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ユーザーテストの画面と音声をGoogleハングアウトで簡単共有

実施からだいぶ経っちゃったんですが・・・
チームでユーザーテスト&インタビューを行いまして、Googleハングアウト使ったら待機メンバーにも簡単にPC同士で共有できた!のでその方法を備忘録がてらに書いておこうかと。

事前準備
・Googleアカウントの取得(共有側、見る側共)
・Googleへのログイン

共有側:予定の登録と共有

画面共有するPCのアカウントで設定します。

1.カレンダーを仮登録

1-1.Googleカレンダーを表示
1-2.テスト開始日時をクリック
1-3.タイトルを入力して保存

2.詳細登録

2-1.仮登録した予定をクリックして編集画面へ
2-2.ビデオ会議を追加からハングアウトを選択
2-3.ゲストを追加の欄に共有したい人のgmailアドレスを入力して保存
2-4.ゲストに招待メールを送信

3.ハングアウトを開始する

3-1.登録したカレンダーからHungoutに参加をクリック
3-2.カメラをオフにし、参加をクリック
※マイクをオフにするとテスト中の会話やインタビューが参加側に届かないので注意してください。
3-3.左側にある「画面を共有」をクリックしてあなたの全画面を選択
3-4.共有したい画面(ブラウザの別タブやスライドなど)を表示しておく

参加側:予定の参加とHangoutの参加

1.カレンダーの予定からHangoutに参加をクリック

1-1.カレンダーの招待された予定をクリック
※予定に招待されると、カレンダーに予定が追加されます
※共有側が予定登録の際に招待者にメールを送信していれば、Gmailの招待メールからも開くことが出来ます
1-2.「Hangoutに参加」をクリックしてHangoutを起動
1-3.画面上部中央のカメラとマイクアイコンをクリックしてオフにする
※見る側の映像と音声が共有側(被験者)に届いてしまうので切っておきましょう
1-4.画面下部中央の「参加」ボタンをクリック
1-5.共有側の画面が映ったら成功

手順を書き起こすとめんどくさそうに見えるんですが、これ実際やって見るとめちゃくちゃ簡単です!

ハングアウトのいいところ

場所を選ばない
画面共有なので、ネット環境さえあれば会議室のようなちゃんとした場所じゃなくても実施できます。
実際私たちは会社の会議室が他の部署の来客などで埋まっていて、今回のほとんどのテストをカフェから中継しました。
ただ、カフェ選びは重要です(>人<;)
混雑してうるさいとPCのマイクでは声を拾いにくいです。。。

非参加メンバーが参加できる
これは見る側が、テストの様子を見聞きしながら気になった質問を実施チームにリアルタイムで投げるということも可能です。
あとは普通に感想なんかもリアルタイムでslackなどに呟けるので、それだけでも色々気づけるんじゃないかなと思います。
参加人数限られちゃう問題
どうしてもユーザーテストやインタビューは被験者の緊張を煽らないためにも参加人数は限られちゃいますよね。
また、実施者は慣れが重要だったりするので、毎回変えるっていうのも難しい。
でもできれば参加したい!興味ある!というメンバーもいて気持ち的は参加してほしい><
そういう時に、気軽に見れて参加しやすいというのが最大のメリットかなと。
決定権持ってる層にも共有しやすいですしね。

リアルタイムで見れる良さ
参加できなかったメンバー向けに、動画ここにアップしました!と共有しても、1h越えの動画見るって結構な労力ですよね。。。
自分だったら後回しにしちゃって、見ないかもしれないです、正直。
そんな時自席にいながら、しかも他の作業しながら別ウィンドウで見れるって結構デカイと思います。
音声だけ聞いてても気づけることって多々あると思いますし。
もちろん集中して見ることもできますし、離れたい時に離れられるのはユーザーテストやインタビューへの参加のハードルが下がってとてもいいんじゃないでしょうか。

大げさな機材やモニタリングシステムがなくてもできる
以前、THE GUILDさんのユーザーインタビューの勉強会でDMMさんではモニタリングシステムがイケてるらしく、やっぱ金なのかぁと思っていたんですが、私の会社がGoogle大活用していまして、社内講習会をこのHangoutで共有してたんですね。
大きい会議室がなく、社員全員が一つのスライドをみるってことができないので、Hangoutを使えば自席で講習受けられますよと。
で、試して見たら、これユーザーテストで使えるじゃん!となったわけです。

注意した方がいいところ

いいとこばかりではなく、注意点もあります。
録画している事やその意味を事前にちゃんと伝える
見られている事でプレッシャーを感じさせてしまわないよう、事前に意図と目的を伝えてから行うといいと思います。

環境に左右されることがある
今回ほとんどカフェ実施だったので、ポケットwifiを持って行きました。
ただ、場所によるのか、とあるカフェではポケットwifiは起動しているのに、ネットが繋がらない、繋がっても遅いなどがありました。
社内でやる場合はこういう問題はほとんどないと思うので、ここはリスクの一つですね。

PC内臓マイクではやはり限界はある
共有PCの前に座っている人の声は、そこそこうるさいカフェでも結構拾えるんですが、その隣や向かいに座る人だと、周りがうるさいとやっぱり拾いにくかったです。
外付けマイクとかはあってもいいかなぁと思いました。

Googleアカウントがある(作る)前提
私の場合はそもそも会社でGoogle激活用だったので、ハードルが低かったのもあるかもしれません。
Gmailは多いかもしれないですが、カレンダーとかは別のアプリ使ってる人もいそうですよね。
ちなみに私の会社では、GoogleカレンダーでMTGや休みの予定も共有しています。
関係者の予定が一目でわかるのでめちゃくちゃ便利です。

まとめ

やり方は本当にとても簡単だし、非参加メンバーが気軽に参加できるという点で共有ハードルも下がるしで、機材とかないから難しいって思ってるチームにはぜひオススメします。


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