高部 大問

淡路島生まれ。高津高校、慶應義塾大学、中国留学を経てリクルートに就職。その後、多摩大学…

高部 大問

淡路島生まれ。高津高校、慶應義塾大学、中国留学を経てリクルートに就職。その後、多摩大学事務職員に転身。1年間の育児休業も踏まえ、教育現場のリアルを執筆・講演などで発信。著作『ドリーム・ハラスメント』、『夢想勒索』、『サステナビリティ時代の会社』※編著、『ファスト・カレッジ』。

マガジン

  • 新聞寄稿

    新聞に自主投稿させていただいた記事のまとめです。

  • 1年間の育休を経て

    1年間、育児休業(育休)を経験した男性として、また、一教育関係者として、感じてきたリアルを記しておかねばと思ったのです。

  • 不要論シリーズ

    大人になるにつれて、次から次へと「●●が必要」が降ってくる必要の雨霰。知識、学力、コミュ力、コンピテンシーetc...。私達は、全知全能のスーパーマンに出会ったことがあるでしょうか。 「それって本当に必要なの?」と一度❝不要論❞を立ち上げてみることで、その必要性や特性に迫れるかも知れません。 黄色だけずっと見つめていても黄色らしさは分からない。けれど、補色の青紫色を横に並べれば、黄色らしさが分かります。生きる意味を考えていても何も始まりませんが、死ぬ思いをした人は生きる意味を体得します。 私達が一度際まで行き切ってみたとき、見えてくるものがあるのではないでしょうか。 さあ、不要論シリーズのはじまりです。

  • ONE PIECEというキャリア教育

    『ONE PIECE』は、紙の漫画として産声を上げ、動きと色と音が与えられアニメとなり、歌舞伎など現実世界にも活躍の場を広げ、ギネス記録で海を渡る、世代も世界も超える共通言語(教養)です。  海を社会に見立てれば、海に出ることは社会に出ること。起業で自ら船出する人も、就職で出来合いの組織に乗船する人も、社会で生き抜くための羅針盤として、この作品は数多くのヒントを提供してくれます。  何よりも、正義をテーマに据えながら、「何れの正義にも少なくとも一理はある」という描写は、絶対的正義が不在の現実社会と極めて相似形であり、この作品を生き方の教科書として採用するに値する理由です。  進路選択・採用・転職・コミュニケーションなど、キャリアにまつわる様々な事柄を、『ONE PIECE』を下敷きに考えてみたいと思います。真面目なキャリア論よりも縮尺の小さな地図(社会の縮図)としてお楽しみ下さい。

  • ジブリというキャリア教育

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    • 【教育コラム】「ジョブ型雇用」は甘くない(日本経済新聞)

      日本経済新聞「私見卓見」掲載(2023.11.14) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD191ZF0Z11C23A0000000/

      • 【教育コラム】オンライン教育 是非は(読売新聞)

        読売新聞「気流」寄稿(2023.06.21)

        • 【教育コラム】大学受験に志望動機は有効か(日本経済新聞)

          日本経済新聞「私見卓見」寄稿(2022.11.17) https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66026280W2A111C2KE8000/

        • 固定された記事

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        • 新聞寄稿
          7本
        • 1年間の育休を経て
          4本
        • 不要論シリーズ
          3本
        • ONE PIECEというキャリア教育
          2本
        • ジブリというキャリア教育
          2本

        記事

          【教育コラム】異議あり大学入試に志望動機(産経新聞)

          産経新聞「談話室」寄稿(2022.11.10)

          【教育コラム】異議あり大学入試に志望動機(産経新聞)

          【教育コラム】確立風社会

          『現代思想』(青土社)2022年10月号「特集=大学は誰のものか」に寄稿しました([こちら](http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3728&status=published))。

