【ストグラ】12/24 ALLINとMOZUとの会談が面白かったという話

12/24のALLINとMOZUの話し合いが各々の視点で色々な面白さを含んでいたので、共有したかったというのが本題です。
ここからの内容は私の考えの部分が多いので、ストグラをこうやって考えて楽しんでるやつもいるんだなという目で見て貰えれば幸いです。
※内容は多視点の情報が混ざりますのでネタバレとなる部分もあるかと思います。注意してお読みください。


今回ALLIN側で交渉をメインに行ったのは千代田ヨウさん。終始スタンスを崩さず強気にヴァンダーマ―に対峙したという点だけでも彼の強さが伺えてとても見ごたえがあったと思います。
そんなALLINの思惑としては「3億と千錠」を得る、減額はしない。それが破断したら抗争に持っていって島を取ってやろう。というのが会談前までに内々で描いていたシナリオでした。

対するMOZUは交渉に今まで不在であったボスのヴァンダーマ―さん。本人不在であった時に決定していた「3億と千錠」の支払いに納得がいかないと、決定を覆す姿勢で交渉にあたりました。

ヴァンさんが納得がいっていないという点は、価格の部分よりも「ALL
ALLINが1億では足りないと難色を示した」点が大きいと考えています。
件の精製所はMOZUの領土を貸していたという認識であったり、今までALLINが爆発を起こしたり警察に踏み込まれたりなどを容認していた(実際は気にもしていなかった)という状況に、半グレが爆発を起こすかもしれないという仮定の話で価格のつり上げを吹っかけてきたのは、如何なものか?という部分をひっくるめて3億千錠は「高い」と形容していたように思います。そのような不満点があるためヴァンさんとしては断固としてこの条件にOKは出せないという動きに出たようです。
(加えて部下の一部としても値段に不満があったため、ヴァンさんとしては引き下がれない思いが強まった可能性があります)

会談自体は提示を曲げないチヨに対して、ヴァンさんが色々な方向で強固な姿勢を取る意思を探る動きや、提示を覆すためのフックを探すやり取りが続きます。
途中ヴァンさんが部下の命を差し出すという案をテーブルに乗せたのは実にMOZUらしいものであったと思います。
システム的にはキャラ1人をダウンさせるだけで何で3億千錠に釣り合うのか?という見かたもありますが、ストーリーの紡ぎ方でその点は大きく変わる物でもあります。ギャング間のやり取りでもストーリーとしてキャラを殺すという選択を取る場面は最近ではほとんどありません。3億という安い金よりも、相手組織の人間を殺すに至ったストーリーを持てることは場合によっては組織として大きな箔となりえるものでもあります。
ヴァンさんが時折「私はこの街でおそらく人を殺した唯一の人間だ」というような事を語る場面があり、これがヴァンさんのストーリーの大きな一部でもあるように、ダウンとキャラエンドという違いはあっても、人を殺すというストーリーは大きな意味を持てたのではと考えられます。

会談の中盤でALLINの目的が提示を破綻させたのちに抗争に持っていきたいという意図がMOZU側に伝わりますが、ヴァンさんは抗争はしないという姿勢を見せます。
この部分で抗争に対してALLINとMOZU側で認識の違いがあるように感じました。
ALLINは抗争になればエリアをとりに行く戦いができると踏んでるように思います。決裂した場合でも相手エリアを塗りにいく算段だったと思います。
しかし、MOZUとしては交渉が決裂した場合の抗争はテーブルに上るのは「3億千錠を払うか、払わないか」というものであり、抗争に勝っても得られるものは特にないとくれば、抗争を突っぱねても結果は変わらない為、抗争しないという選択を行っていました。
追加すると、ヴァンさんは少なくとも謝罪しなければいけない部分があるというのも分かっており、上記の内容では手を出すことは道理に反するのでできないとも考えています。
ですので、抗争を拒否した後に攻め入られても「無抵抗」の姿勢を取るしかないと考えていました。
(ALLINは「抗争で島を取る」と考え、MOZUは「抗争で今回の件の終着点を決める」という差があったように思います)

