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2024年パキスタン国民の祝日

2024 年が始まりました。パキスタンでは、2024 年度は、カシミール・デー、ミラド・ウン・ナビが土日絡みで3連休、イード・アル・フィトル、イード・アル・アドハーも3連休になり、パキスタンの皆さんは休暇を満喫できることでしょう。

この記事では、2024年度のパキスタン国民の祝日を紹介します。

2月5日 カシミール・デー
この日は、隣国との紛争の対象となっているジャンムー・カシミールの人々を支持し、パキスタンの団結を示し、紛争で犠牲になったカシミールの人々に敬意を表す日です。※2月5日以外にも 8月5日と10月27日もカシミール・デーがありますが祝日ではありません。

カシミール・デー

3月23日 パキスタン・デー
この日は、英領統治下であった全インド・ムスリム連盟によって、独立国家を求めるラホール決議(またはパキスタン決議)が採択された日です。パキスタン・イスラム共和国が建国され、パキスタンは世界初のイスラム共和国となりました。

パキスタン・デー

3月10日 ~ 4月9日 ラマダーン
祝日ではないですが、とても神聖な月です。イスラム暦の 9月を指し、この一ヶ月間は日の出から日没までの間、イスラム教徒は一切の飲食を断つことにより、空腹や自己犠牲を経験し、飢えた人や平等への共感を育むことを重視します。

ラマダーン

4月10・11・12日 イード・アル・フィトル
ラマダーン(断食月)明けの祝日で、2つあるイードの最初のイードです。ラマダーンの一ヶ月にわたる日の出から日没までの断食に終わりを告げ、新しい服を着て、親族どうしを訪問し、親族や友人へ贈り物をしてお祝いします。

イード・アル・フィトル

5月1日 勤労感謝の日
世界中で毎年祝われる、労働者のための日です。労働者と労働組合は街頭行進を行い、世界中の労働者との連帯を表します。

勤労感謝の日

6 月 17・18・19日 イード・アル・アドハー
この日は犠牲祭です。2つあるイードの2番目のイードで、イブラーヒームが息子のイスマーイールを唯一神アッラーへの犠牲として捧げようとした事を記念する日です。屠殺した羊や牛は皆で分け合い、家族やご近所でご馳走をふるまいます。

イード・アル・アドハー

7月16・17日 アーシューラー
イスラム教において宗教的に重要な日ですが、その意味合いはスンナ派とシーア派との間で大きく異なります。スンニ派イスラム教徒の中には、断食と宗教的儀式を行うこともあります。

アーシューラー

8月14日 独立記念日
この日は独立記念日です。1947 年 8 月14日、ムハンマド・アリ・ジンナー率いる全インド・ムスリム連盟が主導し、英領統治時代の終結を受けて、パキスタンが主権国家と宣言された日です。人々は、パキスタンの国旗の色である緑色のドレスや装飾をしてお祝いします。

独立記念日

9月16日 ミラド・ウン・ナビ
この日は預言者ムハンマドの誕生日です。この日は預言者ムハンマドの教えを思い出し、特別な祈りを捧げます。この日を祝うためにご馳走を用意し、建物や住居はきらびやかな電飾で飾られます。

ミラド・ウン・ナビ

11月9日 イクバール・デー
この日はムハンマド・イクバールの誕生日です。ムスリム詩人であり哲学者でもあるイクバルは、英領インドに住むムスリムがインドとは別の独立国家を建設することを提案し、これによりパキスタンとして独立の道に結実しました。

イクバール・デー

12月25日 カーイデ・アーザム・デー
この日は、建国の父ムハンマド・アリー・ジンナーの誕生日です。ジンナーは、独立パキスタンの初代総督で、パキスタンでは、最も偉大な指導者の意味で「カーイデ・アーザム」と呼ばれています。

カーイデ・アーザム・デー