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俳優活動をしている同僚のロゴマークと名刺を作成しました

先日(というか結構前)、同じ会社(厳密にはグループ会社)に、俳優活動をしながら派遣として働いている仲間がいまして、彼からの依頼でロゴマークと名刺を作成しました。
今回はその経緯から案だししたデザインと決定デザインのご紹介を。

以前、(私の)ロゴの作り方をnoteに書いたんですが、その作り方を経て生まれたロゴとなっておりますので、そちらももしよければどうぞ。

同僚の紹介

長澤英知(ながさわひでとも)
即興パフォーマー / 俳優 / MC / ナレーターとして活動を行う。
経歴:Tokyo Comedy Store Jや:Dの活動に参加し、以来11年間に渡って毎月平均1回のインプロのライブを行う。(長澤さんのHPより引用)

長澤さんは演劇の中でも、インプロという即興劇を中心に活動されています。
会社での長澤さんは、即興パフォーマーらしく、本当にコミュニケーション能力が高いです。
というより、「人懐っこい」という言葉がぴったりなイメージ。
一言二言言葉をかわせば、次の日からはもうマブダチだぜ的なノリで馴れ馴れしく、もとい、人懐っこく話しかけてきてくれます(笑)。

会話の中でも、相手の言葉に対してポンポンポンポン言葉が飛び出してきます。さすがインプロバイザー。。。
(ここだけの話ちょっと疲れるくらいです笑)

なんかあんまり良い言葉が出てこないw ごめんなさい、長澤さん。。。
(いやほんと、楽しい人です!)

経緯

もともと、即興(インプロ)演劇のグループを作って、そのグループで定期的に即興(インプロ)や演劇をやっていた。

ある時から自分のやっていきたい事が明確になってきて、それがグループの方向性とは少し違うため、グループから抜けて一人でやっていこうと決断。

「長澤といえばあのマーク、的な目印があると宣伝など使いやすく覚えてもらいやすいとおもったんだよね」
と私へ依頼が来た。
という経緯でありました。

完成ロゴマーク

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演者を波に見立て、インプロや演劇のグルーヴ感を津波で表現。
色々な(太さ)の波(演者)が集まって小さな波を起こしながら、
大小様々なグルーヴ(津波)を巻き起こす。
演者のやりとりも観客の感情も常に波のように変化する中、
確実にみた人の記憶に確かな何かを残す。(赤い太陽)

↑こんな意味を込めています。
作る前に、長澤さんからインプロや演劇についての思いや考えと、見た目の部分でのリクエストをもらっていました。
ざっくりいうと
・相手の事をいかに考えるかが大事な仕事
・見ている人に何かを感じさせ影響を与えたいと思っている事
・見た目のリクエストはエンブレムっぽさ、和風っぽさがあると良い
・東京事変の鶴のマーク、BUMP OF CHICKENのエンブレムマークが近い
本当はも〜〜〜〜〜〜〜っと長文で熱い想いをもらってました笑。

他の候補案

完成ロゴの他に3つ作っていて、全部で4パターンの中ら選んでもらっていました。
せっかくなのでここでお披露目させてもらいます。

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1.「長」タイポグラフィ案
全て直線で表現。
直線=舞台上での共演者、観客
インプロは演者も観客もそれぞれの身一つを持ち寄って作り上げるエンターテインメント。
その時、その場所に集まったいろんな個性がその時その場でしか表せない自分を作り出す。

2.蛇男案
舞台では蛇のようにその時その瞬間に形状も感情も変化させる。
自由に演者や観客と絡むことと、とぐろを巻く(絡む)ことをかけている。
(普段も絡んでくる。意外と蛇顔である。)

3.ハニカム案
様々な演者、観客、演者自身の多面性がハニカム構造のように一体化することで、一つの舞台を作り上げる。
色々な感情(色)、人や場面、自身の思考(柄)の多様さを表現。

個人的には蛇案もおすすめだったんですけどね。
この中から一発で津波案を選んでもらいました。
でも迷いなく良いって言ってもらえて津波を選んでもらえたのでよかったです!

名刺デザイン

所属している団体での最後のライブで配りたいとのことで、入稿まであまり時間がなかったので、会社でも利用していて勝手知ってるラクスルさんで印刷することにしました。
ラクスルさんの名刺印刷では、紙の色は白しかないので、名刺デザインとしてはマークが際立つシンプルなデザインにしました。

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本当は活版印刷とか2枚合紙とか色々やりたいことはあったんですが、またの機会にやらせてもらうことにしました。

本人にも気に入ってもらえているようなので、とても嬉しいです。
ちなみに、ロゴマークの初稿(4案)を送った後のご本人からの返信がこちら。

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この反応もらうためにこの職業やってるわ。って本当に思います。
本職の仕事でもデザイン出す前は本当にいつもドキドキで、何年やってても、結構ネガティブなんですそこは。いつも。
でもこういう反応もらえると本当にこの仕事やめないで頑張っててよかったって思います。報われるってやつですかね

そしてまた、誰かのために何かを作りたい!!と思うのでした。


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