タクロリムスと三酸化ヒ素を併用することで、抗再狭窄、血管内皮化促進、抗炎症の3つの作用を併せ持つ薬剤溶出性冠動脈ステントが得られる

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新しい技術とデバイスの医学
第21巻 2024年3月 100289号
タクロリムスと三酸化ヒ素を併用することで、抗再狭窄、血管内皮化促進、抗炎症の3つの作用を併せ持つ薬剤溶出性冠動脈ステントが得られる

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2590093524000055


著者リンク オーバーレイパネルを開くYaojia Zhang a 1, Hongchi Yu a 1, Li Deng a, Zhe Hou a, Jie Yang a, Fei Fang a, Michael Z. Miao b, Wenjun Li b, Xin Shen c, Dongyun Hao c, Xiaoyi Ma c, Lifeng Zhou c, Fugui He c, Xiaoheng Liu a
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https://doi.org/10.1016/j.medntd.2024.100289
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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
オープンアクセス
ハイライト

ATOとTACの相乗作用はVSMCの異常増殖を抑制する。

ATOとTACの併用は内皮の炎症を効果的に緩和する。

TACとATOの併用はECの遊走能と接着能を増強する。

要旨
現在の薬剤溶出ステント技術では、しばしば炎症を引き起こす血管平滑筋細胞の増殖を選択的に抑制することには限界があり、冠動脈疾患治療における革新的なアプローチが求められている。すなわち、三酸化二ヒ素(ATO)とタクロリムス(TAC)を組み合わせた、抗増殖、内皮化促進、抗炎症の3つの側面を併せ持つ血管ステント用スリー・イン・ワン・プラットフォームである。われわれの研究結果は、ATOとTACの相乗作用が、血管の異常な増殖を効果的に抑制することを示している。


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