見出し画像

曽我部恵一「雨降りだからレコードのポップでも書こう」|なみなみのモノ#78

お店のモノを紹介する #なみなみのモノ #78 は #なみなみ選書 より『曽我部恵一「雨降りだからレコードのポップでも書こう」』です。

この本は、曽我部恵一さんが東京下北沢で経営する中古レコード店「PINK MOON RECORDS」の、店内のレコードにつけられている手書きのポップをレコードジャケットとともに掲載したZINEです。
すべて曽我部恵一さん自身によって書かれていて、小冊子のレイアウトやデザインも本人が手がけた内容になっています。味わいのある手書き文字と、自身のエピソードなどが綴られたポップからは、音楽への深い愛情がにじみ出ています。
「PINK MOON RECORDS」と、その1階にある「カレーの店・八月」に訪れた際に購入しました。

曽我部恵一さんはサニーデイ・サービスやソロでの活動のほか、レーベル「ROSE RECORDS」の運営や、レコードショップ、飲食店の経営など多岐にわたる活動をされていますが、今年2月に下北沢BONUS TRACKの大浪漫商店さんでのイベント出店の際には、同じく下北沢にあるカフェ「CITY COUNTRY CITY」へもお邪魔することができました。
その時には、あたたかな店内で読書しながらコーヒーを飲んだり、パスタを食べながら映像系の打合せをしている方々がいたり、友人同士でレコードをディグる人がいたり、思い思いに過ごすお客様たちの様子がとても文化的で、お店が生活の一部として存在していることが手に取るように分かり、自分たちのお店の目指したい空気感を改めて実感する機会となりました。

なみなみでも大浪漫商店のレコードやカセットテープなどを扱っており、作品のことがよくわかる帯もついているのですが、追加で私たちもポップをつけたいと思いながら、なかなか行動に移せずにいます。(今後、ポップがついていったら、間違いなく曽我部さんの影響です。)

多方面な活動の仕方にも触発され続けていますが、2011年に1回目のOTO TO TABIにご出演いただいた際、いろいろ至らない点もあっただろう私たちにあたたかく接していただいたことが非常に大きな出来事で、それがいままでの自分たちの活動を続けることができた原動力になりました。
そんな曽我部恵一さんが、しゃけ音楽会2022に「サニーデイ・サービス」にて出演します。いよいよ今週末、とても楽しみです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?