ここまで押し切ったチヨは本当に頑張っていたなとただただ関心してしまいます。しかし、万能とはやはり行かないのも事実です。
今回の会談でもし「抗争」の選択肢を出すのは本来であればMOZU側からであるのが正しいものではありました。ヴァンさんの思考的にこの選択肢を取ることは無かったですが、今回の提案を全部覆す事をマストとするのであれば、抗争でワンチャン反故に出来る可能性に賭けて提案するルートもアリはしました。
チヨが「抗争」のカードを正しく切るためには今回の一件とは別の物として抗争を行う必要があったかと思います。
落し所としては「最初の提案の1億にプラスして抗争の機会を設ける」という提案をギリギリまでねばった後に出せればMOZUへの友好関係を捨てずに事を進める事も可能であったかもしれません。憶測です!
この場合の抗争の提案であれば、今回の件を収束させたのちの話になるのでエリアを掛けた抗争に持っていくことも可能であったでしょう。
ヴァンさんが会話中で「欲しいのは金か?」などの探りを入れた点や、今回の一件を「別の形で収束させる提案」は、もしかしたらチヨをこの落し所に誘導したいがための物でもあったのかもしれません。
後程ヴァンさんが会談の結果は私の落ち度でもあったというような事を語っていますが、もしかしたらこの終着点に導いてやれなかったというような思いもあったのかもしれない。あったらいいなと思う観測者です。

後程6億の支払いと抗争の延期に持っていきますが、ヴァンさんとしてはこれにより「3億千錠」という取り決めを一旦反故に出来たというのが大きかったように思います。納得のいかない答えをひっくり返したという点ではヴァンさんの評価が上がった部分ではあります。
要求物を払っておしまいに出来た場面で意思を突き通した部分を大きく評価した観測者も多かったと思います。
逆にチヨに関しても終始取っていた姿勢は本当に素晴らしい点であり、この度胸は今後良いストーリーに繋がるものであったと思う観測者も多かったでしょう。さらに要求内容より高い金額を得る事ができ、更に抗争まで持って行けたことは素晴らしい点です。

交渉事を勝ち負けで見てしまいがちですが、両社とも満足できる素晴らしいドラマのある場面だったかと思います。
そしてこの対談はMOZUに付き添った坂柳陣平にも大きな余波を与えていました。
「1度決めた取り決めをごね続けるのは格好がつかない!」この思いを陣平はボスに対して抱え続けており、全くその通りであるとも言えます。
価値観の違いに陣平は悩んでいるようでしたが、それだけでは無く持っている情報の差(MOZUがALLINに譲歩してきた事柄等)を加味すれば思考はボスに近くなるんではと一観測者は考えています。

ストグラのギャング間の抗争までには舌戦というフェーズも一つの醍醐味として存在します。ALLINは武闘派という側面が強いですが、今回の舌戦はとてもストグラ的なものであって、ALLINの存在に厚みを増すものであったと思います。今後の展開にとても期待したいです。

余談ですが、GBCとは抗争が行えないという定説?ですが、これはマクドナルドさんの舌戦が壮絶すぎて抗争というフェーズに辿り着けないという部分が大きく、見かたによってはGBCの勝ちを意味していると思います。
古参のギャングはGBCに武力で勝てる分、対等にある為にも「舌戦でGBCに勝つ」というフェーズを重視しているように感じます。
是非マックさんとLWGPの山本さんが会談した場面を見てほしい。まさに会話ではなく戦いであったというのが見て取れると思います。

とても魅力的なクリスマスプレゼントで観測者はとても満足しています。
どうか参加者の方々には年末年始ゆっくり過ごしてほしいです。

と思いきやヴァンダーマ―は夢の仕事を閉めたり、忘年会だったり、年始のライブだったりと、年末年始のイン率の低下は免れ無さそうで、今回の会談はキャラとして反対のスタンスでありながらも年末に遺恨は残せないという夢の事情に苛まれていたんだろうなと、終わった後の悲鳴から感じ取れました。頑張ってください…。ほんとに。

今回の文面は参加者の方に対し否定的な感情を持って書いた意図は全くなく、全ての参加者に敬意と称賛をもっております。
つたない文章であるため、もし否定的な側面を感じられる方がおられましたら謝罪致します。

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