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良い「発見」の体験ってなんだろう

深津さんのこの記事を読んで、自分も考えて見た。
ちょっとまとまりないかもですが。

まずこの話題で大事なのは、ゴールが良い「発見」の体験であることかなと。
その手段としてランキングもあるよね、だからいいランキングの手法考えたいってことだと思うので、まず、良い「発見」の体験について考えてみようと思います。

日常生活で起こり得る良い「発見」の体験

ふと思いついたのがこの2つ
CASE1.暇すぎて、テレビをザッピングしてたら、以前少し気になっていた映画がたまたまやってたので見たらすごくよかった
CASE2.友達に「これすごく面白かったから読んで見て!」と漫画を渡されて、知らないタイトルだったけど読んだらハマった

CASE1を深掘りしてみる

暇すぎて、テレビをザッピングしてて、たまたまやってた以前少し気になっていた映画を見たらすごくよかった

ここで気になったポイント
・ザッピング=探す(検索)に近い行為
・以前少し気になっていた=世間または自分の中のトレンド、感度に引っかかるもの

探す(検索)
「発見」するということは、その手前に「探す」という行為があるなぁと気づく。
ザッピングは厳密には探すとは意味合いが違うけど、能動的な行為ということが言える。

トレンド、感度に引っかかるもの
人は闇雲に目的もなく何かを「探す」ということはしないので、対象が必ずある。
この場合は気になっていた映画。ここで大事なのは映画ではなく気になっていたという点。
自分のアンテナに引っかかるものについて、情報が欲しくなる。

発見する
見つけたものがいいものだった時、その物や事に対する評価の他に「達成感」があるんじゃないかな。
まあ、度合いはあるにせよ、今回の暇しててたまたま見つけたレベルでも、対象物の内容が良かったらきっと少なからず達成感のような高揚はあると思う。

CASE1をまとめると、
(自ら)探して/見つけた(発見)/達成感
能動的な良い「発見」の体験だと言える。

CASE2を深掘りしてみる

友達に「これすごく面白かったから読んで見て!」と漫画を渡されて、知らないタイトルだったけど読んだらハマった

ここで気になったポイント
・友達=赤の他人ではなく、何かを共感・共有している可能性がある
・漫画を渡されて=勧められる
・知らないタイトル=未知の世界のもの

何かを共感・共有している
これはnoteでいうフォローしている人だったりフォロワーだったり、スキをつけたことのある人だったりにあたりそう。
記事や小説や写真を見て共感したからこそ、スキをしたり、フォローしたりされたりするのだろうと考えられるので、好みだったり人となりを形成する何かを共有していると言える。

勧められる
勧められるということは、探すと違って受動的な行為である。
このケースのポイントは好みなどを共有している人から勧められている点。
勧められた物への信頼感がある。

未知の世界のもの
自分の思考の外にあるもの。なので、無いに等しいもの。ややこい。
考えもしないようなものなので、自分から探せないもの。
でも何がしかを共感・共有している人に勧められると、信頼感があるので拒絶はしない。

発見する
自分の思考にないものに出会い、それが良かった時、良い発見の体験になる。
この場合は単純に自分に新たな知識・知見(価値)が増える喜びに近いと思う。

CASE2をまとめると、
共通の知人に/勧められ(発見)/新たな価値が増える
→受動的な良い「発見」の体験だと言える。

で、ランキングにどう反映するか

なんとなく、ここまでの考えでいくと、
能動的な発見には主要SNSのようなトレンドランキング的なものが合いそうかなと。
受動的な発見にはランキングじゃないけど、amazonとかのこれもオススメですのやつ。
多分、他のブログサービスのような、いわゆる普通のPVとかいいね数のランキングは、ユーザー個人の良い「発見」の体験には結びつかなそうなイメージかなぁ。
(暇つぶしにはなるだろうし、その中には良い発見もあるとは思うけど。)

CASE1.の能動的な良い「発見」の体験を提供できるランキング
twitterのトレンドに近いんじゃないかな。ワード単位でランキングする。
このケースのポイントは探して見つけて達成感を得られること。
・トレンドワード(ハッシュタグなど)がランキング化されていて、
・そこに自分も気になっていたトレンドワードがある
・そこからさらに自分が記事を探すことができる
∟この時の探すという行為は、まさにテレビのザッピングに近い感覚
・そこでいい記事にで会えれば達成感が得られる

これだと、記事自体がランキングされているわけではないので、特定のクリエイターが上位に居続けるということは避けらるのではないかな。

単語をランキングにするなら、
・トレンド
・ユーザーの閲覧履歴やスキの傾向でランキング化
∟ランキングっぽく見せるって感じかな

CASE2.の受動的な良い「発見」の体験を提供できるランキング
イメージだとECサイトとかのこれもおすすめ一覧とか、tsutayaの良品発掘とか、タワレコのコーナー展開のポップとか、あ、最近やってたnoteの読書バトンとかもそうかも!
このケースのポイントは共通項のある知人からの勧めで新たな価値を得られること。
・フォローしている人たちのスキをしている記事ランキング
・フォローしている人による今週(月)読んで良かった記事ランキングバトン
・note運営による良記事発掘
∟これやるならガチでやってほしい。少しでもプロモーション的な意味合いが入ると懸念してるリスクににたような事象が起こる

とかかなぁ。
この場合はランキングにこだわらなくても良いのかも。
記事下のその作者のオススメの他に、幅広い範囲でのオススメも出すとか。

見せ方も大事

例えば、「ランキング」っていうメニューというかカテゴリ作っちゃって、1階層潜らせる。
で、ホームや記事下には純粋に閲覧/検索履歴やユーザーの傾向見てのおすすめを出す。

これだったら、PV数とかスキの数ランキングだとしても、オススメの方が精度高ければランキングが代わり映えしなくても発見性への追求はおすすめで対応していくとかにできる。

他には、ランキングカテゴリを充実させて、多様なランキングを見せるとか。
・PV数ランキング
・スキ数獲得ランキング
・ハッシュタグランキング
・トレンドワードランキング
・カテゴリ別ランキング
これ、表示を自分でカスタマイズできたら良いかも。
どのランキングを表示させるか選べるとか、表示順番を変えられるとか。

てか、ランキング表示自体をオプションみたいにして、カスタマイズさせるの良いかも。
多分、いまnoteでもっと発見したいって思ってる人多いと思う。
けど、検索に対して選択肢が少ないなと思う。
(今の)noteの場合、ランキングにしろおすすめにしろ、検索性を上げることが発見性や回遊性に繋がるんじゃないのかな。

ヘッダーに何個か並んでるハッシュタグが、もう少しユーザーの傾向に特化したものだとそれだけでも発見性につながりそうだし、あそこに「ランキング」とか「トレンド」っていうラベルがあるだけでも違うかも。

一旦ここまで!
でもこういうの考えるのめちゃくちゃ楽しいーーーーーー!!!!

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