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D’ont think. Hear!!!!!!!!!!!!!! #01THEGUILD勉強会レポその1

THEGUILDさんの勉強会参加できました!
ちょっとボリューミーなのでセッションごとに分けさせていただきます。
今回は弁護士ドットコムの金子さんのLTのレポです。

今すぐ聞こう!!

タイトルにはHear!!!!と書きましたが、本来はquestionですねw
(音的に元ネタに近かったので)
この勉強会で一番受け取ったメッセージがこれです。
うだうだ悩んでないで、聞こうや!
私もそうでしたが、ユーザーインタビューをやろうとなると、どうしても構えてしまって、勝手にどんどん規模感を膨らませがちでした。
でもパネルディスカッションでも出ていたように、聞こうと思ったら隣の人に聞くのだって十分インタビューの始まりだということ。
聞きたい!と思った時が聞きドキ!
完璧な準備なんか必要なく、それはどんどんやって行く中で仕上がって行くところ。
だからどんどん始めましょうというメッセージにとても気持ちが軽くなりました!

LT1 ユーザー中心組織論

speaker:弁護士ドットコム株式会社 金子剛さん
当日の資料はこちら

◾️なぜユーザーインタビューが必要かなのか?
他者視点でモノを判断するため。
そこで最も大切なのは「共感」すること。
「共感」って??
相手に入り込み、バックグランドを理解し、同じ苦しみを感じること。
「同じ経験してるからわかる。」
これは一見して共感に見えそうですが、実は違うことが多い。
経験が同じでも、その経験をした理由、バックグラウンドは人それぞれなことが多いはず。

共感とはそのバックグランウンドを理解し同じ目線、相手の立場になって考えること。

◾️なぜ組織でやらないとダメなの?
価値判断をユーザー中心にするため。
チームで1つのプロダクトを作るということは、携わる人数分のいろいろな判断軸でプロダクトが動かされている。
同じインタビュー結果を見ても、開発者とプロダクトオーナーで価値判断が違うということはよくある話。
判断軸が違う=チーム(組織)で同じ目線を持てていない。

この価値判断をユーザー中心(同じ目線)にするために組織でインタビューに取り組むべき。

◾️価値判断をユーザー中心にするための組織に必要なこと
ビジョン / ビジネスモデル / カルチャー / チーム / プロセス

1.ユーザー中心のビジョン
プロダクト作りにおける「なぜ?(使命)何を?(目標)どう?(手法)」
なぜ?(使命)=ビジョンはユーザーに聞いても出てこない。
そこで、誰のための使命・ビジョンなのか?
これをビジョンオーナーを巻き込んで考えると良い。
・インセプションデッキ
・エレベーターピッチ
などを取り入れて見直してみよう

2.ユーザー中心のビジネスモデル
ユーザー価値からKPIが一つなぎになっているか
「価値の創出」「届ける」「マネタイズ」
この3つが正のスパイラル状態になっているか。
ビジネスエキスパートを巻き込もう!

3.ユーザー中心のカルチャー
裏返しのトランプが4枚ある
Q.ハートのAはどれですか?→試すしかない

理性主義  経験主義
・考える  ・聞く
・原典から ・経験から
・テスト  ・実験
・前提から ・行動から

サービス開発は不確実性との戦い。
わからないことは聞く。
経験主義なカルチャーを生み出そう。
でもどう育む??
まずペンと紙持って外へ出ましょう!
大事なのは精度ではなく「聞く文化」

4.ユーザー中心のチーム
メンバーが多様であること。
そして作り手が直接インタビューすることが大事。
大切なのは共感の解像度
インタビューで得られるモノには定性では表せないモノが多い。
→表情、仕草、声のトーンetc
これらは実際に体験しないと判断に繋げられない。
実体験でないことは解像度がどっと下がる。

5.ユーザー中心のプロセス
無知の知
まずユーザーについて「知らない」ことを洗い出す
→事実と推測の分離

インプットタイムの導入
既知の知見を整理する
エキスパートから知見を得て噛み砕く

学びのサイクルを回す
事実→推測→実験(インタビュー)→発見

チーム(成長)→エキスパート

事実→推測・・・のサイクルの繰り返し
このプロセスを回すことで組織が成長していく

◾️まとめ
・大切なのは「共感」すること
・インタビューをイベントで終わらせない
・完璧でなくていいからまず始めること
・そしてプロセスを回して組織に根付かせよう

インタビューで得た熱量は組織に宿る

先月参加したインハウスデザイナーの勉強会での金子さんの発表も、組織にデザインカルチャーを根付かせる的な発表でとてもよかったんですが、
今回もインタビューカルチャーを組織で根付かせるにはといった内容でとても学びの多い発表でした。
金子さんも思い立った時にすぐに駅までいってゲリラインタビューしたと言っていて、やっぱり小さくすぐ始めるってのが大事なんだなぁと。

あとは「共感」すること。
これ、結構女性は得意なんじゃないかなぁって思いました。
女子の悩み相談って、ほとんど答えって求めてないんですよね。
背中を押して欲しいことがほとんどで。女性はこれを通ってくるからわかってる人多そうな印象です。
女性の相談に、ガチでめちゃくちゃ考えて、客観的な答えを提示したのにあんまハマらなかった事ないですか?笑
パネルディスカッションでもインタビュアーに女性がいるといいって言っていて、安心感もあると思うけど、この辺の経験もある気がしました。

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