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18.2024,2/17.自分でワイヤーカットしてみた。

まずは前回の記事を読んで頂きたい。

そう。
ようやく下の歯にブラケット&ワイヤーが装着されたその夜。

早速、右下一番奥のブラケットが外れ
ワイヤーが飛び出した状態となった。

その日はどうしようもなく、そのまま放置して寝たが次の日早速悩んだ。

H矯正歯科に連絡して、やり直してもらいに行ってもいいけど何せ片道車で1時間かかるし…

しかも、担当のRさんからあらかじめ
「もし外れてワイヤーが気になったら自分で出来るなら爪切りとかでカットしていいですよ〜」
と言われていた。


爪切り。ある。
むしろ私は色々自分で作ったりするので
ちゃんとしたニッパーを持っている。
(歯科用ではないけども。)

よし。自分で切ろう!!

ニッパーを消毒用アルコールで消毒し
鏡を設置。自分の頭にはヘッドライトを装着。

さぁ、準備は整った!
いざ!


心の準備が整っていなかった。
もう一度よくよく鏡でチェック。

ニッパーを飛び出したワイヤーの所まで
口の中に入れてみた。

手が震え出した。
もし…まかり間違って歯茎をカットしてしまったら…歯茎から大量出血して、それ見て気絶して…

いたらん想像をしてしまい
手の震えに加え、脂汗まで滲んできた。


(やっぱりH矯正歯科に行ってカットしてもらおうかな…。) 非常に心は揺れた。


"何言ってんだ馬鹿野郎!
お前は器用なアーティストではないか!!"


突如、心の中にもう一人の強い自分が現れた。

はっ!
そうだ…私は器用なアーティスト…

自分を奮い立たせ、心臓はバクバクしてたが
心と頭の中を瞑想状態に持っていき落ち着かせた。


いざ…!!!!!


ちょ…ちょきんっ…!


カットされた先っぽが、私の口の中を飛ぶ様子が
スローモーションで見えた。
すかさずニッパーを持った反対の手(左手)で拾い口の中から放り出した。

できた…
手術は成功したのだ…!!!

自分の中の弱い自分と強い自分が
抱き合ってガッツポーズをとっていた。

手はまだ震えていたが、非常にホッとした…。
いやぁ…こ、こわかった…。


医療関係者の方からしたら
この上なくチッポケな出来事でしょう。
だけど私にとっては一大事だった(笑)。

でもお陰様でまたひとつ成長できたような
強くなったような清々しい気分になれたのだった。

そんな、ワイヤー矯正初期の出来事。











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