないし、あなた自身も自分の気持ちを否定しないでください。怖いのは当たり前!怖がるのは悪いことじゃない!親が怖いのなんて当たり前のことです。私も親のことめっちゃ怖い。

「服はその人を表す」って言いますよね。自分の意思で服装を選ぶことは、自分を表現するために一番手軽で、一番即効性が高い手段だと思います。
人から優しい人だと思われたければ優しい雰囲気の服を着るはずだし、逆に自分はこのファッションが好きだからどう思われようと関係ない!という信念がある人なら自信を持って奇抜な服を着ると思います。
人にどう思われたいかも服装でコントロールできるし、逆に人にどう思われても構わないという意思も反映できる。服ってすごいんです。

自分の好きな服を否定され、親の望む服装を強制され続けるということは、自分がどういう人間でありたいかと考えることすら禁じられ、親の望む人間を演じ続けることに直結すると思います。
こんなの恐怖による支配と尊厳の破壊ですよ。もう最悪。そうやって恐怖で支配してくる親こそが諸悪の根源なので、もういっそこの恐怖を憎しみに変換していきましょう!思う存分めちゃくちゃ怒りましょう!
親に対して怒ってると、ある日突然「このままじゃ悔しい!」って思えるタイミングがくるはずです。その時が行動を起こすチャンスです。
その時には親には一切声をかけずに自分一人でしれっと服を買いに行くことだってできるし、着ている服について親に文句言われてもその言葉を真に受けず「うるせえな!死ねや!」と思える心だって育ってるはずです。

中学の時に自分で選んだ服をダサいと言われた経験がかなり心の傷になっているのかなと感じたのですが、いきなり補助輪なしの自転車に乗れる子供が居ないのと同じで、誰だって最初に選ぶ服はダサいんです。(追記:だからってわざわざ直接ダサいと言って傷つける必要は全くない)
選んだ服がダサくたって洗練されてたって、自分の意思で服選ぶこと自体が最高に超良いことだと思うんです。服選びの失敗は誰だって通る道です。
っていうか中学生の時点で親が納得しない服を選べてると言う事は、あなたには自分で自分の好きな服を選べる力が本当はあるんです!でも今はまだ親が怖すぎて行動に移せない状態なんだと思うんです。
なのでまずは恐怖を憎しみに変換して怒る練習をしてください。行動に起こせない自分を責めるより、今は行動を起こすための力を蓄える期間だと割り切ることもアリだと私は思います。

さて!ここで「怒る練習」に役に立つ本を紹介しましょう!

この本の著者の田房永子さんも母親からの過干渉の被害者です。本の中では過剰にキレてしまうことをやめることを目指していますが、逆に怒れない人が適切に怒るためのノウハウ本として読むこともできると思います。
すべての親の悪口おへんじに共通するんですが、親にはどんどん怒っていきましょうね!やばいことをされていると自覚して自分の心を最低限自分で守ることが大事だと思います!どんどん自分に甘くなりましょうね!

自分の好きな服が分からないパターン

とまあ、こんな偉そうに言ってますが…実は私は自分の好きな服というのがもうあまり分からなくなってしまいました。

※以下、自分語りのターンだよ!

これ仲良い相互には結構前から話してることなんですが、実は数年前にうつ病を患ってしまって、それ以来「自分なんかは自分の好きな服を着る資格がない」と本気で思うようになってしまいました。
今ではもう薬を飲まなくても普通に生活できるくらいまで回復しているんですけど、自分には好きな服を着る資格はないと言う考え方はそのままです。
素敵だなって思う服があっても、それはあくまでも鑑賞するためのものであって、自分が着るべき服じゃないと思ってしまいます。

そんな私が最近どういう服を着ているのかと言うと、無印ばっか着てます。
私は肌がマジでよわよわなので綿100%の服しか着ることができないのですが、無印の服はほとんど綿100%なので重宝してます。これかわいいかも〜と思ってタグ見たら何だポリエステルか…って諦めることが無いので、無印で服を買うことは私にとって超ストレスフリーです!オススメです。
あと1つのブランドで統一するってだけで全身の色とか丈とかフィット具合とか総合的にいい感じになることが多いです。オススメです。

もし好きなデザインの服が分からなくなってしまったら、自分の健康状態に合わせて服を選ぶのもアリだし、1つのブランドで統一するってルールを課すのもアリだと思うんです。
もし自分の好きな服が分からなくなったら参考にしてみてください。

そう言えば私も周りから過保護って言われてました

文章打ちながら思い出したんですけどそう言えば私も周りから過保護って言われてました!と言うのも私の職場へ母がほぼ毎日車で送り迎えしてくれてて、私が親の車から降りて出勤してるのを職場の人に見つかると「親に送ってもらったの?w」ってしょっちゅう言われてましたね。
その度に死ぬほど恥ずかしくて「親が駅前へ買い物行くついで」「親もパートやってるから親の出勤のついで」「私は体が弱くて熱中症になりやすいから夏場だけ」とか言い訳してました。

私の母は私を送り迎えすることに対して異常な執着があったみたいです。
親のことが嫌いすぎて同じ家で暮らしてるのがマジで無理で離れるために同じ市内のアパートで一人暮らししている時期があったのですが、その時すら「職場へ送り迎えさせて」って迫ってきました。
マジで何回断っても聞く耳持たなくて、埒があかなかったので結局送り迎えしてもらってましたが…そんな事情を知らないから周りは過保護だ過保護だって笑うんですよね。あーなんかむかついてきた。事情を知らないからってとやかく言ってくる人にもばんばん怒っていきましょう!

過干渉を描いたドラマと言えば

過保護のカホコは私は観てないんですが(胸糞悪そうなので)親の過干渉をテーマにしたドラマですとこれが一番おすすめです。

毒親関連の書籍を多く出版されてる、臨床心理士の信田さよ子 さんが監修されてるドラマなのですごくすごくしごく良かったです。
服装に関しても取り上げられられています。主人公は最初は親が好む系統(花柄とかふんわり綺麗系)の服を着ているのですが、過干渉から抜け出し始めた頃にアースカラーのニットの服を着て登場します。そして「私は本当はジーパンとか履いて地べたに座ってアイス食べたりしたかった」と言うんです。このセリフが本当に本当に本当に好きです。

↓全話は見れてないんですがこれとかも(原作も読みたい!)

↓こちらもおすすめ!(原作も読んでる!)

親にブチギレるシーンがあるドラマはスカッとするので最高です。オススメです。

長くなりましたが…過保護と過干渉の違いをちゃんと調べる良い機会になったので私としてはとても有意義な親の悪口でした!
一刻も早くあなたが自分で選んだ服を着れるようになりますように!
親の悪口ありがとうございました!

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