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絵が描けないデザイナーがデッサン教室に通い始めたのでその記録:4

デッサン講座5、6回目は立方体を透視図・遠近法(パース)で描いていきます。
2回目で紙を二つ折りにした直線だけで描くモチーフをやりました。
その時は、縦の線同士、横の線同士はどこまでも平行に描いていきましたが、今回は消失点を設定して描いていきます。

5回目 パース1

パースとは消失点を設定した描き方。
消失点とは線と線が交わるポイントのことです。
実物は縦の線同士、横の線同士はどこまでも平行なはずです。
パースで描く時には角度をつけて消失点を設定して描きます。
そうすることで、より奥行きなどの立体的表現が増します。

ピンク色の辺が交わる点が消失点です。
(2点透視図の消失点は実際はもっともっと外側になります。)
※2点透視図の底面下に消失点を設けた3点透視図もあります。

このテクニックは、設計図だけでなく絵画でも採用されています。
有名なところでいうとダヴィンチの最後の晩餐ですね。
キリストの顔が消失点に設定され、そこから放射状にモチーフが描かれています。
絵画や写真の構図などでこの消失点を設定することで、奥行きの表現だけでなく、そこに目線を集めることができます。
このダヴィンチから遠近法が確立されたと言われています。
ちなみに、この500年後にピカソがこの概念をぶっ壊したと言われています。

レッスンに戻って、今回は立方体を2点透視図で描いて行きます。
この場合の消失点はモチーフの外、というかキャンバスの外に消失点ができます。
授業では2時間で3個くらいモチーフの角度を変えて描いて、角度の付け方などを掴んでいきました。

左1個目 右2個目

1個目は左右対象になるように角を正面に設定。
どの角度でも、Yになる1番手前の垂直線とその頂点から左右奥に伸びる線が基準になります。
意識しすぎると角度つけすぎてしまうので、ちょうどいい消失点の設定が難しい。。。

3個目

先生いわく、アイデアスケッチとかだったらちょっと大げさにつけてもいいんだけどねぇとの事。
確かに、まだ見ぬものを伝えるためには大げさな方が簡単に伝わりやすそうですしね。

6回目 パース2

紙ナプキンの上に置いた立方体を描き上げていきます。
最終的には紙ナプキンと立方体の側面に調子を入れて仕上げます。
紙ナプキンも正方形で立方体はその中心に置いてあります。
紙ナプキンもパースをつけて描きます。

立方体は結構綺麗に形取れてるかなぁ。
でも紙ナプキンが・・・。
ひし形風になっちゃってバランス変ですね><

デッサンしてると目線がいつのまにかブレてるんですよね。
微妙に描く姿勢もずれて目線がずれる。。。
なので目の玉だけを上げ下げして描くのがコツだそうですが、姿勢もなかなか2時間同じがきつくて、結局ブレブレになってしまいました。

線の濃さや調子で奥行きの表現も意識できるようになってきてるかな。

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