見出し画像

大好きな人の、大好きな歌

Official髭男dism
私の大好きなアーティストです。
人生で初めてファンクラブに入ったくらい好きです。

好きな曲は本当にたくさんあるけど、
最近よく聴いてる曲を紹介します。

「コーヒーとシロップ」

社会の酸いや甘いを、コーヒーの苦さとシロップの甘さで表現しています。社会人といえば朝目を覚ますために飲むコーヒーを飲むみたいなイメージもありますよね。もうこの時点で秀逸なんですけど、この曲は俗に言うファイトソングでありながら、ただのファイトソングではないんです。

前向きな言葉をかけて元気づけてくれる訳では無い。ただひたすらに共感できる、そんな曲です。
同じ悩みを抱えてるのは自分だけじゃないと思わせてくれる。
悩みは「自分だけ、、」と思うから辛くなる。
「ひとりじゃない」と思えるだけで楽になる。

ボーカルのさとっちゃんは、銀行員として働きながらバンド活動と両立していた時代がありました。苦しい下積み時代と社会経験があるさとっちゃんの歌詞だからこそ、響くものがあります。

Bメロの「例えば…」からは自己の存在意義が分からなくなっている様子が皮肉めいた歌詞とともに伝わってきます。

サビからは、嫌なことはいつか終わる。それまで飲み込み続けてただやり過ごせばいい、と思いながら、いつかその理不尽たちを音楽という形で思い切りぶつけたいという強い気持ちが伝わってきます。

2番になると、苦しみは積もりに積もっていることが分かります。もはや麻痺して苦味(辛さ)さえ感じ無くなっています。

しかし、終わりにかけて、飲み続けた苦しみをいつか思い切り吐き出してやるという、音楽にかける思いが強くなっているように私には思えます。

曲が終わる直前の歌声は、吐き出すときがもう迫ってきていて、叫びのようにも聴こえます。

来年度から社会に飛び立つ身として、これからも大切に聴いていきたい曲のひとつです。

歌詞の通り、アーティストに専念してこうして楽曲としてぶつけてくれて、たくさんいい曲を書いてくれて、本当にありがとう。って伝えたい!

「コーヒーとシロップ」
ぜひ一度聴いてみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?