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彼らと共に歩いてきた一年間

 お久しぶりです、柚那です。
 前回はMZMについて書きましたが、今回は私のVtuberの原点であるにじさんじSEEDs1期生のお話をしたいと思います。


1:初めに

 先日8月25日にこのnoteの主題となる「SEEDs24h」が開催から1年経ちました。この時点では「おめでたい」「懐かしいな」と思うだけで記事を書こうとは思っていませんでした。
 しかしとある記事を読んで私も気持ちをぶつけたい!と思い文章を書くことを決めました。

これがその記事です。皆さんに読んでほしい。
https://note.mu/suima97/n/n47800db4e8dd

 なので8月25日からは遅れてしまいましたし、所謂2番煎じに感じるかもしれません。それでも良いのであれば、私から彼らへの"手紙"を読んでいただけたら嬉しいです。


2:にじさんじSEEDs1期生とは

 まずにじさんじSEEDs1期生って誰?と思っている人もいると思います。
 彼ら、彼女らは月ノ美兎率いるにじさんじから6月5日にデビューした13人のバーチャルライバーです。

 今でこそグループが統合され、にじさんじという形になっていますが、彼らは元々チャレンジ枠としてデビューしました。
 チャレンジ枠とはそれぞれがやりたい事を行い、ある程度時間が経ったら他のグループへ移籍することです。更に彼らの1番の重しとなっていたのは、にじさんじを築き上げてきた先輩方とコラボが出来ないというものでした。(先輩から誘うのは可)

 そんな逆境の中でSEEDsのメンバーであり、率先して企画を立ち上げてきた緑仙SEEDs24h」を開催することを決めました。


2.5:メンバーについて

 SEEDsのメンバー全員紹介したかったけど、13人もいて大ボリュームになるので名前とリンクだけ。気になったらチェックしてみてください。

安土桃

出雲霞

卯月コウ

海夜叉神(卒業)

シスター・クレア

鈴木勝

ドーラ

轟京子

名伽尾アズマ(卒業)

八朔ゆず(卒業)

花畑チャイカ

社築

緑仙


3:私とSEEDsの出会い

 ここで私が彼らと出会った経緯をお話ししたいと思います。

 まずにじさんじを知ったきっかけは学生時代の友人でした。彼女はにじさんじ1期生のファンで、特にRSKをよく見ていました。彼女のツイートを見ながら「こんな人達がいるんだ」と最初のうちはスルーしていた毎日。

 そんな中、にじさんじの配信を見るきっかけとなった大型コラボが8月8日に行われました。録画を合わせると、にじさんじ1期生と2期生全員が集まった「おすしたべる!コラボ!よ!!」です。

 これは私が知る限りでは、にじさんじの中で1番最初の大型コラボだったはずです。(違っていたらすみません)
 友人にこの子が誰、この子は誰、と丁寧に教えてもらいました。ただ私が一目惚れするビジュアルの子がいず、若干流しながら見ていました。

 そんな時、ふと思い出したのが友人の推しでもあったにじさんじゲーマーズの叶くんでした。
 友人になぜ彼はいないのか聞くと、ゲーマーズSEEDsVOIZもいるからだと知りました。ゲーマーズは殆ど叶くん一強で、VOIZもほぼ休止状態。私はSEEDsのメンバーを検索してみることにしました。

 そして見つけたのが緑仙でした。
 まずとにかく顔が良い。次に声が良い。やっぱり顔が良い。Twitterにのせていた歌動画を聴いて、好きになるのに時間は必要ありませんでした。
 次に霞ちゃんの歌動画や、京子のイラスト。そしてOD組OTNといったグループを見つけ、完全にSEEDs1期生のことが大好きになっていました。

 そしてきたる8月24日、25日に「SEEDs24h」が開催されることになりました。


4:SEEDs24h

 2018年8月24日から25日にかけて「SEEDs24h」が開催されました。

 「SEEDs24h」はSEEDs1期生13人が企画、進行、出演の全てを自分たちで行ったものです。
 デビューしてたった2ヶ月で完璧な配信にはどれだけ頑張ってもならないと思います。しかも13人いう大人数で、24時間ぶっ通しなら尚更です。
 しかも今回の企画で初めて絡むライバーが殆どでした。みんな最初は手探り状態で、画質や音質もお世辞にもいいとは言えませんでした。

 それでも楽しかったし、幸せな時間でした。

 開催までのカウントダウンから始まり、1番初めのOPは画面に13人全員が揃っていて、その時点で思わず泣きそうになりました。
 そしてOD組とOTNのクイズ対決から始まり、数々の伝説を生んだSEEDsブサイク。フルエンジンの出張OTNコラボや、笑いと感動に溢れたエモ選手権。忘れてはいけないOD組の夏休みに、緑仙とクレアさんのオフコラボ料理配信。笑いすぎて疲れた笑ってはいけない、最後に放課後

 今でも全てのシーンを鮮明に思い出すことが出来ます。もう全てのアーカイブを見返すことは出来ませんが、気になったものを1つでも見ていただけたらnoteを書いた甲斐があります。

 何より忘れてはいけないのが、13人で歌った「Connecting」

 この時点で大人数で歌っているのといえば、1期生の「Mr.Music」だけ。流石に13人は無理だろうな、と思っていたところで不意打ちの歌に完全に涙腺が壊れていました。
 「Connecting」のクレジットを見れば分かるのですが、緑仙が企画・運営の7~8割を担っていました。そんな緑仙が振り返り配信で言った「誰も嫌いになりたくなかったから、誰も頼れなかった」は今でも心に残っています。

