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小児消化器栄養ジャーナル早見表
ポジションステートメント
小児消化管疾患の管理におけるプレバイオティクス： 腸内細菌叢と修飾に関するESPGHAN特別利益グループのポジションペーパー

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jpn3.12134

Flavia Indrio, Ener Cagri Dinleyici, Roberto Berni Canani, Magnus Domellöf, Ruggiero Francavilla, Alfredo Guarino, Pedro Gutierrez Castrellon, Rok Orel, Silvia Salvatore, Chris H. P. Van den Akker, Zvi Weizman
初版発行：2024年1月25日
https://doi.org/10.1002/jpn3.12134
ESPGHAN Special Interest Group on Gut Microbiota & Modifications.
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について

要旨
プレバイオティクスは、宿主微生物によって選択的に利用され、健康上の利益をもたらす基質である。プロバイオティクスに比べ、小児におけるプレバイオティクスの研究は少ない。ほとんどの研究は、プレバイオティクスを添加した乳児用調製粉乳を用いて実施されているが、小児胃腸障害の予防や治療としてプレバイオティクスを添加補充した研究はほとんど報告されていない。本ポジションペーパーの目的は、小児の胃腸疾患におけるプレバイオティクス補充に関するエビデンスをまとめ、推奨を行うことである。推奨は、2023年1月1日までの発表に基づいている。European Society for Paediatric Gastroenterology Hepatology and Nutrition Special Interest Group on Gut Microbiota and Modifications（欧州小児消化器肝臓栄養学会腸内細菌叢と修飾に関する特別関心グループ）の範囲内では、前回の生物学的推奨と同様に、推奨には少なくとも2つのランダム化比較臨床試験が必要であった。プレバイオティクスが特定の転帰に有益であることを示す研究はいくつかあるが、小児の消化管疾患におけるプレバイオティクスの補給について積極的な推奨はできない。

ハイライト
知られていること
プレバイオティクスは、宿主微生物によって選択的に利用され、健康上の利益をもたらす基質である。

以前からプレバイオティクスの健康上の有益性が示唆されている。

新しい情報
早産児、小児疝痛、急性感染性下痢、ヘリコバクター・ピロリ感染、機能性便秘、炎症性腸疾患、セリアック病、アレルギー疾患における罹患を予防するためのプレバイオティクスの使用に関する推奨はできない。

過敏性腸症候群の小児では、医療提供者がサイリウムの補給を推奨することがある（推奨度は低い）。

小児および青年における特定の臨床症状に対して同じ種類のプレバイオティクスを使用するような、より多くのランダム化プラセボ対照試験が必要である。

利益相反声明
Flavia Indrioは、BioGaia社、Danone NNI社の諮問委員会メンバー、コンサルタント、および／または講演者として参加している。Ener Cagri Dinleyiciは、Biocodex社、BioGaia社、Nutricia社、Nestle Health Science社のアドバイザリーボードメンバー、コンサルタント、講演者として参加しています。クリス・H・P・ヴァン・デン・アッカーは、ネスレ栄養研究所、ニュートリシア・アーリー・ライフ・ニュートリション、バクスターから講演謝礼およびコンサルタント謝礼を受けている。残りの著者は利益相反がないことを表明している。

参考文献
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