          【教育コラム】確立風社会

          【教育コラム】就職活動という宝の社会的持ち腐れ

          昨今のシューカツ自体が無駄だという議論もありますが、今回はシューカツの勿体なさについて、アゴラに寄稿しました(こちら)。

          【教育コラム】就職活動という宝の社会的持ち腐れ

          【教育コラム】 キャリアの決定権を本人に返上せよ

          進路決定という人生の節目が、いかに当人以外によって決められてきたか、そしてそのことがいかに当たり前化していたかについて、アゴラに寄稿しました(こちら)。

          【教育コラム】 キャリアの決定権を本人に返上せよ

          【教育コラム】今、大学に求められているもの:大学は合意形成に汗を掻け

          物言わぬ消費者を相手にしがちなサービス業、大学。胡坐をかいていたその旧型組織が新型感染症によって揺さぶられ、存在意義を考えざるを得なくなった実態について、アゴラに寄稿しました(こちら)。

          【教育コラム】今、大学に求められているもの:大学は合意形成に汗を掻け

          【教育コラム】情報洪水に溺れる就活生

          企業や保護者が重視し、情報会社と教育関係者が勤しむ「情報提供」。知ることへの期待値の過剰な引き上げについて、アゴラに寄稿しました(こちら)。

          【教育コラム】情報洪水に溺れる就活生

          【教育コラム】最高学府こそ利他的であれ

          各大学の経営的には合理的な判断が、日本全体にもたらす教育的には不都合な実態について、アゴラに寄稿しました(こちら)。

          【教育コラム】最高学府こそ利他的であれ

          【教育コラム】競争だけで人材の質は高まるか

          大学の入学者獲得の実態と、その背後に隠れた優等生問題について、アゴラに寄稿しました(こちら)。

          【教育コラム】競争だけで人材の質は高まるか

          『ドリーム・ハラスメント』のその後

          拙著『ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち』(イースト・プレス)の刊行後に、各種メディアで取り上げていただいた「その後」をまとめました。     ※会員限定や購入者限定の記事も含まれます    ※取材・インタビュー・講演・執筆などの御依頼はオフィシャルサイトからお願いいたします ■NewsPicks|インタビュー(2020.06.26-28)【連載1】「ドリーム・ハラスメント」が若者を潰す 【連載2】「夢」という宗教は、なぜ廃れないのか 【連載3】子ども

          『ドリーム・ハラスメント』のその後

          【教育コラム】怖いのは「夢」の集団感染

          やりたいこと(夢)に苦しむ若者と、夢を強要する大人たち。そんなドリーム・ハラスメントについて、寄稿しました(こちら) ”ドリハラ”の実態・メカニズム・真犯人・処方箋については、拙著『ドリーム・ハラスメント』(イースト新書)に記しました。

          【教育コラム】怖いのは「夢」の集団感染

          【教育エッセイ】匂いで入社を決めた女子学生

          「なぜって、同じ匂いがしたからですよ」 私自身を含めて、学生から聞いた最初で最後の入社理由だ。仕事で進路相談に乗る毎日だが、匂いで進路を決めた大学生は彼女を除いて一人もいない。 商品やオフィスといったモノの匂いではなく、雰囲気という比喩的な意味での匂いでもない。彼女に入社を決意させたのは字面通りの匂いだった。最終面接までに出会った全てのヒトの。「会社はヒトで決めろ」とはいうものの、まさか「ヒトの匂い」で決めるとは。 彼女の言い分はこうだ。「一緒に働く人の匂いが合わない場

          【教育エッセイ】匂いで入社を決めた女子学生

          【教育エッセイ】名と体のかくれんぼ

          はじめに「名は体を表す」と言います。ラベルが先か、コンテンツが先か。そんな鶏卵論争にも触れながら、両者の攻防(かくれんぼ)に興じてみたいと思います。約1万4千字。分割読みでも結構。気長にお付き合いくださいませ。 〈1.命名作業に想う〉 名前とは、なぜ早期に決めねばならぬのだろうか。命名とは、既製品の中からそれらしい選択肢を、直感という耳触りが悪くないだけで実は非思索的な手立てによって選ぶだけの作業なのだろうか。 年の初め、第二子がこの世に生を受け、名前の最終検討段階に入っ

          【教育エッセイ】名と体のかくれんぼ