 アーカイブを見る暇がなくても、どうか「C onnecting」だけは聞いていただきたい。
 私は今でもコウから緑仙への繋ぎの部分で必ず泣いています。歌詞がズルすぎる。


5:シェアハウスとSEEDsマフィア

 それから約3ヶ月。とある企画がアズマ主催で行われました。
 それが「SEEDsシェアハウス」。内容は2億円(?)当てたから13人全員で同じ家に住みその様子を放送する、というものです。
 要約するとダラダラと会話している様子を配信する企画でした。
 これは卒業したアズマのチャンネルで行われたものなので、もうアーカイブは残っていません。本当に悲しくて仕方がない。

 前述の通りアズマのチャンネルで行われたので、彼女視点で部屋や人物紹介が行われました。
 順番はグチャグチャですが、桃からの置き手紙に、路上でライブするとあるSEEDs2期生。緑仙とゆずの作ったチャイカの煮込みや、コウと後輩による江口ゲームトークなど。挙げだしたらキリがないほどツッコミどころが満載でした。
 個人的に勝くんのチャンネルで行われた「屋根裏男子(?)会議」がとても好きです。これはアーカイブが残っているので是非。


 そして更に1ヶ月が経ち、緑仙・社・勝くん・京子の4人主体である企画が立ち上がりました。
 お遊戯会と名目を打ちながら、立派な舞台で声劇を行なった「SEEDsマフィア」。これは予告編・本編・舞台裏含めて全て視聴可能です。全部合わせて2時間もないので本当に見て欲しい。
 下は作ったリストです。よければ活用して下さい。

 「SEEDsマフィア」の何が凄いかと言えば、企画・運営・台本・音響・美術を全て彼らだけで行なったのはもちろん、生放送の一発本番で声劇を成し遂げたことです。音響トラブルもありましたがお互いが助け合い、感動する作品になっていました。
 世界観はもちろんですが、それぞれの演技力、そしてストーリーへの引き込み。最後には鳥肌すら立っていました。


 彼らはチャレンジ枠だと言われ、としての意味を持つSEEDsと名付けられました。(これは憶測に過ぎませんが)
 沢山の壁が立ちはだかる中、彼らは自分たちの力で壁を壊しを咲かせました。その結果、統合までの半年間、彼らは他のグループへ移籍することなくSEEDsとして活動を続けていました。


6:それから

 12月ににじさんじは全てのグループを統合しました。
 今までSEEDsとしての企画が多かった彼らですが、実質SEEDsとしての枠組みがなくなったため、それも少なくなりました。もちろん絡みが減ったわけではありませんし、むしろ今でも皆仲良いです。
 最初は辛かったし、怒ったし、悲しみました。でも彼らが納得していて、楽しく活動を続けられているならいいと思えました。

 そんな時、転機となったのが4月の海夜叉神の卒業でした。
 1月に黄泉波咲夜様が顕現した頃から予兆はありましたが、卒業はしないだろうと高を括っていました。
 ですが海夜叉様は過去に戻るため、ライバーとしての活動は続けることは不可能となり卒業しました。

 前回のノートにも書きましたが、私はこの春から社会人となり実生活が忙しく、ほんの少し精神が不安定でした。
 そこに大好きな推しの卒業が重なり、本当に涙が止まりませんでした。
 何より「SEEDsは誰も欠けない、ずっと13人なんだ」と思い込んでいた自分がいました。生きている限り絶対なんてあり得るはずがないのに。

 どうにか立ち直り1ヶ月経とうとしたある日、八朔ゆずも5月中に卒業することを発表しました。
 彼女の引退した理由は分かりませんが、忙しかったことは配信頻度から察していました。
 最後の配信でも彼女は変わらず笑っていて。最後には「またね!」とこれが別れじゃないんだと言ってくれたかの様な挨拶で配信が締められました。

 そして5月中旬、ゆずと仲が良くOTNを作り上げたアズマも卒業することを宣言しました。
 彼女は家族と共に外国へ行くこととなり、環境的に配信を続けることが難しくなり卒業を決めました。
 最後の配信まで約2週間あったため、彼女は出来る時間を全て使い沢山の人とコラボしました。それが本当に嬉しかったし、同時に最後なんだと思い知らされました。
 最後の配信は彼女も「またね」で締め、そのままアーカイブが全て非公開になりました。が、引退したのにも関わらず他の人のチャンネルに声だけ出演し、やっぱりアズマだなと皆で笑っていました。

 現在にじさんじで活動しているSEEDs1期生は10人となりました。
 緑仙はその高い企画力で先輩後輩問わず色んな人と大型コラボを組んでいます。霞ちゃん勝くんもそれぞれの世界観でストーリーを展開させ、沢山の人を魅了させています。ドーラ様は、ゲーマーズだった本間ひまわり葛葉の4人でド葛本社という家族ユニットを組み、オフミーティング開催も叶えました。クレアさんも毎朝の動画投稿を続け、リスナーに癒しを届けています。チャイカ京子コウもそれぞれの根強いファンがいて、今も頑張って活動しています。
(ちなみに私はドーラ様、桃推しです。両極端と言われがち)


7:最後に

 どれだけ後悔しようが、責めようが、泣こうが、13人揃っていない状態であの夏は戻ってきません。だからこそ尊くて愛しい時間に思えるのでしょう。
 1年前と比べ私も忙しくなりほとんど彼らを追えていませんが、今でも大好きで時間があれば放送を覗いています。
 これからも13人揃ってSEEDs1期生です。それだけは変わらないし、変わらせません。
 種が花になったこれからが彼らの新たな一歩だから。私は応援し続けます。

柚那

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